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スランプって言葉の意味が分からなくなるほどの神作すぎます🫶🫶🫶🫶zmciのcpって珍しすぎてなかなか見なかったんですけど最高すぎました🙃🙃knutの関係が気になりすぎて夜しか眠れません😴
CPが色々あるの最高ッッ 誰か私の口角見てませんか
ー注意事項ー
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・腐要素が含まれます。
(mbci、zmci、サブ→knci、knut(utkn))
◇◇◇
「 ……。」
今日は仲の良いゲーム実況者の飲み会だ。
楽しい空気が溢れ出し、破裂しそうなこの飲み会の中、ciは呆れた顔で酒を飲んでいた。
理由は簡単、彼氏が来てないからだ。
どうやら、ciの知らない友人と、カラオケに行っているらしい。
そのことをciにはメッセージで送ってなくて、grに送っていた。
それがまたムカついた。
「 ci、元気出せや〜?? 」
と、shoが背中をバシバシ叩く。
「 …sho、 」
「 zmやって、多分来たかったって!! だって、会いたがってたで?? 」
「 …そんな嘘通じひんから、 」
「 う、嘘ォ!? 俺が着くわけないやん!! 」
そう笑うsho。
だが、ciは知っていた。
先週の配信で、zmがこう言っていた。
“ 最近マンネリ化してんねん。 俺の彼女。 “
zmは俺の事を公表していない。
けれど、zmの彼女はciしかいない(はず)だから、zmが言うに、ciは飽きてきたとのこと。
そんなzmが、ciに会いたいだなんて、嘘に決まってる。
ciは憂鬱に酒を飲み干した。
「 …な、なぁ。 ciくん。 」
「 …ん?? 」
マネージャーのxxがこちらを覗き見た。
空っぽのグラスを見て、不安に思ったのだろうか。
「 大丈夫?? やけ酒は身体に悪くないん?? 」
「 まー…良くは無いわな。 」
「 じゃあ辞めようや。 俺、ciくんには健康でいて欲しいねん。 」
「 ふふ、お前優しいなぁ。 」
「 か、彼氏は?? おるんやろ?? 」
xxにも、zmのことは言っていない。
だが、もう隠す必要も無い気がしてきた。
それに信用しているxxになら、言ってもいいと思えた。
「 …zm、俺の事飽きたんやって。 」
「 …えッ?? zmさん?? 」
「 そ。 俺の彼氏。 ま、多分もう別れるやろな。 」
「 zmさんがタイプなんや。 」
「 …いや、ああいうのがタイプなんじゃなくて、zmが好きやねん。 全部丸めてzmが好き。 」
「 …そう。 」
なんだが、色々と言い過ぎた気もする。
酔いが回ってきて、ふらつき出したciを、xxは抱き寄せた。
いつもなら、zmに嫉妬させたくないので、断るが、今日は居ないしどうでもいい。
体を預けていると、shpが突然横に座ってきた。
「 ci、ちょっと一緒に見て欲しい動画があんねんけど。 」
「 …ぁえ?? 」
「 お前酔ってんな。 めっちゃ。 」
「 俺が見ときますよ。 」
xxが微笑み、ciを膝枕の体勢にさせた。
ciはヨダレを垂らしそうなくらいだらけて、寝転がる。
それを、shpが強く引っ張った。
そんなshpこそ酔ってるんじゃないか、とciは回りきらない頭で考えた。
「 すみません、アンタには関係ないので。 」
そう言うと、shpはciを抱っこして、遠くの席へと連れて行った。
幹部席だ。
主に、grやtnらがいる。
そこに連れて行き、ciをtnに預けた。
「 んんー…tnやあ、 実家の、あんしんかん… 」
「 誰がオカンや。 」
なんてことを言っているが、tnは優しく頭を撫でてくれた。
コイツ、童帝の癖にやるじゃないか、とciは羨ましく思った。
きっと、tnの彼女になれる人は、幸せなんだろうな、と。
いや、zmだってそうだったんだ。
でも、変わってしまった。
zmの優先順位は、きっと面白いか面白くないか、だ。
ciは面白くない、になってしまったのだろう。
考えれば考えるほど辛く、ciはtnの肩に目を押し付けた。
「 …あの、ciくん。 」
xxが水を持ってやって来た。
しかし、tnがガッチリとciを抱きしめているので、動けずにいる。
なぜこんなことするのだろうか。
「 tnさん、すみません。 少しciくんを…。 」
「 悪いけど、無理。 いや、悪いとも思ってないわ。 」
「 …なんでか聞いても?? 」
