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「な、なんで?」
「やだ!!やめてくれ!」
ここはどこだ。
目を覚ました直後、そう思った。
さっきまで俺は何をしていたのか思い出そうとしたが覚えていない。
ここは屋内で少々薄暗い、その情報しか今は分からないのだ。
なので少し辺りを探索しようと俺は立とうとする。
ジャラッ
「、、、は?」
「おいおい、、マジかよこれ、、、」
ああ、現実は悲しい。
俺の足に鎖がある。
外すことは出来ないし硬すぎるから壊せない。
なんなら鎖が重たくて動かすことすら難しい。
つまり、一言でいえば最悪だ。
キイィィ
「、、、ん?」
急にある方向から音がした。
音の性質的に扉が開いたのだろう。
つまり、誰かが来たのだ。
誰が来るのか分からないがここから出してもらえないか懇願しよう。
「、、は?」
『、、、、』
ああ、こりゃ無理だ。
現れたのは大人の女性二人。
なんとも言えない表情で俺を見ているが正直怖いから見ないでくれ。
そして二人は俺に近付く。
『へぇ、この子中々いいじゃん』
『でしょ〜。偶然見つけたんだけどラッキー』
『それに震える子羊みたいな目をしていて可愛いね』
『わかる〜。今すぐにでも食べちゃいたいな』
、、、いったい何を話しているのか知らない。恐ろしいことをさらっと言っている気がする。
これから俺はどうなるのか不安で仕方ない。
「あ、あの、、」
『ん?どうしたの坊や』
「俺、、これからどうなるのですか、、、」
「早く、ここから出してください、、」
『あはっ中々可愛い質問するじゃん』
「か、かわっ?!そんな冗談はいらないですよ!早く出してください!」
ここから出せと懇願してみた。
昔から口出ししないと何も始まらないと言われてるので無謀だとは思うが大事なことである。
本当に、大事なのかこの状況で。
いくら相手が女性とはいえ俺は子供、そして体を動かせない。
こんなにガッチリと締め付けられては、逃がす気なんてないことが分かるのだ。
『ていうかもう我慢できない。うちお腹ぺこぺこ〜』
『ええ?もうお腹空いちゃった系?』
『だってさぁ、、、』
『こんなに新鮮な子、久しぶりだもの』
新鮮、、、?
何を言ってるのだこの人は。
『まあ気持ちは分かるよ。けど、まだお皿もフォークも用意してないんだから。』
『むぅ〜、、、』
お皿?フォーク?
さっきからこの人たちの会話の意味が見えない。
しかしこの人たちはまるで、俺を捕食するような言い草をする。
そう思うとドッと恐怖が溢れてきた。
「や、やだ、、いやだ!!」
『お?とうとう狂い出したか』
『ほんとだ〜、そろそろ食べごろかな?』
当たりたくもない予想が今現実に起きている。
怖い。食べられたくない。
「しにたく、ない」
『、、、んふふw』
『それじゃあ、いただきます』
部活やってた頃の悪夢です()
部活は楽しかったですよ。だけどその当時寝不足と食欲低下、メンタル不調のフルコンボという部活ストレス作用が起きてたので悪夢とかしょっちゅう見てましたわ()
部活なき今、睡眠の質向上ハッピーです