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貴方と僕の結末は、
どうやら、
ドラマにある甘いハッピーエンドのようではないらしくて、
さようならも告げたけど
もう君に会いたくて、どうにかなりそうだよ。
⚠あてんしょん⚠
・irisさんからmrnkペアの二次創作小説
・BL
・いよわ様の楽曲「IMAWANOKIWA」の曲パロ
・完全自己解釈
・死ネタ、死を表現した文章
・メリーバッドエンド
・全編の9割は不穏です。
・Hを連想させる表現❌なので安心してください。
⚠サムネについて⚠
・スクショOK
→無断転載はNG
以下を辿って大丈夫だよという方は、ご覧下さい。
恋人の彼はドラマをよく見ていた。
だから自分もそれに釣られるように見てて、
彼、悠佑と共になら、
結末はこのドラマのような甘いハッピーエンドになるだろうなって、
警戒もしないで浮かれてた。
その罰が当たったのかな、
自分は特にドラマが好き、
とかではなかった。
彼が普段見せないような感情を、
さらけ出しながらドラマを見るその姿は、
なんだか可愛くて、面白くて、
その姿を目に焼き付けたくて、
ドラマじゃなくて彼ばっかり見てしまう。
そして記憶に残した彼を思い出して、
浸って、寝る。
こんな可愛い彼氏を持った俺は幸せ者だなと
しみじみ噛み締めた
そんな幸福という日常は一瞬で覆った。
部屋が凍ったように冷えた朝に起きると、
部屋には悠佑はいなかった。
置き手紙によると、
コンビニに行ってくるらしい。
あ、
電話だ、
悠佑かな
あれ、
知らない電話番号、
いや、
この電話番号は
………病院?
心臓がバクバクと、緊張が迫る
まさかと嫌な妄想をして、嫌な汗をかいた。
震えている手
そして、電話を取った。
内容を聞いたおれは思わず膝から崩れ落ちた
その内容というものは、
悠佑が横断歩道で渡っている途中、
居眠りしていた車に轢かれ、
緊急搬送されたが、
搬送された病院で
死亡が確認されたとの事だった。
もう何が何だか分からなくて
パニックになっていた。
唯一分かったことは
恋人が死んだということ
急いで病院に向かおうと
準備を暴れているかのようにしてた。
あとで結露した窓を拭こうなんて思っている暇もなくて
もう今にも取り乱しそうで、
俺の心はボロボロだった。
病院まで走って、
走って、
走って、
走った。
学生以来全速力で走ったが、
疲れたとか、そんなのどうでも良くなってた
息が荒くなっている中病院に入り、
案内された場所は
悠佑が眠っている場所だった。
顔を白い布で隠された悠佑を見て
ああ、
もう悠佑は起きないんだ
そう受け止めた時、
俺の中の何かがはち切れて
良い大人の俺は子供のように泣き崩れてしまった。
本人には見られたくない姿を
まるで見せつけるかのように、
告別式も終わって、
とうとう悠佑と別れを告げて、
恋人の俺の方はと、
もう立ち直れない状態で
以前彼がいた部屋に引きこもってた。
彼の遺品は、多く残っていた。
彼の好きなキャラクターのぬいぐるみとか、
筋トレ用具とか、
この遺品があったら、ずっと彼と一緒にいられるよねって、
自分はこんなにも醜くなってしまった。
こんなとき、彼がいたら、
悠佑がいたら、
俺を叱ってくれるのかな。
『………ほら、まろ、せめて日光浴ぐらいしろ』
「え?」
聞き覚えのある懐かしい声
悠佑はどこだと、カーテンを開ける
ビシャッ
久しぶりに見た街は、
太陽が眩しくて目をあけられなかった。
でも見えた。
白い翼を見た
その四肢を見た
間違いなく俺の恋人は天使となっていた。
「悠佑、、」
彼はまるで太陽のような
醜い俺とは真逆の姿で現れた。
「あ」
悠佑の姿はいつの間にか消えていた。