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愛しい人よ
セリフほとんど無いです。
終始ずっと菊さん目線
⚠️史実改変表現があります⚠️
⚠️国名で表現している部分がありますが、実際の国家等とは関係ありません⚠️
⚠️あくまで夢小説だから!!!⚠️
私は貴方を忘れません。
ずうっと憶えていますから。
富める時も
貧しき時も
病める時も
健やかなる時も
私が消えるその瞬間まで
貴方を愛すと誓います。
陽だまりのような笑顔
鈴を転がすような声
風に靡いて輝く髪
貴方と食べるご飯は、この世の何より美味しかった。
できることならずっと一緒に居たかった。
病に苦しむ貴方を見て
私が代わってやれたらと
何度泣いたことでしょう。
泣きたいのは貴方だろうに。
貴方はやはり、どこまでも強く美しいお方だった。
それでも、貴方は酷いひとです。
私を置いて行ってしまった。
貴方がいない世界など
暗闇を明かりも無しでさ迷うようなもの。
私は国だからと
あの子たちの祖国だからと
無理矢理笑顔を作って振る舞っていたけれど
それも今日で終わり。
この国は今をもって、世界から姿を消す。
私も間もなく消えるでしょう。
あとは彼がなんとかしてくれる。
平和で、幸せな国を築いてくださる。
国民たちは納得しないでしょう。
私を恨むでしょう。
それでもきっと、貴方は笑って許してくれる。
どうか次こそは、 貴方と同じになりたい。
一時も離れず、貴方の隣に居たい。
『久しぶりね、菊さん。』
嗚呼、愛しい人よ。
「ええ⋯。本当に、久しぶりですね。」
どうかずっと貴方のお傍に。
きっと貴方を守ってみせますから。
ずっと昔に病死した夢主に焦がれ続けてる菊さんのお話です。
自分でもよくわからない。