「 …。 」
オカンから子供になったのか、tnは無言でciの背中を摩った。
「 言えないなら離してください。 」
「 tn、もうええよ。 大丈夫やから。 」
首を振るtnを無理矢理押して、ciは立ち上がった。
酔いは覚め始めている。
なにも変なことはしないから。
tnから離れれば、次にshpがやって来た。
「 ci、俺と居ようぜ。 」
「 …?? shpくんはut先生がおるやん。 」
「 は、いや…なんでut先生なん。 」
「 いつも楽しそうやから。 自分から離れた俺が言うのもあれやけど、2人は2人の時が1番楽しそうやねん。 」
ciはshpを押し退け、等々xxの元へ行った。
xxはciの腕を取り、席へ着くと水を渡した。
tnとshp、それから皆の視線がなぜだか痛い。
「 ほ、ほら…飲んで。 」
「 うん…。 」
「 一気にね。 いっ 「 ci!!!!!!!!!!!! 」 」
ドン!と、酔い醒ましに外に居たknが扉を勢いよく開けて入ってきた。
驚いたciは、二口も飲まずにグラスから口を離した。
xxが大きく目を開いて、knを見ている。
「 あ、zmが来たんやけど…。 」
「 zm?? …そう、連れてこれば?? 」
「 いや、その…ciを呼んでんねん。 」
「 …そっちから来いって伝えて。 」
「 無理。 来て、ci。 今すぐ。 」
「 もうそっとして置いてあげてくださいよ… 」
xxがciの肩を優しく撫でる。
それから、再度水を渡した。
「 ええから来い!!!!!!!! 」
飲もうとすると、今度はshoがciの腕を掴んだ。
床に落ちた水にも気にせず、shoはciを引っ張る。
慌てて追いかけようとするxxを、ut、em、zmが止めた。
「 知ってんねんぞ、お前がciに何をしようとしてるのか。 」
「 …はッ、なんのことか。 」
shpがスマホ片手に近寄る。
スマホの画面には、写真、動画が並んでいた。
ciの鍵を盗んだ瞬間のxx。
ciの部屋に侵入するxx。
ストーカーをしてる姿や、ciの箸を舐めてる姿も。
「 撮る暇はあるのに、守ろうとはしなかったんや?? 」
「 ふふ、全部守ってたわ。 そりゃ、家にも入られたけど、その日はtnさんの家でお泊まり会にさせてもらってたし、箸も変えさせてもらってる。 」
「 …は?? 」
「 お前と俺の差を考えろ。 ciはどっちを信用するんかな〜?? 」
ぐぐ、と手を握りしめるのを見て、shpは嘲笑った。
「 knとはビデオ通話繋いでてん。 お前を監視して、手出そうになったら来て貰って。」
「 …zmさんも本当はいたんやな。 」
「 いや?? 」
「 ……え?? 」
ポカンとするxxに合わせ、shp以外の皆もポカンとする。
中には、呆れた顔をする奴もいた。
「 あの人はほんまにいない。 どっかほっつき歩いてるんやろ。 でも、それよりもciを守ること優先したんや。 」
「 じゃあ、zmさんいないのに、ciくんは外に連れ出されたんですか!? 」
「 せや。 一応連絡は入れたんやけど。 」
固まるxxを見て、tnが嫌々説明を始めた。
「 アイツ、ほんまにciに飽きたか、それかイタズラでやってんのか知らんけど、まだ来てないっぽいな。 」
「 イタズラァ!?!?!? 」
「 好きな子にやるアレな。 」
utがツマミを食べながら言う。
「 じゃあッ!!!! 尚更俺がciくんを… 」
そこで、tnが紙を1つ取り出した。
それを勢いよく丸めると、xxの目の前に落とした。
「 お前、今日で終わりな。 」
後ろでgrがにやにや笑うのを、xxは酷く恐れていただろうに。
◇◇◇
「 離せッ…zmいないやん!!!! 」
「 来るから!!!! もう来る!! 」
「 アイツが来るわけない!!! 俺の事飽きたって言ってた!!!! 」
その頃、暴れるciをknはガッチリとホールドしていた。
ciはボロボロ涙を零していた。
「 もう…期待できひんねん。 したくないねんて…。 」
「 あと1回だけでええから!! 」
「 その1回が俺にはめちゃくちゃ辛いんやぞ!!!! 分からんやつが言うな!!!! 」
「 じゃあ!!!!!!!!!!!!!! 」
ドンッ、とciは路地裏の壁に押される。
knの顔がグンと近寄り、壁ドンをされた。
「 俺が代わりになってやってもええんやぞ。 」
「 …は、?? え、k、kn!? 」
「 zmじゃないと嫌なんか。 」
「 あ、あたりまえやろ… 」
