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3話
気まずい
案内とはそういうものなのだろうか
俺には分からない
知ろうともしない
「 一ノ瀬さん?」
彼女が顔を近づけてくる
「 え、あ何?」
「 …… 」
彼女は黙ったまま俺の方を見つめるだけだ
一体どうしたのだろうか
「 人生に飽きてるって顔ですね(笑)」
「 ……」
見破られてしまった
どう答えたらいいのか分からずただ黙っているだけ
「 死にたい。そう思ってますね」
「何で分かるの?」
「 私も思ったことあるから」
彼女が死にたい?
そんな疑問を抱えていると案内してと言われた
「だいたいこんな感じ」
「ありがとう」
「よかったら連絡先交換して欲しいなって」
「 うんもちろんだよ」
「 ありがとうこれからよろしくね」
「今から何すんの?」
「 今日は部活回って終わりかな」
「 ん じゃあ」
「 ばいばい!」