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続き書きます
今回はジヨンがスンリの誕生日をサプライズで祝う話です
「夜明けのコンビニ」主役はお前だけ
12月12日スンリの誕生日当日
本人はというと、収録や打ち合わせ、撮影まで詰まったスケジュールに追われていた。
🐼「なんで俺の誕生日に、こんなに仕事……」
スタッフに文句を言いながらも、どこか“誰か”からの連絡を期待していた。
けれど——
ジヨンからは、朝も昼も何の連絡もない。
🐼(……ヒョン、忘れてんの?)
思わずスマホを睨んでしまう。
SNSにも、ジヨンの投稿は一切ない。
🐼(いや、あの人が俺の誕生日忘れるわけない。てことは……)
そう思っていた矢先、夜。
スケジュールを終えたスンリが車で帰宅すると、自宅マンションの前で黒いキャップを被った男が手を振っていた。
🐼「……え?」
🐲「サプライズ1:迎えに来る彼氏」
ジヨンだった。
サングラスとマスク越しでもわかる、彼の声と空気。
🐼「ヒョン、なにして——」
🐲「もうすぐ日が変わるから。お前を“主役にする時間”が足りない」
そう言って、無理やりスンリの手を取って車に乗せた。
たどり着いたのは、静かなビーチ沿いのヴィラ。
ジヨンが「予約、1ヶ月前からしてた」と言って得意げに言う。
部屋に入ると、
テーブルには控えめなキャンドルと、2人分のディナーセット。
そして壁には、小さな手書きのガーランドがかけられていた。
“Happy Seungri Day”
🐼「……手作り?」
🐲「ん。恥ずかしいけど、俺なりにがんばった」
スンリはもう、何も言えなかった。
ただ、黙ってジヨンの腕に飛び込む。
🐼「……ヒョン、ズルい」
🐲「うん、今日はズルくていい。お前を喜ばせるための日だから」
🐼「……世界で一番好き」
🐲「知ってる。でも今日だけは、俺のほうがたぶん上」
ジヨンが持っていた小さな箱をスンリに渡す。
中にはペアのリング。
🐲「片方は俺の。だから、お前もつけて」
🐼「これ、誕生日にするプレゼントのレベルじゃない」
🐲「……本当はずっと前から、こうやって“形にする”って決めてた」
スンリは無言でうなずき、指輪を指にはめた。
ジヨンも、そっと自分の指にリングを重ねる。
そのあと、2人はキャンドルの明かりだけで静かに食事をした。
——何を話すでもなく、
ただそこにいるだけで満たされる。
夜が深くなるほど、2人の距離は近づき、
ソファの上、スンリはジヨンの肩にもたれながら目を細めた。
🐼「こんな誕生日、……知らなかった」
🐲「来年もするよ。毎年更新してく。お前が“こんなの初めて”って言えるように」
🐼「……俺、来年まで待てないかも」
🐲「じゃあ……今日、いっぱい好きって言わせて?」
そのあと交わされたキスも、言葉も、笑いも、
すべてが「おめでとう」の中に込められていた。
——そして、夜が明ける前。
ジヨンはスンリの耳元で、そっとささやいた。
🐲「今日生まれてくれて、ありがとう。
俺の世界に来てくれて、本当にありがとう」
スンリは泣きそうになるのを、ぎりぎりのところで抑えながら、
ジヨンの胸に、しがみついた。
結構良い感じに書けた‼️
てか毎回文字数やばい(今回1200文字)
みんな長々しい話を読んでくれてありがとう
リクエスト募集してます
じゃあね