テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
Nemucha@不定期投稿
あるてみす
183
彁蕐
6,615
犬狼鳥(けんろうちょう)・黒子
1,229
見にきてくれてありがとう。
今回は全14話の旧国メンバーによる、ほのぼの日常系シェアハウスのお話に挑戦してみたよ。初めての投稿だからめちゃくちゃ緊張してるけど、みんなが癒されるようなお話にしていきたいな。主に日帝、ナチス、ソ連、イタ王あたりを中心に、のんびりした日常の絡みをたくさん書いていく予定だよ。
コメントやリクエストをもらえると、嬉しくて執筆スピードがめちゃくちゃ上がっちゃうタイプです(笑)。ぜひ気軽にたくさん感想とかを書き込んでね。これからよろしくお願いします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⚠️【注意書き】
当作品は非公式の二次創作です。実在する国家、政治、歴史、特定の団体とは一切関係ありません。批判や中傷目的の閲覧・コメント、また無断転載などはやめてね。マナーを守って楽しく読んでもらえると嬉しいな。
それじゃあ、本編をどうぞ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【第1話:ようこそ、僕らのシェアハウスへ!】(本編)
青く澄み渡る空の下、新しい季節の匂いが鼻をくすぐる。
今日から始まる新学期。それと同時に始まる、誰も予想していなかった新しい生活。
俺――日帝は、少し大きめのキャリーケースを引きながら、目の前に立つ古風で立派な二階建ての一軒家を見上げていた。
「ここが、今日からお世話になるシェアハウスか……」
木製の重厚な表札には、これからここで一緒に暮らすことになる同居人たちの名前がずらりと並んでいる。
かつて激動の時代を駆け抜け、世界の中心で火花を散らした奴らが、現代の同じ学校に通いながら一つ屋根の下で共同生活を送る。それがこの『旧国シェアハウス』の建前だった。
規律を重んじ、どちらかと言えば他人に壁を作りがちな自分が、そんな大層な場所で上手くやっていけるのだろうか。
期待よりも、心臓をドクドクと鳴らす緊張の方が遥かに大きかった。
俺はぎゅっとキャリーケースの手すりを握り直し、意を決して玄関のインターホンに指を伸ばす。
ピンポーン、と爽やかな音が静かな家の中に響き渡った。
すると、すぐに奥の方から容赦のない激しい足音がドタバタと近づいてくる。足音だけで誰だか分かってしまうのが、なんだか少し可笑しかった。
「おい日帝!遅いぞ、待ちくたびれた!」
ガチャリと勢いよく扉が開くと、そこに立っていたのは、腕章を巻いたいつもの軍服姿で不敵に笑うナチスだった。相変わらず声が大きい。
「あ、ナチス。すまない、少し道に迷ってしまって。今日からよろしく頼む」
「気にするな!さあ、早く中に入れ。お前が来ないとリビングの空気が凍りついて冷房いらずなんだよ。早くあの赤色をどうにかしてくれ」
ナチスに背中をグイグイと急かされるまま、ピカピカに磨かれた廊下を進んで広々としたリビングのドアを開ける。
そこには、すでに引っ越しを終えて思い思いに気まずい空気を醸し出している旧国たちの姿があった。
「フン、ようやく主役のお出ましというわけか」
ソファーの特等席に深く腰掛け、不機嫌そうにパイプをふかしているのはソ連だ。圧倒的な威義感を放っているけれど、俺の姿を見ると、ほんの少しだけその鋭い目元を緩めた気がした。
「遅かったな、日帝。お前が来ないから、そこのドイツ帽が勝手に部屋割りを仕切ろうとしてうるさかったんだ。規律だの効率だの、耳が腐るかと思ったぞ」
「なんだとソ連!俺は全員の荷物の搬入経路まで計算して、最も効率的な割り振りを提案しただけだ!お前みたいにソファーに根を張って動かない奴に言われたくない!」
「なんだと? もう一度言ってみろ、この資本主義の犬め」
「私はファシ……いや、今はただの同居人だろうが!」
相変わらず出会って数秒で一触即発になる二人を見て、俺は思わずフッとため息混じりに微笑んでしまった。
ここに来るまでの道中で膨らんでいた不安が、彼らのいつもと変わらない騒がしさによって、胸の奥から少しずつ溶けていくのを感じた。
「はいはい、二人とも喧嘩はそこまで。日帝が困っているじゃないか」
そう言って、お盆に湯呑みを載せてキッチンの奥からトコトコと歩いてきたのはイタリア王国だった。相変わらずこの緊迫した空気の中でもマイペースだ。
「ちょうどいい、日帝も来たことだし、みんなでお茶にしよう。僕が特製のドルチェを用意したんだ!」
「おいイタリア、まさかそれはまたパスタを甘く茹でたような怪しいものじゃないだろうな?」
「失礼なことを言うなナチス!今回はちゃんと美味しいケーキだよ!」
「フン、お前の料理の腕だけは認めてやらんこともない」
ソ連が小さくパイプを置き、ソファーから身を起こす。ナチスも文句を言いながら、帽子を脱いでテーブルの席についた。
「まぁまぁ、お茶にしましょう。私が美味しい日本茶を淹れますよ」
俺が荷物から厳選してきたお茶の葉を取り出すと、リビングにふわっと爽やかな香りが広がった。
窓から差し込むあたたかな木漏れ日。
かつての因縁や歴史はどこへやら、誰かが皮肉を言えば、誰かが怒り、また別の誰かが呆れたように笑う。
「……ふっ、なんだか思った以上に賑やかになりそうだな」
小さく呟いた俺の声は、イタリア王国の明るい笑い声と、それに文句をつけるナチスの声にかき消されてしまったけれど。
これから始まる14話分の、少し奇妙で、優しくて、最高に愛おしい物語の記念すべき第1ページが、いま静かにめくられたのだった。
(第1話 終わり)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまで読んでくれて本当にありがとう 。
初の投稿と執筆で頭をフル回転させたから、めちゃくちゃ疲れちゃった(笑)。さすがに限界が近いから、今回はこの辺で終わりにしてもう寝るね。
みんなも良い夢を見てね。おやすみなさい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コメント
3件
第1話お疲れさまです!旧国メンバーのシェアハウス、めっちゃ新鮮で面白かったです…!日帝の緊張と、ナチスとソ連の喧嘩、イタリアのマイペースさがもうキャラ立ちしてて、歴史知ってる人ほどニヤニヤしちゃう空間だなって思いました。初投稿とは思えないほど世界観がしっかりしてて、これからの14話がすごく楽しみです。癒されたいときにぴったりな作品ですね…!続き、静かに待ってます🌙