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I adore you.
mmab
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mm side
俺はとことん大好きな人には甘いタイプだと思う。
「阿部ちゃん、髪乾かさないと風邪引くよ。」
『ん〜、ちょっと待って。』
これだけやったら乾かすから、と言いながら机に伏せて勉強する阿部ちゃんはしっかりしてる様に見えて意外と面倒くさがりやだったりするみたいだ。
俺より先に風呂に入ったはずなのに、まだ髪は濡れたまま。で、机に伏せて勉強している。
自分の髪を乾かしつつ、そんな阿部ちゃんの姿を見て、風邪引かないかな。って俺の心配性がひょこっと顔を出す。
勉強熱心なのは良いことだと思う。
でもさ、阿部ちゃん。
俺は優先順位逆だと思う、絶対。
先に髪乾かした方が圧倒的に楽でしょ。
「阿部ちゃん。」
『もうちょっとだけ待って…』
「髪乾かすから、おいで。」
パッと振り返ってきょとんとした顔で俺を見る。
やっと俺のこと見てくれた。
いったんきゅうけい、ね?ってソファをぽんぽんと叩く。
普通だったら、他メンバーだったとしたらほっとくか放置するかの二択なんだけど、どうにも阿部ちゃんはすごく甘やかしたくなる。
『え、乾かしてくれるの?』
「当たり前でしょ。」
ほら、おいでって急かすとすぐに持っていたペンを机の上に置いてソファの背もたれに寄りかかるようにして座る。
「勉強道具、単語帳とか持ってこなくていいの?やっててもいいよ?」
「んーん、もういいよ。」
そう言って俺の方に振り返ってよろしくお願いしますってふわふわ笑う。
髪の毛を手で梳かしながらドライヤーの風を当てると気持ちよさそうにふふって笑うから。
それが愛おしくてたまらない。
この時間が少しでもいいから長く続けばいいのにな、と思ってしまった。
「はい、おしまい。」
『んふふ、ありがと。
気持ちよかった。』
めめは髪乾かすの上手いね。と言いながら俺の隣に座ってくる。
「勉強しなくていいの?」
『さっき言ったじゃん、もういいよって。』
『今はめめの隣にいたい。』
「ふっ、そっか。」
『うん!』
やばっ、かわい。
隣いたいって。
さっきまであんな勉強してたのに。
にこーっと笑う阿部ちゃんの髪を撫でる。
さっき、乾かしたばっかだからすごいサラサラだ。
「髪サラサラだね」
『めめが乾かしてくれたおかげだね。』
ありがとうってにこにこ満足気に笑ってる。
もう、どうしようもなく愛おしい。
「ねぇ、阿部ちゃん。」
ん?って首を傾げて俺を見る。
ほんとあざとい。
「大好き、阿部ちゃん。」
そう言って軽く唇にキスをする。
きょとんとした顔からすぐに笑顔になって。
『俺も…大好き。』
って、今いちばん俺が欲しい言葉をくれる。
あぁ、もうほんと。
阿部ちゃんには敵わない。
絶対、今俺デレッデレのだらしない顔をしてるに違いない。
そんな顔を俺にさせた当本人はにっこにこでこっちを見てる。
「ねぇ、めめ。もっかい。」
上目遣いで少し目に涙を溜めて俺に言う。
さすがにそれは反則だろ。って言う言葉は飲み込んで。
もう一度、でもさっきよりは深く口付ける。
で、そのままゆっくり体重をかけて押し倒す。
『んぅっ…ちょ、めめ、待って』
「無理、先しよって言ったの阿部ちゃんでしょ。」
『やっ、ちょっ…あ』
服の中に入れようとする俺の手首を抵抗するように掴むけど、全く力が入ってない。
…こう言うところ可愛いんだよな。
もっとがっと抵抗すればいいのに。
そしたら俺もがっといけるのに。
「痛かったら言ってね?」
うんうんと頷く阿部ちゃんが愛おしい、ものすごく。
可愛い。
大好き。
側に居たい。
甘やかしたい。
ぐちゃぐちゃにしたい。
でも、優しくしたい。
俺だけのものしたい。
色んな感情が襲ってくる。
きっと、俺がそう思うのはこの先も阿部ちゃんだけ。
とびきり優しくさせて。
end.
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長くなりました。すいません。
クリスマス🎄のは書いてます。
投稿できるか不安でしかないです
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