ヒロインちゃん
と主人公の会話(ゲーム開始前)
「ねえ、このゲームの主人公の名前何にする?」
「えっと、僕は主人公だから名前は……『ケン』かな?」
「ふ~ん、『けんくん』だね」
「違うよ!?僕の名前じゃないよ!主人公は君だよ!」
「えっ、そうなの?……じゃあ私はなんて名乗ればいいのかしら?」
「君はヒロインだしそのまま『ヒナ』とかでもいいんじゃない?」
「あらそう?じゃあそれで決まりね」
ヒロインちゃんと主人公の会話(ゲーム中)
「ねぇねぇ、このキャラ強すぎないかしら?」
「確かに強いけど、レベルを上げれば勝てると思うよ」
「レベルを上げるってどうやって上げるの?」
「ステータス画面を開いて、スキルポイントを使って上げれるよ」
「ふぅん……あっ、レベルが上がったわ!これでもう負けることは無いわね!」
「うん、良かったね」
「次はどのモンスターを倒しに行きましょうか?」
「とりあえず村に戻って準備を整えてから行こうか」
「それもそうね、行きましょう」
ヒロインちゃんと主人公の会話(戦闘後)
「やった!倒したわ!」
「お疲れ様」
「ありがとう!……ところでさっきから気になってたんだけど、これってどういう状況なの?」
「これは僕達のパーティーの状況を表していて、左から順に味方キャラクター、敵キャラクターの順番で表示されているんだよ」
「ふーん、なるほど……じゃあ右にある数字はなんなのかしら?」
「それはパーティー全体のHPを表しているんだ」
「つまり、この世界は夢だと思ってください。
そしてこれはあなたの夢の中に出てくるキャラクターですよ。」
「ここはムーンサイド。現実じゃないんだよ。」
「この病院の中で怪我や病人はたくさんいますけど、死んでいる人はいないでしょう?それはなぜですか?」
「ここでは死ぬ事はありません。」
「ただ寝てるだけ。眠ってるだけです。だから痛かったり苦しくなったりすることはないんです。」
「でも、どうしてそんな事ができるのかは、わからないんです。」
「とにかく、あなた達はここで治療を受けて下さい。」
「あと、ぼくたちは普通の人間とはちょっと違うので、あまり驚かないようにお願いしますね。」
「あらそうだったの。別に気にしないけど。」
(治療中)
「はい終わりましたよ。お大事にね。」
「ありがとうございます。」
「あの~……すみません。」
「何でしょうか?」
「ここはどこですか?」
「月ですよ。」
「そんなことわかっとるわい!バカにするなっ!」
「失礼しました。」
「おいネズ公、このじいさんは何者だ?」
「知らないよ。」
「やれやれ。」
「あの、すいませーん。」
「何でしょう?」
「僕たちどこに行けば良いんでしょう?」
「さぁ、知りませんね。」
「困ったなぁ。」
「困りましたねぇ。」
「あのぉ……」
「はい、なんでしょう?」
「ちょっときいてみただけよ。」
「ねえ、何やってんのよ。早く行くわよ。」
「うん、すぐいくよ。」
「ぼくのパパがこの前ね……」
「私のお父さんもこの間ね……」
「あら、あなたそんなところで何をしているの? 早く来なさいよ。」
「あ、わかったよ。いま行くよ。」
「やだ、もう行っちゃうの?もっと話そうよ。」
「だめだよ。今日は忙しいんだよ。また明日おいで。」
(医者の判断能力がない場合)
「これはすごい。」
「この薬をあげよう。ただし1日3錠までだ。それ以上飲んじゃいけないよ。」
「これはすばらしいぞ。」
「やめておきなさい。体に毒ですよ。」
「それは効き目があるかもしれないけど副作用もあるよ。」
「これは私の手に負えないねえ。」
「残念だけど君の体の中にはもうこれしかないようだ。」
「君はこれを飲みたいかい?飲む気なら止めはしないよ。」
「君はこれを飲んではいけない。なぜなら体が受け付けないだろうからだ。」
「これを飲んだら死ぬことになるよ。」
「そんなことしたら君自身が死んでしまうじゃないか。」
「これで君の体は生きながらえるだろう。しかし心は死ぬ。」
「もし本当にそれで生きていけると思えばやってもいい。」
「これを飲む前にまず私に相談してくれ。」
「それを飲むと脳細胞が死滅する。」
「その薬は君の命を助けるためにあるのだ。だが命を捨てたいのならば捨ててもかまわない。」
