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雑誌にはかっこいい玲央の写真が山ほどあった
そこで目につくものがあった
好きなタイプの人の記事
1.異性か同性かは別に決めてない、ただ、Ωがいい
2.女性だったら髪の長い方、男性だったら少し長い方
3.身長は高め、スタイルのいい方
他にも好きなタイプの質問がずらりとあったけど読む気になれなかった
なぜなら、この3でわかる
1は当てはまっていた
2は当てはまっていなかった、僕は目にかかるくらい長い髪、ロン毛ではないけど、前髪長めのショートって感じかな?短いか長いかで言ったら長い
3は全く違う、スタイルは良くない、日本人男性の身長を超えていない
この3が揃った時点でダメなんだ
「はぁ~」
もう少し、読み進めてみよ
気が乗らないけれど、もう一度チャンスが!
パラパラと読む
ん?彼女、番にして欲しいことトップ3
1.もっと甘えて欲しい
2.コスプレ(チャイナ服とか)
3.デート
と記載されている
ぼ、僕これやる!
頑張ってする!そしたら、表紙に載っていたあのオメガさんより、優先順位が上がるかも!
そしたら、早く帰ってくるかも!
雑誌をバレないように隠し、家事をする
家事を一通り終えたました!
よし!準備しよ!
まず、チャイナ服とか買わないと、、、
玲央さんから教えてもらったネット通販?ってもので買う
僕が詐欺サイトに行かないように、タブを残してくれてた!
サイトへ飛んで、検索する
チャイナ服 検索
こ、これ、だ、大丈夫?スタイル悪いのにこんな服きて
と、とりあえずカゴに入れた
あとは、デートスポットとかを検索していたら帰ってきた
今日は初めに、甘えてみようと思う!
玄関に向かい、玲央さんと目を合わせる
き、気まずい
とりあえず、「おかえりなさい!」
「玲央さん!ちょっと屈んでください!」
「ん?」と疑問に思いながらも屈んでくれた
ちゅっと頬っぺたにキスをした
「唇じゃないのか?」
あっ、そっちの方が良かったかなぁ~
「じゃあもう1回、ちゅっ」
玲央さんに言う
「お仕事お疲れ様でした!僕のために働いてくれてありがとう」
「あぁ~」と少し恥ずかしそうに口元に手を置いて言う
「ご飯食べよ~」甘える声で言ってみた
「あぁ~食べよう」
と言い、椅子に座って食べ始める
「どう?美味しい?」
「あぁ~美味しい」
「僕ねぇ~あーんして欲しい」
「だめぇ?」と上目遣いで聞く
「ウグッ」
「ど、どうしたんだ?急に」
「えっ、ベ、別になんにもないよ」
怪しい目でこちらを見てくる
「こ、こうして、食べるの久しぶりだし」
「あっ、ごめんな、最近仕事ばっかりで」
「ほ、ほんと?」と小声で言った
「ん?すまん、聞き取れなかった」
僕の溜め込んでいた気持ちが一気に爆発したように
「仕事ってのも嘘なんでしょ?」
「ほんとは僕以外のオメガと一緒にいるんでしょん」
「僕のこともう、好きじゃなくなったんでしょ?」
自然と涙が出てくる
「ゆき、こっち来て」
とと招きしてくる
「やだね!僕のこと何とも思ってないくせに、引き留めようとしたって!僕は、僕は、」
「ゆき、寂しい思いをさせてすまなかった」
「えっ?」
ま、まさか、謝られると思ってなかった
「仕事をしていたのは本当だ」
「うん、でな、ゆきに質問がある、俺がいつ、オメガと居たって?」
「そ、それは、、、」
「で、でも、雑誌に載ってた人と、、、」
「あれも、仕事のうちだ」
「嘘だ!証拠!証拠!」
「では、明日、撮影あるし、撮影場所に行こう」
「えっ?」
