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僕はあれから変わらぬ日々を過ごしていた。Nakamuと帰る時間をずらしたり違うルートから帰ったり、休み時間は寝たフリをして昼時にはNakamuが来なさそうな場所へ行っては1人悲しく弁当を食べる。
そんな寂しい生活に、僕は等々耐えられなくなっていた。
Nakamuは僕がいなくてもあんなにも楽しそうに何も無かったように、今まで通りに過ごしている。
そりゃそうだ。そう思う時がある。でも辛かった、幼馴染だって、親友だって思ってたから。でも彼はそうじゃなかったみたいだ…俺、今まで何してたんだろ。
僕は昼休みの誰もいない中庭で空を見た。すごく綺麗な空模様。太陽の光を浴びて眩しいな、と手をかざす。そして僕は涙を流す。
空が、太陽が、僕の好きな人を彷彿とさせたからだ。
もう思い出したくない。忘れたい。この思いから逃げたいのに逃げられない。好きなものは好きなのだと諦めさせてくれない。
1人で僕は空を仰ぎながら泣いた。
そして、そんな僕の顔を覗き込むかのようにして話しかけてきたやつがいた。
「最近元気ないじゃんBroooork」
きんときだった。僕は急いで涙を拭った。そして彼の顔を確認してからそっぽを向いて話す
「別にきんときには関係ないでしょ」
不機嫌そうに言うときんときが離れてくれると思ったからだ。だが、彼から一向に話しかけられることはなくてどこかへ行ってしまったのか?と安堵して元の視線に戻すと
彼が真剣な顔をしてまだ立っていた。ビックリしたのと同時にそんな僕に彼は頬っぺたを両手で覆うようにしては彼と視線が合うようにと少し顔の目線を上げさせられ、彼は僕に顔をずいっと近づけた。
「なんで俺があたかもお前に興味がありませんよみたいな態度とらなきゃなんだよ?興味なかったらBroooorkに話しかけないし、第1俺Broooorkのこと好きだからお前が悲しそうにしてたら関係ないわけがねぇんだよな」
少し頬を染めながら言ってくるものだからさっきよりもびっくりして俺は彼の顔を見ては笑った。そして僕は僕のほっぺたに添えられてあった手を握ってからほっぺたから引き離したその手をまた握り、笑う
「そりゃどうもありがとうw久しぶりにこんな笑ったやwwあーおもろw。俺もきんさんのこと好きだよ」
僕がそう言うときんときは少しムッとした顔をすると僕の手を強く握り返してまた顔を近づけると
「気づけよ!!!俺好きって言ったんだよ?!意味分かってない!!!俺の好きは愛してるって意味なんだけど!!」
彼のその真剣そうな顔を見て僕は顔が熱くなるのを感じた