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#からぴちBL
璃寧_
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夢来(ゆら)
コメント
1件
うわ、ついにじゃぱぱから誘った…!あの「送っちゃったああああ」にはこっちまでドキドキしましたよ。普段は追われる側のじゃぱぱが自ら動くようになった、その一歩がすごく愛おしい。たっつんの「行く!! めっちゃ行きたい!!」も相変わらず元気いっぱいで、読んでて自然と笑顔になりました。ふたりきりのご飯、お互いの緊張と照れがにじむやりとりが堪らない…。「その相手が、たっつんでよかった」って心の中で思うじゃぱぱ、もうほぼ恋ですよこれは。続き、めっちゃ気になります!
『限界ホストは癒されたい』
第5話「初めての、ふたりきり。」
今回もたつじゃぱ中心です!
※この作品は創作です。
※ご本人様とは一切関係ありません。
※苦手な方は閲覧をお控えください。
〜じゃぱぱside〜
午後4時。
jp「…………」
スマートフォンを見つめたまま、俺は固まっていた。
画面には、昨日の営業後に撮ったスタッフたちの写真。
どぬはピースして笑っているし、うりは相変わらずカメラを向けられると微妙な顔をする。
ゆあんは変なポーズをしていて、なおちゃんはその後ろでなぜか手を振っていた。
……いつもどおりの、にぎやかな写真。
なのに。
俺の目は、写真の端に写っているものに向いていた。
jp「……たっつん」
写真には写っていない。
ただ、頭の中に浮かんでくるだけ。
『……俺、待てるから』
『……俺の前では、無理せんでええからな』
jp「…………」
……なんで、こんなに思い出すんだろう。
昨日だって、あいつが帰ったあと。
何度も言葉を思い返してしまった。
いつもなら、あんなに好き好き言われたら困るのに。
昨日は。
もっと話していたかった。
jp「……はぁ」
机に頬杖をつく。
……会いたい。
jp「…………っ!?」
思った瞬間、自分で自分に驚いた。
いやいやいや!!
何を考えてるんだ、俺!!
jp「……仕事、仕事!」
慌てて書類を引き寄せる。
……でも。
文字が頭に入ってこない。
jp「…………」
……一回くらい。
俺から誘ってみても、いいのかな。
昨日は、あいつが俺の話を聞いてくれた。
今度は。
俺が、あいつのことを知りたい。
どんな仕事をしているのか。
休みの日は何をしているのか。
何が好きで、何をしているときに笑うのか。
……もっと。
知りたい。
jp「…………よし」
俺はスマートフォンを手に取った。
たっつんの連絡先。
……登録してある。
何度か店に来てくれているし、連絡先を交換したのも自然な流れだった。
でも。
俺から連絡するのは、初めてだった。
jp「…………」
メッセージ画面を開く。
『たっつん、今度時間ある?』
……いや、軽すぎる?
『今度、一緒に出かけない?』
…………。
jp「……っ、無理!!」
スマートフォンを机に伏せた。
……何を緊張してるんだよ、俺!!
ただ誘うだけじゃん!!
お客さんと食事に行くことだって、仕事ではある。
なのに。
今回は、仕事じゃない。
……俺が。
俺自身が、たっつんに会いたいから。
jp「…………」
深呼吸をひとつ。
もう一度、スマートフォンを持つ。
そして。
『たっつん、今度の休みって空いてる?』
送信。
jp「…………」
…………。
jp「送っちゃったああああ!!」
事務室に、俺の声が響いた。
〜たっつんside〜
tt「…………」
スマートフォンが震えた。
仕事の休憩中。
何気なく画面を見る。
通知には、見慣れた名前。
『じゃぱぱ』
tt「…………」
…………。
tt「…………は?」
もう一度、画面を見る。
『たっつん、今度の休みって空いてる?』
tt「…………」
tt「えええええええええ!?」
hr「うわっ!? ど、どうしたの!?」
tt「ヒロくん!!」
hr「……な、なに?」
tt「じゃぱぱから!!」
hr「……うん?」
tt「じゃぱぱから連絡きた!!」
hr「……えっ!?」
mf「……声でかい」
no「おやおやぁ? 何事ですか?」
tt「見てこれ!!」
俺は、ふたりにスマートフォンを見せた。
hr「……え、ほんとだ」
no「ふふっ! これは大事件ですねぇ!」
mf「……返事すれば?」
tt「わ、分かっとるわ!!」
分かってる。
分かってるけど!!
tt「……なんて返したらええん!?」
mf「……普通に」
tt「普通ってなんやねん!!」
hr「……休みが空いてるか聞かれてるんだから、空いてるならそう答えればいいんじゃない?笑」
no「そのあと、どこへ行くのか聞けばいいと思います!」
tt「…………」
……なるほど。
俺は、震える指で返信した。
『空いてるで!!』
送信。
…………。
……いや、待て。
これだけやと、なんか変ちゃう!?
