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毎日通っている道。

建物、道路、の繰り返しでとっくに飽きてしまった。通勤前、ということもあり、人の割合は少ない。

信号が赤から青に変わる。ふと、これは本当に青なのか。緑にも見えるな、と考える。

歩行者側の信号は青になっているのに、車が目の前を通り過ぎる。周りをみても、皆知らんぷり。どうとも思っていないのだろうか。

北西から冷たい風がふいてくる。

周りをみると、何枚も厚着しているであろう人がちらほらみえる。

見えたのは、友達。おはよう、おはよう、おはよう。腕時計を見る。7時50分。バスが、来ない。

遅いね、そう言いあい、他愛のない会話で時間をつぶす。

寒いのに、遅いな。と文句をもらす人もいれば、やっときた。と笑みをこぼす人もいる。

バスの中にいる友達と挨拶をかわし、座席へと座る。皆、楽しそうだ。

バスでの移動だからか、景色の移り変わりがはやい。あっという間だ。建物、車、田んぼ、畑。

歩いている時とちがってとても新鮮に感じる。これも、毎日見ているはずなのに。

目的地前の曲がり角、表情の変わる場所。

バスを降り、校内を進む。

毎日見ている景色、何も変わらない。

変わるはずがない。

いつも通りの毎日、変わらない日々。

そんな日々に、笑みをこぼす皆。

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