テラーノベル
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一か月後の秋の晴れた日。チバラキV用の軽トラックが道を走っている。運転しているのは瑠美。
荷台で他の4人が書類の山と格闘している。
玲奈「ええと、今日のステージは……あれ? すいません、瑠美さん。場所間違えて言っちゃった」
智花「ちょっと逆の方向じゃない」
沙羅「まったくどうかしてるぞ玲奈。最近凡ミスだらけじゃないか」
倫「とは言え、裏方の仕切りまで自分たちでやるのはしんどいねえ。こりゃ盲点だった」
場面転換
市役所のまちづくり振興課のオフィス。
女性職員「ちょっと北野君。この書類、コピーの枚数が足りてないわよ」
北野「あ、すいません。今やります」
北野コピー機に向かって走り出し、すてんと転んで書類の束を宙にばらまく。
周りの職員が駆けつけて、書類を拾うのを手伝う。
女性職員「もう、北野君、最近どうかしてるわよ。こんな単純ミス連発するなんて」
北野「はい、すいません、すいません」
外から入って来た男性職員
「おおい、北野、課長が呼んでるぞ。すぐに来いってさ」
北野「え? あ、はい」
場面転換
屋外イベント会場のテントの下。コスチューム姿のチバラキVの5人がへたり込んで座っている。
智花「やれやれ、手違いだらけだったけど、何とか終わったわね」
沙羅「こりゃマジでマネージャーが欲しいな」
瑠美「あたしも運転手兼務はきついわ」
玲奈のスマホが鳴る。玲奈が通話に出て、倫に言う。
玲奈「倫さん。市役所からです。倫さんに代わって欲しいって」
倫「ああ、分かった。はい、長谷川ですが。ああ、課長さん、お久しぶり……はあ、はあ、なるほど、では明日なんですね。はい、分かりました」
倫が通話を終えてスマホを玲奈に返す。
玲奈「何かあったんですか?」
倫「市役所から職員を一人、うちの団体に出向させるんだと。一応市役所との提携事業って事になってるからね、この戦隊は」
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