慌てて、もう一通送る。
『どしたん?』
tt「…………」
……送ってもうた。
hr「……ふふっ、よかったね笑」
tt「……ほんまに、夢ちゃうよな?」
mf「……スマホ見すぎ」
no「でも、嬉しいですねぇ!」
tt「…………」
嬉しい。
めちゃくちゃ嬉しい。
だって。
いつもは俺から会いに行っていた。
俺から話しかけて。
俺から好きって伝えて。
それなのに。
今回は。
じゃぱぱから、俺に連絡してくれた。
tt「…………」
……これだけで。
今日一日、頑張れる気がした。
〜じゃぱぱside〜
jp「…………」
返信が来た。
『空いてるで!!』
『どしたん?』
jp「…………」
……元気だなぁ。
思わず、笑ってしまう。
jp「……ふふっ」
いつもなら、すぐに「会いたかったん!?」とか返ってきそうなのに。
今日は、意外と普通だ。
……いや。
普通じゃない。
画面の向こうで、たっつんがどんな顔をしているのか。
簡単に想像できてしまう。
きっと、目を丸くして。
大きな声を出して。
隣にいる人たちを巻き込んで騒いでいるんだろう。
jp「……ふふっ」
……本当に、分かりやすい人。
俺は、ゆっくり文字を打った。
『よかった!』
『もしよかったら、今度ふたりでご飯行かない?』
jp「…………」
……送信。
jp「…………っ」
……言っちゃった。
今度は、俺から。
ふたりで。
ご飯に。
jp「…………」
……返事、まだかな。
スマートフォンを机に置く。
……いや、やっぱり気になる。
手に取る。
……まだ来てない。
jp「…………」
……仕事しよう。
そう思った、その瞬間。
スマホが震えた。
〜たっつんside〜
tt「…………」
『もしよかったら、今度ふたりでご飯行かない?』
tt「…………」
…………。
tt「…………は?????」
mf「……今度はなに」
tt「ふたりで!!!!」
hr「……えっ!?」
no「おおっ!?」
tt「ふたりでご飯やって!!」
hr「……じゃぱぱさんから?」
tt「せやねん!!」
no「これは大きな進展ですねぇ!」
mf「……で、返事は?」
tt「…………」
…………。
tt「行くに決まっとるやろおおおお!!」
mf「……うるさい」
hr「……あははっ笑」
no「たっつんさん、顔が真っ赤ですよ!」
tt「うるさいわ!!」
俺は、勢いよく返信した。
『行く!! めっちゃ行きたい!!』
……あ。
tt「…………」
……ちょっと、勢いありすぎた?
すぐに、もう一通。
『誘ってくれてありがとうな!』
送信。
…………。
tt「…………」
あかん。
嬉しすぎる。
じゃぱぱとふたりでご飯。
店の中じゃない。
仕事中でもない。
俺と、じゃぱぱ。
ふたりきり。
tt「…………」
……どうしよ。
何着ていこう。
何話そう。
どこ行くんやろ。
……いや、待て。
まだ日程も決まってへん。
tt「…………」
……落ち着け、俺。
mf「……無理そうだね」
tt「せやな!!」
mf「……認めるんだ」
hr「……ふふっ笑」
数日後ーーーー
〜じゃぱぱside〜
jp「……お待たせ!」
待ち合わせ場所に着くと、たっつんが立っていた。
tt「おっ! じゃぱぱ!!」
jp「……ふふっ、早いね!」
tt「そらそうやろ! 楽しみやったし!」
jp「…………っ」
……あ。
いつもの調子だ。
jp「……もう」
tt「なんや?」
jp「……なんでもない!」
……やっぱり。
ちょっと、恥ずかしい。
今日の俺は、いつもの仕事着じゃない。
店の制服でもない。
普通の私服。
それなのに。
tt「…………」
jp「……な、なに?」
tt「……いや」
jp「……?」
tt「……今日のじゃぱぱ、めっちゃ新鮮やなって」
jp「…………っ」
tt「……似合っとる」
jp「……っ、ありがと」
……だめだ。
やっぱり、すぐ照れてしまう。
tt「……よし! ほな、行こか!」
jp「……うん!」
並んで歩き始める。
……なんだろう。
いつもより、少しだけ緊張する。
隣にいるのは、いつも店に来てくれるお客さん。
……だけど。
今日は、それだけじゃない気がした。
〜たっつんside〜
tt「……じゃぱぱ、何食べたい?」
jp「うーん……」
少し考えてから、じゃぱぱが答えた。
jp「……パスタとか?」
tt「ええやん! ほな、探そ!」
jp「……んふっ、ありがとう」
……笑った。
また、笑ってくれた。
今日は。
俺が楽しませなあかん、って思ってた。
でも。
じゃぱぱが楽しそうにしているだけで、俺も嬉しい。
……ほんま、単純やな。
店に入って、ふたりでメニューを見る。
jp「……うわ、これおいしそう!」
tt「ほんまや! 俺、こっちにしよかな!」
jp「えー、迷う!」
tt「半分こする?」
jp「……え?」
tt「いや、いろいろ食べられるやん?」
jp「…………」
……あれ。
なんか、変なこと言った?
