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ふかん
えろたろう
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7
文章や口調等、拙い部分が多数見られると思いますが、ご了承ください🙇🏻♀️
⚠️
年齢・設定好き勝手してます。
お手数ですが、細かい設定は第一話をご覧ください!!
🩷さんの元妻として「ありさ」が出てきますが名前借りただけです!
地雷の方は自重お願いいたします。
さのじん『ベビーシッター吉田』
🩷side
翌朝、さすがに人をあげれるくらいにはしておこう、と床に散らばったゴミをゴミ袋にまとめ、服を洗濯機に放り込んだ。
ずっとお役御免だった掃除機をも引っ張り出した。
「…っと、こんなもんかな」
「……ぱぱ…?」
腰に手を置き、ほっと息を吐くと柔太朗が起きてきた。
「柔太朗〜、ごめんな、起こしたか?」
「んーん、大丈夫」
「舜太は……まだ寝てるか笑」
「起こしてくる!」
なんて出来た息子だろう。すぐ起こされる舜太はちょっと可哀想な気もするが。
太智が昨日置いていってくれた食パンをトーストをトースターに入れる。
こんなにのびのび朝食を食べれるの久々だなぁ……。有給とって正解だったかも。
チン、とトースターが鳴るのと同時に、とたとたという小さな足音が二人分聞こえてきた。
「パパ!しゅん起こしてきた!」
「お、ありがとうな柔太朗」
「…ぱぱぁ……?え、ほんまにパパがおる」
「いったじゃん」
「んー?笑どうした舜太、おいで」
眠そうに目を擦っていたのに、俺の姿を見た途端ぱちぱちと瞬かせる舜太に手を広げてやると、嬉しそうに飛び込んでくる。
「パパー!え、なんで?今日お仕事やないの?」
「今日はおやすみしたんだよ」
「やったー!」
「しゅんばっかりずるいぃー!」
「はいはい、柔太朗もおいで」
むぅっと幼いながら綺麗な顔を歪ませて、俺を見あげてくる柔太朗も一緒に抱き抱える。
「……二人とも、大きくなったな」
息子たちの重みに感動していると、ぐぅ〜っというお腹のなる音が聞こえる。
「…パパ、お腹空いた」
「ぼくも!」
「よし、朝ごはん食べるか!」
「「うん!」」
子供を座らせ、トースターで焼いたパンをお皿に乗せる。ついでにインスタントのスープも用意した。
「はい、手を合わせて!せーのっ」
「「「いただきます!」」」
ただ朝ごはんを食べているだけなのに、とてつもなく嬉しそうに笑う柔太朗と舜太。
あー、やっぱり寂しい思いさせてたんだな。ごめんな。二人とも。
…やっぱり、俺だけでこのふたりを立派に育てられるのか不安だわ……いやいや、やめろ。思い出すな。これで良かったんだ。……たぶん。
「柔太朗、舜太」
「ん?」
「なに?」
「今日からな、ベビーシッターさんが来る」
「「…べびーしったー……?」」
「そう、二人のお世話してくれる人。いつもパパはお仕事でいないでしょ?その間にお家を守ってもらうの」
今日から、というのはやはりいきなりすぎただろうか。二人とも人見知りしないかな…。
俺の言葉を理解するように目をぱちくりさせて、ふたりが笑った。
「ほんま?!俺らと遊んでくれたりするん?!」
「うん」
「ご飯作ってくれたり?」
「そうだよ」
「なんか家族が増えるって感じやなぁ!じゅう、楽しみやな!」
「ね、仲良くなれたらいいな」
驚いた…。こんなにすんなり受け入れてくれるなんて。ワンチャン嫌だって泣くのも覚悟したのに。
俺の知らないところで、二人が成長してる。そう思うと、また、父親としての不安が胸に募った。
「パパ、その人いつくるの」
「えーと、確か9時00分だったかな」
「いま8時00分やからもうすぐやね!」
「じゃあ二人とも、お着替えしなきゃな」
「しゅんな、自分でお着替えできるようになったんやで!」
「え゛っ…!ほ、ほんとに言ってる?」
「じゅうもやで!な?」
「うん」
「そっ…か……、わかった、」
ほんとに俺なんにも知らないじゃん…。
いつの間にできるようになったの?と、唖然としている俺を他所に、柔太朗が「しゅん、着替え行こ」と舜太の手を引っ張って行ってしまった。
食器を洗いながら、離婚したことをほんの少しだけ後悔する。
それでも、過去は過去だ。前を向くしかない。
思わず出そうになったため息をぐっと飲み込んだ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ピピピピッ……ピピピピッ……
スマホのアラームが鳴る。
9時00分まであと5分。もうすぐベビーシッターさんが来る時間だ。
「パパ、まだ来やん?」
「はははっ、笑舜太、そんなに焦んなよ笑」
