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NO side「卒業させてください」
その発言は決してメンバーにとって嬉しい発言ではない
こえの顔は真っ青で今すぐにでも何か言いたそうなのを耐えているような。苦しそうな表情だった
くには全てを察したかのように歯をギリギリとして悔しさを隠しきれていない
ゆうは現実を受け止めきれていないのか引きつった笑顔で彼女を見つめる
こったろは立っていたら膝から崩れ落ちたであろう絶望の顔
少なくともドッキリや企画、演技でないことは分かっているのだ。彼女は演技やセリフが本当にとことん苦手なのだから。
だからこそ本当のことだと分かってしまう。彼女達にのっては最悪だろう
「…嘘、…じゃ、ないよね、ごめん」
ゆうが複雑な顔をして手元に視線を落とす
「…無理…ッ嫌だよ…⁈絶対させないよッ⁈」
こえが少しずつ声を荒げていく。彼女にとって大切な喉を今は庇おうともせず目の前の親友が“ただの親友”になることを全力で止めている。
「な…で⁈れるのやり…ッたいことって⁈それはすたぽらじゃッできないのッ⁈れるが卒業したらッ誰が僕たちの曲作るの⁈れるの…ッ声を届けるの⁈」
顔は真っ青で手は震えながら弱々しく机を掴む。心のどこかでは落ち着こうとしているのか言葉が詰まっては溢れ出てを繰り返す
心と体と口が、何も一致していない。そんな状態のこえを目の前にしてれるは思わず顔を歪ませる。
こえの勢いに釣られるようにれるも叫び出す
「なんも分かってへんッ!れるかて苦しいし悲しいししんどいわッ!でもそれ以上にお前らに迷惑かけなくないんよ分かるか⁈」
「迷惑なんてないッ!れるさんがいてくれれ…」
「綺麗事ですませんなバカかッ⁈お前らがそうでもぽらりすは⁈スタッフさんは⁈」
「心配なら事務所も抜けるしそれで着いてこないぽらりすはも」
パァン
二人の頬が同時に叩かれる。一瞬で静まり返った部屋に小さな嗚咽が響く
涙でぐしゃぐしゃになってただただ悔しそうに下を向くくにの姿。二人の頬を叩いた両手がじんじんと痛みそれを隠すように手を握りしめている
「…もうッ…やめて……ッ」
メンバーの卒業をしたいと言う願いを聞いて心の整理ができていない。仲のいいメンバーの二人が激しい喧嘩をしていてそこに割り込むこともできない。挙げ句の果てにはいつもなら言わない、ぽらりすのことを着いてこないならいいと言いそうになる。誰よりも優しい彼女にとっては相当きついことだろう
「………ごめ…ッ」
そう言って荷物を持って会議室から走り去って行く。
会議室に残された四人。ゆうは冷や汗をかいて放心状態。こたは良くも悪くも冷静だった
ゆうの頭をすっと撫でてこえとれるをぎゅっと抱きしめる
「…ありがとう、今日は急だったし、また話そう」
唯一今精神を安定させるために頼れる存在だった。
「…ほら、今日は一旦帰ろ?今日6時からいれいすテレビ出るよ♪」
少しいつもの空気に戻る。
どんな結末にかるかなど誰も分かりはしなかった。
読んでいただきありがとうございます!
どもども星音です!
NO sideは最初以来のでは?
これから一人ずつ触れていきますが…
それでは!また次回!
コメント
4件
先輩の卒業式で泣いたばっかなのにまた涙がッッッ😭
やめてくれっ、、泣いちゃうだろっ、(