jp「……いいね、それ!」
tt「……おっ!」
……よかった。
俺たちは、いくつか料理を頼んだ。
仕事の話。
店の話。
スタッフの話。
くだらない話。
気づけば、時間があっという間に過ぎていた。
jp「……たっつんってさ」
tt「ん?」
jp「会社でも、そんなに元気なの?」
tt「……え?」
jp「いつも明るいから!」
tt「……まあ、元気な方やと思うで?」
jp「……ふふっ」
tt「でも、仕事で疲れることもあるで!」
jp「……そっか」
tt「せやけど、楽しいこともあるしな!」
jp「……うん」
少し考えて。
tt「……じゃぱぱは?」
jp「……え?」
tt「店長の仕事、大変やろ?」
jp「…………」
tt「楽しいこともあるやろうけど、しんどいこともあるんちゃう?」
jp「…………」
じゃぱぱは、少しだけ目を伏せた。
jp「……うん。まあ、ね」
tt「……そっか」
jp「……でも、みんなが頑張ってくれるから」
tt「……うん」
jp「……この店、好きなんだ」
tt「…………」
jp「スタッフも、お客さんも。ここで笑ってくれるのが嬉しい」
tt「……じゃぱぱらしいな」
jp「……え?」
tt「……みんなのこと、ほんま大事にしとるんやなって」
jp「…………」
tt「……そういうとこも、好きやで」
jp「…………っ!」
tt「……あ」
……言ってもうた。
せっかく今日は、落ち着いて話そうと思ってたのに。
jp「……もう、たっつん!」
tt「ごめんって!!」
jp「……ふふっ!」
……あ。
笑った。
いつもみたいに。
でも。
今日は、その笑顔を少し近くで見られた気がした。
〜じゃぱぱside〜
食事を終えて、店を出る。
夜風が、頬を撫でた。
jp「……おいしかったね!」
tt「せやな!」
jp「……誘ってよかった」
tt「…………」
……あ。
口に出しちゃった。
tt「……え?」
jp「……あっ、いや!」
tt「…………」
jp「……その、たっつんと話したかったから」
tt「…………」
……どうしよう。
言ってしまった。
でも。
嘘じゃない。
jp「……最近、たっつんと話すの、楽しいんだよね」
tt「…………」
jp「……だから、またこうやって出かけられたらいいなって」
しばらく。
たっつんは、何も言わなかった。
jp「……たっつん?」
tt「…………」
……あれ。
怒った?
いや、そんなはずは。
tt「……じゃぱぱ」
jp「……うん?」
tt「……それ、ほんまに言うとる?」
jp「…………」
tt「……俺、めっちゃ嬉しいねんけど」
jp「…………っ」
……あ。
顔が赤い。
俺だけじゃない。
たっつんも。
jp「……ふふっ」
tt「……なんで笑うねん!」
jp「……だって、たっつんも照れてるから!」
tt「……そら照れるやろ!!」
jp「……ふふふっ!」
……楽しい。
本当に。
こんなふうに誰かと出かけるのが、久しぶりだった。
そして。
その相手が、たっつんでよかった。
……そう思った。
〜たっつんside〜
帰り道。
駅までの道を、ふたりで歩く。
……帰りたくない。
いや、帰らなあかんけど!!
