テラーノベル
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『……………』
初めて“兄”って言えた……
莉犬さん達もお兄ちゃんって呼べたらいいな…
❤「○○〜!聞いたよ〜ころちゃんのこと“兄”って言ったって!ずるいよ〜!」
『………えっと……どうして知ってるんですか』
❤「ころちゃんとさとみくんが話してるの聞いた」
『!?』
起きてたの?!……………起き、て………
『ッ…………』
❤「ずるいよ〜俺も莉犬兄って…………○○?」
起きてた……起きてたんだ………
『ッ、……………』
あーあ……起きてたんだね
ふ〜ん……
❤「○○?……………あ」
『?』
❤「そっか…○○とどっかで会った気したのってあの時会ってたからなんだ…」
『ッ!!!!!』
…え
❤「そっか……○○、」
あの時の………
『…………』
❤「○○!?」
私は玄関に向かって走り
ドアを開け、思い切り外へ飛び出した
閉める時、大きな音をだして
『ハァ……ハァ………ッ!』
出た家から数分、走ってばかりで
足が疲れたのか
アスファルトの道でコケてしまい
右膝に怪我をおった
『……いた…………』
…………あーぁ……
莉犬さんに気付かれちゃったな……
あーぁ………
絶対気持ち悪がられたよね
もう……あの家には戻れないかな……
なんで悲しいんだろう
あの家に戻れなくなるのが
たった3日……あの家で過ごしただけじゃないか…
『ッ…………』
[こんな所で何してるの]
『!?』
この、声………
私は恐る恐る振り返って声をかけてきた人物を確認する
[は……○○、こんなとこでなにしてんの]
その人は紛れもない
私の前のお兄ちゃん
想也兄だった
『あ……………』
想也兄はゆっくり私に近づいてきて
私と同じ目線になる様にしゃがんだ
[なにしてんの]
『ッ…………』
私が答えないでいると
想也兄はため息をついた
[あのさ、僕が○○に危害加えたことあったっけ、ないよね、僕はただ○○に悪口言ってただけ。そんなに身構えないでよ]
[………ゆっくりでいいから言ってみなよ、何があったのかさ]
『…え』
[え って何、僕だって………話聞くくらいは出来るんだから]
『…………実は……』
[へ〜、今のお兄さんに自分の正体バレたんだ]
[別によくない?]
『え……』
[だって、隠したいのって]
○○が、目に光を宿さないで
痛みも感情もない
植物みたいな人間だったって事でしょ
続きが見たいという声が聞こえたので
即興であげまーす
そして寝マース
おやすみ〜
コメント
4件
投稿お疲れ様です♪ 続き楽しみにしてます(*ˊᵕˋ*)
投稿に感謝(します。)
わぁ、投稿してくれてありがとうございます( ;∀;)