崩壊した天秤の残骸が辺りに散らばり、薄暗い空気が漂う戦場。ガイアは膝をつき、荒い息を吐いていた。しかし、彼の瞳の奥には燃えるような光が宿っている。
ガイア:「……そうだ、正義とは力だ。正義を貫ける者だけがこの世を裁く資格を持つ。」
立ち上がったガイアの周囲に、再び圧力が満ち始めた。その力は天秤が崩壊したことで解放され、純粋な殺意に変わっていく。
渋谷:「……嫌な予感がするな。おい、港!」
港が警戒を強めるも、ガイアはすでに動いていた。
ガイアの姿が消える。彼女は瞬間的に港の背後に回り込んでいた。
港:「……くっ、速い!」
しかし、その反応は遅すぎた。ガイアの手から発せられた閃光が港の胸を貫く。
ガイア:「裁判は終わりだ。判決『死刑』――即執行。」
港の身体は地に崩れ落ちる。彼の表情には驚愕と無念が混ざり、彼が倒れた場所には血の花が咲いた。
渋谷はその光景を見て目を見開く。
渋谷:「……あいつを一撃で……! くそ、やるしかねえか!」
ガイアは冷徹な表情のまま渋谷に視線を向ける。
ガイア:「次はお前だ、渋谷。正義に背く者には逃げ道はない。」
渋谷は拳を握り締め、不敵な笑みを浮かべる。
渋谷:「正義だの法律だの、そんなもんに殺される気はねえよ!」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!