tt「…………」
隣を見る。
じゃぱぱは、スマートフォンをしまって、夜の街を眺めていた。
……可愛い。
いや、ほんまに。
tt「……じゃぱぱ」
jp「ん?」
tt「……今日は、ありがとな」
jp「……え?」
tt「誘ってくれて、めっちゃ嬉しかった」
jp「…………」
tt「……俺ばっかり誘ってたからさ」
jp「…………」
tt「……じゃぱぱから誘ってくれるなんて、思ってへんかった」
jp「……そっか」
tt「……うん」
少しだけ、間が空く。
それから。
jp「……また、誘ってもいい?」
tt「…………」
…………。
tt「…………え?」
jp「……え?」
tt「……いや、え?」
jp「……だから!」
少し照れたように、じゃぱぱが言った。
jp「……また、一緒にご飯行きたいなって」
tt「…………」
…………。
tt「…………もちろんや!!」
jp「……ふふっ!」
tt「いつでも!! 何回でも!!」
jp「……何回でもは、ちょっと大げさじゃない?笑」
tt「大げさちゃうわ!!」
jp「……ふふっ!」
……ああ。
もう。
好きや。
ほんまに、好きや。
でも。
今日、気づいたことがある。
好きだから、何かをしてほしいんじゃない。
一緒に笑えることが。
一緒に過ごせることが。
こんなにも嬉しいんや。
tt「…………」
……次は。
もっと、じゃぱぱのことを知りたい。
俺のことも、知ってほしい。
焦らずに。
少しずつ。
……絶対、振り向かせたるからな。
〜じゃぱぱside〜
家に帰って、ソファに座る。
jp「……はぁ」
……楽しかった。
本当に。
今日のことを思い出すと、自然に笑みがこぼれる。
tt「……また、誘ってもいい?」
……俺から聞いたんだっけ。
jp「…………」
……また、会いたい。
そう思ったから。
jp「……たっつん」
小さく名前を呼ぶ。
スマートフォンを手に取って、メッセージ画面を開く。
『今日はありがとう! 楽しかった!』
送信。
少しして。
『俺もめっちゃ楽しかった!! また行こうな!』
jp「…………」
……ふふっ。
返信、早いなぁ。
画面を見つめながら、俺は小さく笑った。
……まだ。
これが恋なのかは、分からない。
過去のことだって、完全に忘れたわけじゃない。
でも。
もう一度、誰かを知りたいと思えた。
自分から会いたいと思えた。
それは、きっと。
俺にとって、大きな一歩だった。
〜たっつんside〜
その夜。
tt「…………」
ベッドに寝転がりながら、スマートフォンを見つめる。
じゃぱぱとのメッセージ。
何度見ても、嬉しい。
tt「……ふふっ」
……あかん。
顔が緩む。
tt「……また行こうな、かぁ」
俺は、スマートフォンを胸元に置いた。
……次も。
その次も。
こうやって、ふたりで笑えたらいい。
いつか。
じゃぱぱが、俺のことを好きになってくれたら。
……いや。
その日が来るかどうかは、まだ分からへん。
でも。
今は、それでええ。
tt「……おやすみ、じゃぱぱ」
誰もいない部屋で、小さく呟いた。
そして翌日。
jp「……えっ?」
スタッフから聞いた話に、俺は思わず声を上げた。
昨日、たっつんと食事に行ったことが、ほかのスタッフにも知られていたらしい。
dn「……えー!? じゃぱぱから誘ったの!?」
jp「ちょ、どぬ!! 声大きい!!」
ya「うそ!? あのたっつんと!?」
ur「……へぇ」
jp「……うりまで!?」
dn「……ねぇねぇ、どうだったの!?」
jp「……普通に、ご飯食べただけ!!」
ya「ほんとかなぁ〜?」
jp「ほんと!!」
dn「……じゃあ、また行きたい?」
jp「…………」
……え。
jp「…………」
……また、行きたい。
そう思った瞬間。
jp「…………っ!!」
dn「……あっ、顔赤い!」
ya「絶対また行きたいんじゃん!!」
jp「もーーー!!」
控室に、みんなの笑い声が響いた。
――第5話 END――
第5話、読んでくれてありがとうございます!!
今回は、じゃぱぱから初めてたっつんを誘うお話でした!
いつも追いかけていたたっつんにとって、じゃぱぱからのお誘いは大事件!!
そして、じゃぱぱも少しずつ「また会いたい」と思うようになってきました。
まだ恋だとは言い切れないけれど、ふたりの距離は確実に縮まっています!
次回は、たっつんが仕事で落ち込んでしまうお話。
いつも元気なたっつんが見せた意外な一面に、じゃぱぱは……?
次回・第6話「今度は、俺が支える番。」
♡めっちゃたくさんありがとうございます!
まじでみなさんサイコーすぎませんか?
お隣さんには逆らえないの(えっっっち)
出したので是非見てね🥺
これからも♡よろしくお願いします🙇
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