※この物語はフィクションであり、
実在の人物及び団体とは関係が御座いません。
「武藤(むとう)! 遅いぞ!」
「はぁ……はぁっ!す……すみません!これでも……全速力なんです!」
「ニイィィィガアアサヌゾオォォォ!」
「ええい! これでは追いつかれる!」
黒い手の棲み処をどうにか強引に切り抜けた僕と神凪さんは、
アヌビスが消えた昭和第二ビルを目指して、全力で走り続けていた。
「キルキルキルキルリイィィィ……」
「アアアウウウゥゥゥッ……」
ヴヴとノイズのような音を立て、
短い距離を立て続けに瞬間移動する黒い手が、
僕達のすぐ背後に迫る。
そう、窮地は脱したけど、
脅威は微塵も去っていなかった。
「ヴァルキリー! アイテムの使用!破魔札レベル3!」
「酷く匂うターゲットを確認。殲滅シます」
(へっ!? アバターと会話してる!?)
後方を僅*************************
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