ゆっくりと俯くciは、恐らく片思いを辛く思ったのだろう。
zmへの思いの紐が、段々と細くなる。
それを、knは掴んでいた。
「 なあ。 どうする?? 移り変わる?? 」
「 …でも、knをそんな目で見れへん、 」
「 これから変わるで。 」
「 …だって、だ、だって、 」
「 ん?? 」
ぷつ、ぷつ、と音を立てる紐に、ciは迷いを乗せていた。
乗り換えれば、楽になれるだろうか。
knとそういう関係になったとて、嫌だとは思わない。
不安はあるけど、不安は必ず無くなるから。
「 …おれは 「 ci!! 」 …ぇ、?? 」
「 …はァッ、は、はぁッ!! knァ、!!!! 」
「 おっと、誰が守ってやったか聞いてないんか?? 」
「…クソが。 ci、来い!!!! 」
現れたのはzmだった。
パーカーを腰に巻き、黒色のタンクトップを着ていて、それでも暑いのか汗をかいていた。
なぜそんなに息を切らしているのか、ciには考える暇がなかった。
zmはciの腕を取ると、knから引き剥がした。
「 …xxの件は感謝する。 アイツは処分しろ。 」
「 はいはい。 」
「 今のは許さんから。 」
「 はいはーい。 」
zmはciを引っ張り、走り出した。
振り返ると、knが何故か嬉しそうに手を振っていた。
手を振り返そうとすると、それもzmが防いだのだった。
◇◇◇
「 zm!! zmってば!! 」
「 …。 」
「 …ッ、痛いってば!! 」
勢いよく、zmの腕を振りほどく。
その衝撃で、ciは後ろに倒れた。
酔いがまだ残っているのだ。
「 …ci、行くぞ。 」
「 ……ッ、 」
「 ほら、立って。 」
優しく手を伸ばす彼がやはり好きで仕方ないと思う。
ciは息を飲み、その手を取ろうとした。
その時だった。
「 …まさか、knの事が好きになったんか。 」
「 …え?? 」
「 お前は俺のモノの癖に。 」
ciはzmを突き飛ばした。
尻もちをつき、顔を歪めるzmを無視して、ciは泣いていた。
「 俺は沢山我慢したのにっ…お前だけ都合良くするな!!!! 」
「 …えっ、ci、?? 」
「 俺の事飽きたって言ってたやん、もうええよ…何がそんなに俺を求めるん… 」
ciは両手で顔を隠し、その場に座り込んだ。
周りの通行人がこちらを見るのを、zmは睨みつけた。
ciを抱き寄せると、荒い呼吸音が間近で聞こえる。
「 …でも、夢みたいだったんやで。 おれ、zmと付き合えたの、後悔してないよ。 」
「 ciが可愛すぎたんやもん!!!! 」
「 …え?? 」
zmは、ciの顔を無理矢理自身に向かせた。
目を見つめると、ciは簡単に顔を赤くする。
けれども、思い出したかのように目を逸らした。
そういう、表情豊かな所が、zmは大好きだった。
「 ち、ちょっとイタズラしたら拗ねるかな、甘えたになるのかなとか、ciの反応、どれも可愛ええから…。 気になって始めたら止めれなくなっちゃって、 」
「 …ど、ういう、こと、?? 」
「 今日は拗ねたんや、明日はどうなるんやろって思ったら止まらなかったんや。 だ、だってほんまに可愛かってんもん!! 」
「 は、はァ!?!?!?// ま、マンネリ化したって言ってたのは…!! 」
「 するわけないやんか…配信で言ったら更に可愛い反応するって思って、 」
あっ!と、zmはciの手を繋いだ。
ぎゅう、といつぶりかの恋人繋ぎは、ciにとって堪らなく嬉しい物だった。
「 可愛かった。 でも、もうやらへん。 ごめんなさい…。 」
「 …、ぐす、ほんまに…?? 」
「 嗚呼、ほんま。 」
握り返された手を、更に強く握る。
目の前にこれほど可愛い彼がいるのを、なぜ忘れていたか。
zmは離さまいと抱きしめた。
焦ったものだった。
いつも通り、嫉妬させようと飲み会を行かずにしていたら突然、ciはもう離れるぞと、knに伝えられた。
なんのことかと思った。
そしたらshpから写真が送られてきたのだ。
xxとciの写真だった。
嫉妬させようとして、自分が嫉妬したのはなんて情けないことだろう。
認めたくなくて少し時間がかかってしまった。
xxがいたら殴り飛ばそうとしたのに、ciを口説いているのは、knだった。
zmの味方をしていたknだったから、殴り飛ばせなかった。
まあ、逆にそれで良かったのだろう。
「 次やったら今度こそ別れるから、 」
「 うん。 」
「 もう、忘れるから、zmのこと、 」
「 うん。 」
