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ある朝
(ラウール)「ふわぁ……」
(ラウール)「……」
トントントン……
(母)「うーん……」
(ラウール)「どうしたのお母さん」
(母)「あ、まいおはよう」
(母)「今朝から変な手紙が届いて来てね」
(ラウール)「手紙?」
(母)「それに送り主がない。」
(ラウール)「へぇ……」
(ラウール)「中身は?」
(母)「なんだか怖いから読まない。」
(ラウール)「俺が読むよ」
(ラウール)「貸して」
(ラウール)「……」
ガサガサ……
(ラウール)「中身だ。なんだろう」
拝啓親愛なる幼なじみへ
おはよう
久しぶりね
ところで今、何してるのかしら?
私がいなくなってからどうしてるかしら?
泣いていないかな?
とまぁ、そんなことは置いといて。
早速、本題よ。
私は別の場所に元気で過ごしているわ。
あの日から1年に経ってしまったけど、
向こうにはまだ帰れないまま。
私はこっちでやるべきことがあるの。
それを終えてから行くわ。
じゃ、何かあったらまた連絡するわ。
元気でね。
帰郷千衣沙
(ラウール)「千衣沙……?」
(母)「千衣沙ちゃんからなの?」
(ラウール)「……」
(母)「よかった……とにかく無事でいることは分かった。まい、良かったわね。」
(ラウール)「……」
ぽろぽろ……
(ラウール)「千衣沙……」
(ラウール)「本当に良かった……」
(ラウール)「ぐずっ……」
(母)「本当に良かったわね」
(ラウール)「……とにかく安否はわかった。」
(ラウール)「メンパーにも伝えないと……」
(岩本照)「ええ!」
(深澤辰哉)「それって、まじ?」
(ラウール)「ああ」
(阿部亮平)「とにかく無事で良かった。」
(渡辺翔太)「良かったよ……」
(宮舘涼太)「とりあえず大丈夫そう」
(佐久間大介)「良かったよー!」
(向井康二)「千衣沙さんの字だな」
(目黒蓮)「ああ、間違いない。」
(ラウール)「千衣沙にはまだ帰れない。」
(ラウール)「やるべきことがあるんだって」
(岩本照)「……」
(岩本照)「千衣沙さんはなぜ空を飛べたんだ?」
(佐久間大介)「あ、たしかに!」
(岩本照)「普通なら出来ないはずなのに」
(ラウール)「そう、それだ」
(ラウール)「俺も疑問だと思ったんだよ」
(目黒蓮)「……」
(向井康二)「俺たちって、千衣沙さんのことをまだ何も知らないんだな……」
(深澤辰哉)「ああ……」
(阿部亮平)「これから知ればいい」
(渡辺翔太)「うん」
(ラウール)「何かあったらまた連絡する」
(阿部亮平)「分かった。」