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2話
クラスがザワつく
「 めっちゃ綺麗……」
「 絶対話しかける」
「 きれー!」
「 ありがとうございます、」
彼女は照れくさそうに感謝をする
綺麗で小柄な彼女
俺にはどう足掻いても釣り合わない人だ
「 先生。席って何処ですか?」
「 一ノ瀬の隣だ」
「 一ノ瀬……?」
「あ、俺です……」
クラスの視線が俺にくるのがわかる
奴らは俺の隣があの人なのを気に食わないのだろう
ざまぁねぇな
「 一ノ瀬さん? よろしくね!」
明るい笑顔
妹やクラスメイトはうるさかったのに彼女はうるさくない
耳に優しい程だ
休み時間
それは当たり前のようにやってくる
俺にとっては地獄の時間だ
理由は隣が転校生だからだ
「 何処から来たの〜?!」
「 私𓏸𓏸!よろしくね!」
当たり前のようにクラスの中心の奴もいる
気分が悪い
保健室に行こう
なぜこんな事になったのだろうか
「 一ノ瀬さん!学校の案内頼んでもいいですか?」
しんどい……わけでもないがここに来てまで言うことなのか?
しかも俺に
もちろん返事ははいだ
断ったら何があるか分からないからな
「 いいけど」
「 ホントですか! ありがとうございます!」