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おさかな
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烏「あ。まさかとは思うけど、相手の子、彼氏 いないだろうね?」
露「さぁ?知らね」
烏「ちょっとは気にしなよ…。また相手の男が 寝取られた〜って怒鳴り込んできたらどう すんのさ」
露「んなもん返り討ちにしてやんよ」
弱気な心配を鼻で笑ってると、ウクライナは頭痛を堪えるように頭を振っていた。
烏「まぁ、いいけど。今度は僕を巻き込まない でよ?」
露「それは喧嘩を吹っ掛けて来る奴に言え」
烏「殺気立った人に僕は無関係ですって言って も通じないんだよな〜」
ウクライナが遠い目をしてそんな事を呟く。
そういえば少し前に絡まれたことあったな。確かあの時もウクライナは一緒にいて巻き込まれた。
露「あの時だってなんとかなったろ?」
烏「いや、5人に囲まれたら1も2もなく逃げる べきだったよ」
露「たかが5人じゃねぇか。それもつるんでな きゃ何も出来ねぇ雑魚ばっか。喧嘩は数 じゃねぇ。」
烏「普通は相手に絡まれる時点でダメなんだ
よ!! 」
露「あーはいはい。気を付けますよー」
烏「全く……」
露「そういや、お前は彼女つくんねぇの?そろ そろ夏休みだぜ?彼女いなきゃつまんねぇ
だろ?」
烏「う〜ん……。僕はいいかなぁ。受験勉強も あるし」
露「はぁ?受験なんて参考書読んどきゃどうと
でもなるだろ」
烏「それはロシアだけなんだよ!!!」
露「お前だって別に成績悪くないだろ」
烏「僕は勉強してこれなんだよ 」
露「…ふーん。そうゆうもんか」
烏「そうゆうもんだよ」
俺は自分が外れてる側という自覚があるし、何よりウクライナが言うのならそうゆうのなんだろう。
とはいえ、だ。ウクライナは俺と違って恋愛情に奥手だ。高校3年になっても未だに彼女1人も居ない。
____よし。俺が紹介してやろう。
露「ウクライナ。お前どんな女が好みなん
だ?」
烏「いやだから僕は」
露「別に良いだろ?好みを話すぐらい。ちょっ とした興味ってやつだよ」
烏「うーん……。あ、好きになった子がタイ
プ、とか? 」
露「なんだそりゃ、答えになってねぇぞ」
烏「そう言われてもなー。事実だし」
露「じゃあ例えばアイツとかは?あの、左から 3番目のヤツ」
烏「えぇっと、どう だろうね?」
露「こっちならどうだ?」
烏「誰だろ?他学年の人かな?……あぁ、、確 か吹奏楽部の人だ。文化祭で演奏してた気 がする。えーっと名前は確か……」
露「あのなぁ。名前とかどうでも良いんだよ。
好みかどうか聞いてんだ。」
机の上を這っていた蜘蛛を何となく目障りで払いのける。飛んで行った蜘蛛を視線だけで追った。
ふと、1人の女と目が合う。そいつはちょっとだけ驚いた様な顔をしてから微笑んだ。
そうだ。コイツなんてどうだろう?
露「ウクライナ。あいつはどうだ?」
烏「アイツってベラルーシさん?」
烏「……。彼女はやめておいた方がいいと思 う。」
露「は」
驚いた。何に驚いたってウクライナが強い口調で明確に拒絶したことに。
烏「あぁ、いやほら。ベラルーシさん、人気あ るみたいだし、僕なんかじゃとても…ね」
露「お前そんな事気にしてんのかよ。そんなん じゃ一生彼女できねぇぞ」
ああ、そういや思い出した。
いつだったかベラルーシは独り言を呟いていた。それが何だか薄気味悪かったんだ。
露「ちっ、こっちも駄目か」
烏「どうしたの?」
露「いや、みんな予定があるらしくて捕まらな
かっただけだ。ウクライナは?」
烏「あー、ごめん。今日はちょっと」
露「はぁ…分かったよ。今日は暇になりそう だ」
結局色々試してみて最終的に辿り着いたのが女遊びだ。
ただまぁ、困ったことに正直これにも飽きてきた。2股や浮気を操り返し、スリルを楽しむ真似もしたが、この手の刺激は飽きるのも早い。
退屈に殺されそうだ。
____なんか面白い事ねぇかなぁ。
コメント
1件
うわ、この2人の掛け合い、すごくリアルで笑っちゃったよ。ロシアの「たかが5人じゃねぇか」に対してウクライナが「普通は絡まれる時点でダメ」ってツッコむの、仲良いんだなって伝わってくる。ベラルーシを紹介されたときのウクライナの拒絶、あれなんだろ…彼女の独り言が薄気味悪かったって伏線っぽいのが気になる。「退屈に♡♡♡れそう」ってロシアのセリフ、この先何か仕出かしそうでぞわっとした。続きが気になる〜!