テラーノベル
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冬の真っ盛りの12月。寒さが激しく冷え性な私は苦痛だ。
外を覗くと白い粉,いわゆる雪が激しく降り,目の前の道路は雪が積もって地面が見えない。
何枚も重ね着していても寒さは負けない。肌寒く,鳥肌が立つ。
「うわぁ〜,さむ…」
階段を降りてリビングに入る。暖房つけていないこの部屋は極寒。
冷たい床を歩く私の足は,先の方から冷えている。
ぶるぶるっと体を震わせながらコップを取り,ココアを淹れる。
「あったか…」
挿れたてのココアは温かく,両手でコップを包むともっと温かい。
そして一口,ふーっと少し冷ました後いただく。
「おいしぃ〜!」
朝いちの温かい飲み物は体を温めてくれて,思わず大きな声が出る。
それでも,足までは暖かくなっていなくて,すぐに二口目も飲む。
「寒すぎだろ」
ツッコミが出る。あまりの寒さにイライラする。
カーテンを開ける。夏とは違う日光の眩しさに目を細める。
その夏とは違う不思議な感覚になるその眩しさに見惚れる。
「凪ちゃん,? 朝早いねぇ〜」
「たまたま今日早めに起きちゃったんです」
セラ夫が起きてきた。くぁ〜っとあくびをするとすぐに私の方へきた。
時計の針は5時20分を指す。いつもはすごく遅いけど,今日,いや最近は寒さのあまり早めに起きてしまう。
セラ夫は寝癖がついていて,大きなあくびをしてる。
「んふっ,眠そうですね」
「そうだよ〜,いっつももっと遅く起きてるんだから」
「もう一回寝てもいいですよ」
「んや,いい」
重そうに瞼を動かしていて,なんかちょっと可愛いなって思った。
srp.side
凪ちゃんらしき声に反応していつもより大分早めに起きてしまった。
瞼はいつもの何倍も重くて,二度寝したい気分だった。
リビングに行ってみると外を眺めている凪ちゃんがいた。
すぐにこっちを向いてしまったけど,さっきまではどこか儚くて,外の朝焼けの色と凪ちゃんの瞳の色が重なって綺麗だった。
何気ない会話をした後,凪ちゃんが飲んでるココアが目に入った。
「ん,それココア?」
「はい。甘くて温かくて美味しいですよ」
「飲んでいいの?」
「ダメなわけがないでしょう」
笑って返すと,ん,とココアを差し出してくれて,一口飲む。
美味しいね,と返すと「でしょっ」と凪ちゃんは自慢げに言う。
凪ちゃんが甘党のせいか,俺には少し甘すぎるくらいだったけど。
「みてください。外の景色,すごく綺麗ですよ」
「ほんとだねぇ〜」
「朝早く起きた甲斐がありました」
隣で俺も外の景色を見ながら答える。凪ちゃんは外の景色に夢中になってる。
俺が「凪ちゃんもすっごく綺麗だよ」というと,
「っそ… / / 」
っと照れながらに言う。朝からいいもん見たもんだ。
一通り会話が終わった後,俺は暖房をつけた。
つけたすぐはまだ暖かくなった気がしなくて,暖かくなるのを待つ。
凪ちゃんは朝のスキンケアや歯磨きをしに行った。凪ちゃんが帰ってくる頃にはこの部屋も暖かくなってるかな。
「あったけぇ〜‼︎」
準備が終わった凪ちゃんはリビングに入った瞬間,にこっと笑顔になった。
いつもより早く起きたからか,ほわほわしてるというか,なんというか。
すばやく扉を閉め,二人用より大きめのソファーにぼすんっと音を立てて座る。
気が緩んだせいか,凪ちゃんは眠そうにしてる。
「次は凪ちゃんが眠くなってきた?」
「ふ,ぁ〜っ,はぃ…」
もう完全に寝るモードに入ってる。
枕を端に置いた後,背中を枕に置くように寝そべり,瞼を閉じる。
まだ寝てはいないけど半寝。
俺も眠たいし,凪ちゃんの隣に座って少し凪ちゃんを動かした後,寝る姿勢に入った。
端っこに俺が座って凪ちゃんを隣に座らせる。凪ちゃんの頭は俺の方の方に向いている。
「おやすみ。凪ちゃん」
「おやすみなさい…」
かなりばかり変な時間に二度寝するけど,たまにはこうやって凪ちゃんと寝たりするのも,幸せの一つ。
end__。
のあ様からのリクエストでした〜!
ほのぼのっていいよね。
コメント
2件
久しぶりの投稿嬉しいです!! ほのぼの系いいですねぇ〜 寒がり凪ちゃん可愛かったです!!