「その人、カメラマンと番になっているからな」
と言い、後日、撮影場所に来ました
入ると玲央さんと表紙に載ってた人が
僕たちの方に気づいて近寄ってきた
「あっ、初めまして」と言い眩しい笑顔を見せられた
「えっと、どうも、、、」
「玲央社長が紹介してた運命の番ってこの方なんですね」
「あぁ、可愛いだろ?」
「はい!とっても小さくて顔も可愛いですねぇ~」
「僕と写真撮っていい?」と玲央さんに聞いてきた
「ん~ダメだ」
「なんで~僕可愛い子大好きなのにぃ~」
と喋っているとカメラを持った男性が近ずいて来てモデルさんに抱きついてきた
「何してるの?」
「えぇっと」と困惑したように言う
「まさか、この可愛い子を誘惑してたの?」
「あぁ~躾が足りないかぁ~」
「じゅ、十分に足りてます!」
そして、意地悪な笑みをしながら男性はモデルさんの耳に囁いている
モデルさんは顔が赤くなり、走って逃げてしまった
と、とりあえず、玲央さんを誘惑してることもなかったし、浮気しているわけではなさそう
僕は玲央さんの服を摘んで「ごめんなさい、僕の勘違いでした」と玲央さんの目を見て言う
「あぁ~いいんだ、それより、俺も悪かった」
「最近帰りが遅かったのは反省している今度からは、早く帰るよ」
「う、うん!待ってるね」と言いキスをした
人前でするのは恥ずかしかったけど、まぁいいや
「ねぇ」と男性の方から声をかけてきた
「はい?」と僕が答える
「貴方たち、2人で撮ればいいんじゃない?」
否定しようとした瞬間
玲央さんがいきなり、「良い、アイデアだ、採用」と顔をニヤニヤさせながら言う
編集長からも許可を貰い、あれやこれやでメイク、衣装が進んでいった
2人でソファーに座って撮影する
僕の緊張が伝わったのか、玲央さんが「緊張するな、ゆきは最高のオメガだ」
と逆に緊張させることを言ってくる
「今日も可愛い」
と言い、僕を腕に近づけ、頭にキスをした
これが雑誌の表紙になり、ネット上や、テレビで話題になった
僕の驚いた表情が可愛いとか、玲央さんがイケメンとか言われた
しかも、僕は一切、テレビとかネットに出たこと無かったのであれは誰なんだと話題になった
テレビを見ながら、普通の一般人ですよ、ア、ハハと思いつつテレビを見る
ふと、撮影日のことを思い出した
あのモデルさんずっとモジモジしてたなぁ~
「玲央さん」と一緒にテレビを見ていた玲央さんを呼ぶ
「ん?なんだ?」
「あのさ、撮影日の時にいた、あっ、僕が玲央さんの浮気相手と勘違いしちゃったモデルさん?いるじゃん?」
「あぁ~それがどうした?」
「なんか、帰るまでモジモジしてなかった?」
「はぁ~ゆき」とため息をつかれた
「撮影中に躾されてたんだよ」
ん?どういうこと?
「カメラマン、よくポケットの中に手を突っ込んで何か触ってなかったか?」
「あぁ~うん」
「あれ、おもちゃのスイッチ」
「おもちゃ?あぁ~?」
「ゆきにも使ったことがある、大人のおもちゃだ」
それを聞いて顔が熱くなる
だから、あんなにモジモジしてたんだ~
そんなことを考えていたらインターホンが鳴った
誰だろう?
「俺が出る座っとけ」
「あっ、うん!お願いします」
急いで玲央さんが玄関の方に行く
そして、僕の元に、箱を置く
ん?「おい、これ、チャイナ服って書いてあるぞ」
僕は中国語で読めなかったが、そう書いてあるらしい
僕は注文したことを思い出し立ち上がって「ぼ、僕は知らないよぉ~」と言い逃げた
「おい!お前にも躾!」と言われまんまと捕まり、着替えさせられ
チャイナ服は精子まみれになり、もう着れなくなりましたとさ
おわり