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アーサー「おはようございます。」
そう言うと、二人はこっちを向いて返事を返してくれた。
二人の手にはお皿があった。
ソフィア「おはよう、アーサー君。」
アレン「おはようございますッス。アーサー君。」
ソフィア「はい、これ。今日の朝ごはん。」
ソフィアさんから皿をもらった。
アーサー「美味しそうですね。」
ソフィア「朝にアレン君と昨日の食材の残りでシチューを作ったの。」
アレン「美味しいッスよ。これ、どうぞ。」
アーサー「ありがとうございます。」
そう言い、僕はアレンさんに入れてもらったシチュー食べた。
アーサー「美味しい!」
ソフィア「でしょ、味付け全部アレン君だけどね。」
アレン「いやいや、ソフィアさんも手伝ってくれたじゃないッスか。」
ソフィア「そうかな?」
アーサー「まぁ、美味しいからいいじゃないですか。」
アレン「そうッスよ。」
ソフィア「そういうことにしときましょう。」
僕が食べ終わる頃には、テントは片付いていた。
ソフィア「じゃあ行こうか。」
アレン「そうッスね。」
アーサー「はい。」
来た道を戻り、坑道に続く道を進む。
すると、大きい穴が見えてきた。
入り口にはアレンさんが言っていた、看板が見える。
ソフィア「あそこね。」
アレン「まだあるッスね、看板。」
アーサー「そうですね。落石注意でしたっけ?」
アレン「そうッスね。」
そう話しているうちに、入り口に着いた。
看板にやはり落石注意と書かれていた。
アーサー「でかいですね。」
アレン「そうッスね。で、ノアクリスタルは何処にあるんスか?」
ソフィア「奥に近いところかな。」
アーサー「まぁまぁ行くんですね。」
ソフィア「そうなるかな。」
アーサー「分かりました、じゃあ行きましょうか?」
ソフィア「そうね、行きましょうか。」
アレン「楽しみッスね。」
僕もワクワクしている。
やはり、初めて行くところは気持ちがあがる。
それは、アレンさんも同じなのだろうか。
そう思いつつ、坑道に入った。