「 二度と話さないから、 」
「 うん。 」
「 ばか 」
「 うん。 」
「 あほ 」
「 …うん?? 」
「 くず 」
「 ci…?? うぶッ 」
頬をぺちん、と叩かれる。
ciの手が震えているのを、頬が感じとる。
zmは優しくそれを包んだ。
「 …まだ、俺の事好いてくれてるん?? 」
「 ……当たり前やろばか 」
xxに取られるものか。
こんなにも可愛い彼を放っていた自分が許せない。
とは言っても過去に戻れる訳では無い。
だからこそ、今の自分にできることは。
「 帰ろう、ci。 」
「 …帰ってええの、?? zmの家に、?? 」
「 うん。 俺とciの家やから。 」
思い返せば、zmがciを避けるようになってからciはあまり家にいなかった。
ご飯を食べる時、寝る時以外は外へ出かけていた。
それも深く考えれば、xxと会っていた可能性だってある。
ツーツー。
着信音に、スマホを見るとknから電話が来ていた。
「 …ci、少しだけ出てええ?? 」
「 うん… 」
「 大丈夫、knやから。 」
zmはciの手を握り、スマホを耳に当てた。
『 おーおーッ!!!! 出れるってこたァ、終わったんやな?? 』
「 せやね。 …ありがとう、教えてくれて。 」
『 ふん、ガキみたいなことしてんちゃうぞー。 』
「 …うるさい、お前だってutと 『 あー電波悪いわ!!!! じゃあッ!!!! 』 …。」
電話がブツリ、と切られる。
ため息を着くと、ciが不思議そうにこちらを見上げた。
「 なんでもないよ。 帰ろ!! 」
「 うん!! 帰ったら…あ、いや、なんでもない。 」
「 一緒に風呂入らん?? 俺ciと入りたいねんけど。 」
「 ッ!!!! うん! 入る!!!! 」
ciの手を深く繋ぎ、歩き出す。
ciを置いて家を出る時よりも、背中が軽い。
胸も軽い。 けれども、心は重い。
愛情…とか言うのはなんだかナルシストっぽいから止しておこう。
◇◇◇
「 ………終わったぞお前らァ!!!!!!! 」
「「「「「「「「「 よっしゃァ!!!! 」」」」」」」」」
皆で勢いよくハイタッチをする。
この瞬間をどれほど待ったか。
いやあ、長い時間がかかったもんだ。
knはスマホを机に置くと、ビールを一気に飲み干した。
「 長かったなァ、ほんま拗らせすぎやで。 」
「 それな。 zmが小学生みたいなノリしてるんが悪い。 」
shoとrbはポテチを頬張りながらゲラゲラと笑った。
最初にこの作戦が立てられたのは、tnの一言だった。
「 xxの行動が怪しい。 」と、言っていたのがどうにも懐かしく感じる。
その後のshpの一言により、決行が決まった。
「 ciが最近よく家に来る。 」というものだ。
それらの発言から、皆はciを中心にxx、zmを監視した。
それから分かったのは、xx→ci→←zmという関係性。
そのことをgrに報告し、この飲み会を作ってもらった。
zmは恐らく、ciへのイタズラで来ないだろうと。
その通りすぎて笑ったものだ。
「 はーあ。 ciがzmさんと別れたら奪おうと思ってたんやけど。 」
「 は、お前まじか。 心ないんか。 」
突然のshpの発言に、tnが固まる。
持っていた煎餅が粉々になった。
「 半分ね。 いや、まさか本気な訳ちゃいますけど。 親友以上恋人未満くらいの関係になっちゃおっかなーって。 」
「 恋人未満なら良くね。 」
utがスマホを触りながら呟く。
emはいやいや、と首を振った。
「 相手はzmさんやで?? あの人独占欲高いからなあ。 knさんにもキレてたんやろ?? 」
「 あれはヤリすぎてもうたからな。 俺でもキレるわ。 」
「 殴られなかったのが幸運やな…。 」
アッハッハッと笑うknに、emは呆れるしか無かった。
「 …俺帰るわ。 用事あるん忘れてた。 」
utが突然上着を羽織り、立ち上がった。
「 お、おう?? 帰るのか。 おつー。 」
「 おつー。 」
隣に座るhtに手を振り、足早に去っていく。
なんだなんだ、と皆がutが出ていった扉を見つめていると、knが立ち上がった。
「 お、おお俺も用事あるんやった!!!! じゃあなッ!!!! おつ!! 」
「 おつ…?? 」
knは上着を脇に挟み、靴のかかとを踏みながら走っていった。
「 …盛んだな。 」
「 え?? 」
grだけがくす、と微笑んだ。
7000文字ですお疲れ様です👍🏻
ちびちび書き溜めてました
なので多分矛盾があったりする