「楽しみなんやもーん!」
ずっとリビングと玄関を行き来している舜太を宥めるように頭を撫でる。一方マイペースな柔太朗はソファで大人しくテレビを見ているが、ピラピラしている足が楽しみなのを隠しきれてない。
「ふは笑、柔太朗も楽しみ?」
「…うん」
柔太朗の頭も撫でてやる。
それからすぐに、ピンポーン、と軽快なインターフォンが聞こえ、画面を操作する。
「はーい」
《おはようございます。ご予約いただいた◯◯会社の吉田です。》
「おはようございます、すぐ開けます」
オートロックであるマンションの鍵を解除し、〝吉田さん〟を迎え入れる。
「パパ、ベビーシッターさん来た?!」
「うん、もうすぐ会えるぞ!」
「じゅう、お迎え行こうや!」
「うん!」
三人でバタバタと玄関へ向かう。改めて玄関の鍵も解除して、扉を開ける。
「おはようございます。佐野さんのお宅で間違いないですか?」
「は、い……」
そこには思っていたよりもずっと綺麗な顔の人がいた。
ベビーシッターも家事代行も並行してくれるって言ったからもっとがっちりした男性かと思ってたけど、、、白っ…。もちもちやん…。目ぇでっか……。
「……?佐野さん?」
「あ、あぁ、すみません。どうぞ」
失礼します、と律儀に頭を下げて吉田さんが部屋へ上がる。太智くらいしかあげたことがないからなんか新鮮だな。
大人気なくなにも言えない俺に変わって、息子二人が吉田さんにくっつきに行く。
「お兄さんがベビーシッターさん?僕らのお世話してくれるやんな!」
「そうですよ、よろしくね」
「えっと、僕は、佐野柔太朗って言って、そっちは」
「佐野舜太です!」
「はい、柔太朗くんと舜太くんですね。ちゃんとお名前言えて偉いね」
「せやろー!」
子供ってすげー……。
でも二人同時に上手く相手してる吉田さんもすげぇな…。さすがプロ。
って、違う違う!
「ええっと、吉田さん、来てそうそうすみません…。ちょっと二人のテンションが上がってまして…」
「ふふ、いえ、子供らしくていいじゃないですか。シングルファザーで、普段はお仕事してらっしゃるんですよね?パパがいて嬉しいんですよ」
ふわり、と花が咲くように笑う吉田さん。
笑うと、涙袋が強調されてえくぼができる。可愛い笑顔だな、となんの意味もなく思った。
「では、佐野さん、改めてご契約内容を確認してサインを頂けますか?」
「あ、はい」
ダイニングテーブルに座り、吉田さんから手渡された契約書に目を通す。スマホのWebページで見たものとほぼ同じでサラサラと読み進めると、ある部分に目が止まる。
「〝住み込み〟……?」
「えっ、住み込みですか?」
「えぇ、サイトではそういう登録となっておりましたが…」
吉田さんの持ってきた荷物を見ると、確かに多い。
「なるほど…?」
「あ、ですがもちろんいまから変更もできますよ」
吉田さんの言葉に、吉田さんの顔とリビングで仲良くテレビを見ている柔太朗と舜太を交互に見る。
住み込みでしてくれるなら、そっちの方が安心かも…。
「……いえ、住み込みでお願いします」
「本当ですか?かなり値段が変わってきますが…」
「大丈夫です」
「かしこまりました。では、サインをお願いします」
吉田さんに差し出されたペンを受け取り、〝佐野 勇斗〟と記す。
「佐野 勇斗さん…。はい、確かに。ありがとうございます」
「素敵な字ですね」
「え、あ、ありがとうございます」
「では早速ですが、お掃除から始めて行きますね」
部屋を見渡した吉田さんがにっこりと微笑む。
「すみません…汚くて…」
「いえ、それが私たちの仕事ですので。勇斗さんは柔太朗くんと舜太くんと遊んであげてください」
「はい……っえ!?いま、勇斗さんって」
「?はい、佐野さんだと御三方いますので。…あ、いやでしたか?」
「いえいえ!!そういう訳では!じゃあ、吉田さんの下の名前も教えてください。これから一緒に住むんだし」
「それもそうですね、私は吉田仁人と申します」
「仁人、さん…」
「そうです。ふは、よろしくお願いしますね、勇斗さん」
「は、はい…」
〝勇斗さん〟……。
なんでだろう。仁人さんの声が頭から離れない。
「パパー!早く遊ぼうや!」
「これ一緒にやろ」
二人の声ではっと意識を取り戻す。
一緒に遊んでいる間も、仁人さんの声が頭から離れず、お仕事をしていただいている姿をちらちらと盗み見てしまう。
たまにその視線がバレて、「ん?」という顔をしてくれるのにトク、と胸がザワつく。
お昼近くになると、仁人さんがキッチンに立って冷蔵庫に入っていた僅かな食材を使って昼食を作り始めた。
黄色いエプロンを身につけて、手際よく作業している姿に目を奪われる。
「…ベビーシッターさん、何作ってくれるのかな」
柔太朗がぽつりと呟く。
