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神崎side
そのまま蘇芳の背に隠れて白黒頭くんと……、ヒヨコみたいな……子のやり取りを聞きつつ……。
白黒頭くん「俺はテッペン目指してる。」
不良のテッペン!!?ヤバい奴じゃん!!蘇芳の嘘つき!!
そう考えてる時だ。
容赦なく吹き飛んで来る机。
机?机って吹き飛ぶ物??
え???
ギギギと首を回せば長身の男の子、何やら腹立ってるらしい……。
神崎『ちょ、ちょっと?蘇芳?あの子何であんなに怒ってんの…?』
蘇芳「ん?あぁ、そう言えば言ってなかったね。彼は杉下京之介、梅宮さんに信仰してるんだ、崇め奉るって感じかな?」
その間にも白黒君と杉下さんは喧嘩をおっぱじめて……。
何故だろう……止めなきゃって思ったから…。
蘇芳「…ッ!碧!!?」
気付けば2人の喧嘩の間に飛び込んでしまって……。
暗転
知らない記憶……。
誰だ…?
?「僕と碧は親友だね!」
?「大丈夫?碧体調悪そうだよ?」
?「碧ッ!こんな怪我してッ!駄目だろ!!」
これは碧の記憶……?
そしてこんなにも突き刺さるのは碧君の想いなのかな……。
何故か悲しくてしょうがない……。
夢なのか現実なのか分かんないけど、この子は悲しくて堪らない。
ずっと蘇芳くんに迷惑を掛けてしまったと思って悲しんでるんだ…。
本体がなくても体は覚えてるんだ……。
碧君は蘇芳くんの事が好きだったんだ……。
それも、きっと、両思いで……。
でも、俺が碧君に憑依してしまったせいで想いが告げれない、それに碧君が居ない可能性もある…。
憑依してしまったせいで、俺は……2人の仲を裂いてしまったのかもしれない……。
どうすれば皆何事も無かったかのように出来る?
無理だ。
それは絶対に無理だ。
なら、俺はどうすればいい?
俺は……どうしたら…。
蘇芳side
喧嘩に巻き込まれた碧(神崎さん)の様子を見に行ったら…。
部屋はもぬけの殻だった。
ヒュッと喉が鳴る、探さなければ、見付けなければ…!!
確かに彼は碧では無い、でも…、でも!!
探さなくちゃいけないと本心が叫んでいるッ!!