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私の眼は猫みたいで
歯には牙がついてて
夜行性だ。
そう、私は
吸血鬼なのである。
しかし、ただの吸血鬼ではない。
吸血鬼は大体無職だと思ったら大間違い。
現代は人間の方が力が強く、吸血鬼は人間世界に紛れてひっそり生きていくしかない。
もし、吸血鬼だとバレると問答無用で対吸血鬼用の核爆弾が投げられる。
だから、大抵の吸血鬼は目立たないように人間にとってのthe普通な生活を送っている。
つまりは大抵の吸血鬼には
ちなみに私の家は廃校になった教室だ。何年何組かは消えていて読めなかった。少し残念だ。
てか、そんなことより寒い。なんか前に人間が作ったヒーターというものを使ったら山火事になって、生態系が壊されてた。人間怖い。暖かくなるって言うから使ったのに、逆に寒くなった。思い出したら寒くなってきた。そこら辺にベット落ちてないかなー。
探そ。
まぁそんな都合よくベットが落ちてるはずも、ベットがわりのものが落ちてるはずも、
ないんだなぁ。寒いが死ぬわけではないし、このまま寝るか。
、、、寒い。日本の夜舐めてた。死なないけど、死なないけどさ、
なんで1人の廃校でこんな思いしないといけないんだよ。
腹立ってきた。よし、
ここに私がいるとバレると厄介だから、中身だけ快適にしたら良いか。まずは剥がれかけてる壁の木を新品なものにしまして、次に散らかった机を別の教室に移動させる。そして、近くの森にあったつるでハンモックを作った。廃校近くにあった井戸の石をとって、床に置いた。そして、その上に木を組んで火をつけた。天井に燃え移らないぐらいの火の大きさにしてハンモックで寝ようとした時、ふと考えた。
吸血鬼とは通常夜行性だ。まぁ最近は目立たないよう人間と同じ時間に寝ている奴が大半だが。でも、私は1人だから別に好きな時に寝て良いのだ。
本当に何で今寝ようとしてんだよ!?
あんなに頑張って教室を快適にしたというのに。
、、、、、、もう良いや。
おやすみなさい。
〜翌日〜
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
寝なきゃ良かった。
完璧に忘れてた。私が、吸血鬼が、
私は日光に当たると肌が焼けるように痛くなる。人間の日焼けの上位互換みたいなものだろう。馬鹿なことにハンモックは窓のすぐ近くにある。しかし、移動させるのは難しい。何か遮るものがあれば良かったのだが、なにせここは廃校だ。日光を遮れるほどのまともなカーテンがあるはずがない。この教室のはビリビリに破れていて使い物にならなそうだった。どうしたら日光を遮れるのだろうか。
、、、そうだ。
確か物置みたいなところにダンボールがたくさんあったはずだ。それを窓に貼れば日光を遮れるのではないか?
そうと決まれば早速行動だ!
よし、できた!
数時間かかったがダンボールを窓に貼ることができた。でも、
身体中痛いなぁ、、、。
そう、私は天才的な考えを思いついたのに、なぜか朝に行動をしてしまったのである。
そのおかげで日光に当たった部分がとてつもなく痛い。泣きそう。しかも痛かったから貼り終えるのにかなり時間がかかった。なので、今から
というわけでおやすみなさい。
ちょうどよく暗くなった教室。適温と言わざるを得ない教室の気温。火のはぜる音しか聞こえない静かな空間。
私はすぐ眠りに落ちた。
「無職(ムショク)」 続く、、、はず!