「その薬は君の命を救うと同時に君の人生を終わらせる。」
「その薬は君を救うためにあるのではない。」
「それを飲んだら君自身の人格が変わる事になる。」
「その薬は君にとって猛毒となる。」
「その薬は君を殺すためにあるんじゃなくて 君の寿命を伸ばすために飲むんだよ。
君はそれを飲まないで死ぬのか? そうじゃないだろ? それと一緒さ。」
「やれやれ。」
「はい」
「それは何ですか?」
「どうしました?」
「どこへ行きたいのかな?」
「どうしてそんな顔をしているのかな?」
「何をしたら喜んでくれるのかなぁ……」
「この子達はただ寝てるだけですよ。」
「おやすみなさい。」
(夜更かししている子供達への対応)
「ほれほれ、もう遅い時間だぜ。早く寝ないと明日起きられないぞ。」
(ゲームセンター)
「おおっと、ゲームはまたあとにしときな。」
(カジノ)
「あらあら、そうだったの!?知らなかったわ!」
「ちょっと待ってくれ、いま説明するよ。」
「ちょっと待ってくれ、いま説明するよ。」
「何々?何を話しているのかしら?」
「さあさあ皆さん聞いてください。
今日はスペシャルゲストがいらっしゃいます。」
「さあさあ皆さん聞いてください。」
「こんにちは!ぼくの名前はプーボ!」
「こんにちは!ぼくの名前はプーボ!」
「よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。」
「あの……実はぼくは宇宙人なんです。」
「あの……実はぼくは宇宙人なんです。」
「地球という星から来ました。」
「地球という星から来たんです。」
「ぼくは今、この星の平和を守っています。
そうしているうちに、 どんどん敵が強くなってきました。
ぼく一人ではとても勝てません。
仲間になってくれる人はいませんか?」
「はい」
「ありがとうございます。ぜひお願いします。」
「はい」
「うれしいな。よろしくね。」
「はい」
「こちらこそよろしくね。」
「はい」
「これから一緒にがんばりましょう。」
「はい」
「ねえ、あなたの心の中に何があると思う? それはあなたにしかわからないの。
だから自分の心を自分で見てみることが必要なのよ。」
「うん。」
「まず、目を閉じるのよ。目を閉じたまま耳を澄ませてみて。」
「そうすると、聞こえてくるものがあるはずよ。」
「……。」
「聞こえるでしょう?」
「うん。」
「それがあなたの心の中の声よ。」
「ぼくの心の中の声……。」
「その声を聞いてあげて。
どうしてそんなことを言ったのか考えてあげて。」
「わかったよ。」
「それはそうだけど、そんなことよりあの子は一体どこに行ったのかしら?」
「それが問題だ。」
「うん、問題だよ。」
「ねえ、どこに行っちゃったのかなぁ? 心配だねぇ。」
「本当に困った子だわ。」
「早く見つけないとまずいな。」
「うーん、困った。」
「………………。」
「大変だーーっ!!誰かーーー!!助けてくれーーー!!」
「ど、どうかしたの!?何があったの?」
「大変なんだ!!今すぐ来てくれないか!!」
「わかった!!すぐに行く!!」
「…………よし、OKだ。」
「何よその顔。」
「何でもないさ。」
「ちょっと待ってくれよ。ぼく達はもう行かなきゃいけないんだよ。」
「あらそう。」
「ああ。じゃあまた会おうぜ。」
「そうねえ。」
「元気でね。」
「あんたたちもね。」
「さよなら。」
「うん、さようなら。」
「早く行こうよ。」
「分かってるよ。」
「気をつけてね。」
「ああ。じゃあな。」
「またいつか会うかもしれないけど、その時はよろしくね。」
「ええ、きっとね。」
「そういえば昨日聞いたんだけど、あの有名な占い師さんがこの町に来たらしいわ。」
「あの占い師さんが!?ほんとうですか?」
「本当よ。なんでも悩みがある人はみんな占いに来てくださいって言って回ってるみたいなの。」
「すごいやつだぜ。その噂を聞いてわざわざ遠くから来た人もいるくらいだからな。」
「そうなの。それにすっごく美人だし、スタイルもいいのよ。」
「どんな格好なんだろう。気になるなぁ。」
「そんなことより早く学校に行きなさい!」