「ほんとにな、冷蔵庫になに入れてたっけ…」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「出来ましたよ、どうぞ」
仁人さんが作ってくれたのはチキンライス。
久しぶりに手作り、しかも作りたてのご飯を食べる気がする。
「オムライスにしようと思ったんですが…、午後は買い出しですかね、笑」
「うっ……すみません、」
「んふふ、冗談です。すみません、お客様なのに」
「うわぁ!美味しそうやわ〜!」
「しゅん、ちゃんといただきますしないと」
「わかっとるって!」
柔太朗と舜太が向かい合うように席に着く。自然と俺と仁人さんが向かい合う構図になってしまい、少しむず痒い。
「じゃあ、手を合わせて!せーのっ」
「「「いただきます!」」」
「はい、どうぞ」
一口入れると、美味しさで三人同時に目を見合わせる。
「パパ、僕これめっちゃ好き」
「僕も。今まで食べてきたご飯で一番美味しいわ」
「わかる。めっちゃうまい。仁人さんすごいっすね」
「そんなに褒めていただけるなんて、嬉しいです。お口にあったようで良かった」
嬉しそうに微笑む仁人さん。
すると、舜太がばっと立ち上がった。
「お兄さん、じんとって言うん??!」
「そうだよ。好きに呼んでいいからね」
「やったぁ!せやなぁ…じゃあ、じんちゃん!」
「じんちゃん…!?ふは、いいよ」
「ぼ、僕も呼んでいい?」
「もちろん」
舜太に負けじと、柔太朗も立ち上がる。
仁人さんに許可を貰ってやった!とぴょんぴょん跳ねる。
「こーら!ご飯中だぞ!嬉しいのはわかるけど、まずはちゃんとお行儀よく食べなさい」
「「はーい!パパ!」」
ふたりが座って再び食べ始める。
その様子を黙って見ていた仁人さんが俺の方を向いて話しかけてきた。
「ふふ、いい子たちですね。そして、さすが双子。初めて本当の双子ちゃんを見ましたけど、凄いですね」
「えー、そうなんですね。はは、俺がこんななのにいい子に育ってくれて、嬉しいですよ」
「…勇斗さんだって、いい方だと思いますけどね?」
「…そうですか?」
「ええ」
それ以上、何も話すことなく、仁人さんは自分の分のチキンライスを食べ始めた。
初めて会ったはずなのに、なんだか安心する。…ずっとこうしていたい、なんて思うのはおかしいか?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
午後は四人で買い出しに行き、夜ご飯には仁人さんの得意料理を食べさせてもらった。名前は忘れたけど。
いつの間にしたのか、風呂も綺麗に掃除されている。折角なんだから親子で、と仁人さんに進められ柔太朗と舜太と三人で湯船に浸かった。
風呂から上がると、仁人さんがベッドメイキングまでしてくれていて、1日遊んで疲れた二人はすぐに眠ってしまった。
しかし、時刻は21時00分をすぎたあたり。明日からまた仕事ではあるものの、大人が寝るには少し早い。
「勇斗さん。良かったらどうぞ」
それを察してか、仁人さんが今日買ってきた紅茶を淹れてくれた。
「安心してください、ノンカフェインなので」
「あぁ、ありがとうございます」
昼食の時のように、仁人さんと向かい合うようにしてダイニングテーブルに座る。
「……あの、」
「はい」
「どうでしたか?」
「どう、とは?」
「えっと、その…なんていうか…、この家でやっていけそうですか…?」
「……ふはっ、笑」
「お客様に対して、この家無理だなんて言うと思います?笑」
「えっ、あ、はは、それもそうですよね」
冷静に考えればそうだ。なに言ってんだろ俺……。
「まあでも、一つ引っかかることはありますね」
「っえ、!!なんですか…?!」
「あなたです」
「………え、」
仁人さんが優しく微笑んで俺の目を見つめてくる。
「相当ストレス溜め込んでますよね」
「勇斗さん」
to be continued…
コメント
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ありさぁぁぁぁぁぁ! すみません荒ぶりました。今回も最高です。 【 俺だけが知っている 】のsnjnを一度個人的に書かせてもらったのですが、やはり天日干し様が書く空気感というかキュンとする感覚がどうしても自分では掴みきれなくて…… 良ければで良いのですが書くときに意識している点等あればお教えいただけないでしょうか……!そして結ばれる時のシュチュエーションなどのご希望があればそれもぜひ……!
すごく素敵なお話ですね✨ みていて心が温まります! 続きも楽しみに待ってます✨
好きな感じのお話です。ありがとうございます。🩷さんが💛ちゃんのこと気になりすぎてて、ニヤニヤしちゃいます🤭