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ルドルフに襲われてから8人は少しのお休みをもらって仕事に復帰していた。
ボロボロになった8人とスタジオを見て驚かれてしまったが気を使ってくださった。
まだ傷は完治した訳ではないがいつまでも休んでいるのは申し訳ない。
だが佐久間がいない今、グループでの活動はお休みしている。
8人は個人仕事やYouTubeやラジオなど複数人での仕事を中心に仕事をしていた。
それでもマネージャーや事務所の人たちはまだ万全ではない体調を考慮してスケジュールを調整してくれていて以前程の忙しさは無くなっていた。
❤️『お疲れ様、翔太。』
💙『ああ。お疲れ。』
そして今日もメンバーそれぞれの仕事で渡辺と宮舘は一緒の仕事。
❤️『身体はどう?』
💙『大丈夫だ。涼太こそ、自分の心配しろよ?俺たちのことを気にしてくれているのは有難いけど。』
❤️『ああ。分かってる。』
あの日以来ルドルフは勿論、佐久間の姿は見ていないが再び化け物たちは襲ってきていた。
8人は完治していない身体で戦っていた。
❤️『····翔太、大丈夫か?』
💙『·····え?なにが?』
平然を装ってはいるものの、渡辺の様子がいつもと違うことを宮舘は感じていた。
一緒に戦っていた時にいつもなら容赦なく敵を倒していたはずなのに控えめで無口だった。
メンバーに弄られていつもならうるせぇ!とか言うはずなのに少しやめろ!って大きな声を出すだけ···。
だがそれは渡辺だけじゃない。
岩本と深澤の言葉に立ち直ったがやはり闇の強さに自信を無くしているメンバーが多かった。
❤️『⋯怖いんだよね?』
💙『····················!』
図星だったのか宮舘の言葉に驚いて大きく目を開いた渡辺。
💙『⋯なんで⋯』
❤️『分かるよ。何年の付き合いだと思ってるの?笑』
💙『⋯敵わないな、涼太には⋯』
❤️『それはお互いにね。それに俺以外のみんなも気がついていると思うよ。翔太の気持ちを理解して何も言わないだけで。』
💙『⋯だろうな⋯。』
楽屋のソファに座りながら俯いた渡辺は静かに言葉を紡ぎ出した。
💙『⋯頭では分かってるはずなんだけどやっぱり怖い。俺は奴に、ルドルフに何も出来なかった。油断していた訳じゃないけど強くなったと思っていたしもっと戦えるって思ってた。けど結果はこんなにボロボロになって···佐久間を連れて行かれて····。』
震える声で泣きそうになりながら本音を語る幼なじみをじっと真剣に見つめていた宮舘は渡辺の元に近寄ってゆっくりと話し出した。
❤️『俺も翔太と同じ気持ちだ。怖いよ。闇の強さを実感して。···そして次に会う佐久間はどんな姿になってるんだろうって考えたら。』
💙『···そうなのか。···見えなかったよ⋯落ち着いてたから···。』
❤️『こう見えてもね?だけど照とふっかも言ってたけど俺たちは別に1人で戦ってる訳じゃないから。そう考えたら気持ちが軽くなってきた。常に隣に居てくれる仲間が8人も居てくれるんだ。こんなに心強い事はない。今は8人だけど9人で一緒に強くなろうよ。』
💙『·····9人⋯で···。』
宮舘の言葉を聞いて渡辺は以前能力を必死に鍛えていた頃の事を思い出した。
世界を守る為に頑張って特訓して今では逆に能力を使わずとも化け物は倒せるようになった。
その間どれ程闇に傷つけられようとも決して心は折れなかった。
それは仲間がいたからだ。
一緒に強くなって世界を守ろうと誓い合った9人がいるから。
💙『···なんで···忘れてたんだろうな···。』
❤️『···仕方ないよ。···自信が無くなったら···。』
💙『でも気持ちが軽くなったわ。サンキュー涼太!』
❤️『それは良かった。』
立ち上がった渡辺は目の前にいる宮舘に右手の拳を突き出した。
❤️『翔太?』
💙『···必ず···助けような。···佐久間のこと。そして闇も滅ぼそう···!』
❤️『ふっ。ああ!』
宮舘も拳を突き出して渡辺と合わせた。
💙❤️『·························!』
その時嫌な気配···闇の気配を感じた2人。
スタッフ『お二人とも近くのスタジオで怪物が暴れています!逃げてください!』
スタッフさんからの言葉を聞いて闇が襲ってきたと確信した2人。
💙『···来やがったか。』
❤️『···それにこの気配···いつもとは違う奴も居る。』
💙『···ああ。分かってる。···それに阿部ちゃんが···。』
❤️『うん。行こう。』
ルドルフ程ではないが強い闇の気配を感じた2人。
そして2人の現場の近くには阿部が1人でクイズ番組の収録をしている。
スタッフさんに先に逃げて欲しいと声をかけて2人は怪物が暴れている場所へと向かって行った。