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「奪われる感情、壊される絆」
モノローグ(ポオ)
世界が俺たちの関係を拒むなら、
そんな世界に意味なんてあるかよ。
お前と一緒に生きるためなら、
異能すら、愛のかたちに変えてやる。
【病室・夜明け】
静かな病室で目覚める二人。
乱歩はポオの手を握り、柔らかく微笑む。
乱歩(心の声)
「どんなに記憶が乱れても、肌の感触だけは、忘れねぇ」
突然、停電/警報/爆音。
病院の壁が大爆発し、黒翼残党部隊が突入。
【敵幹部・シグムント登場】
黒マントをまとった男が現れる。
手を掲げると、病棟中に凍りつくような沈黙が広がる。
シグムント
「お前たちは、情に溺れた異能汚染体。
この感情のバケモノどもを排除する」
【異能《静寂の神経》発動】
周囲の人間たちが、突如として無感情に。
家族のことも恋人のことも忘れ、ただ存在するだけの“殻”に成り果てる。
乱歩とポオも巻き込まれ、異能の発動が不安定に
【精神攻撃:愛を忘れさせられる】
ポオは、乱歩の名前すら忘れかけ、パニックに。
乱歩は“世界で最も信じていた存在”を喪失し、動きが止まる。
ポオ(目を見開きながら)
「君が……誰……? いや、そんなわけが……違う、違う……!!」
乱歩(立ち尽くし)
「……声も、思い出せない。アイツが……目の前にいるのに」
【シグムントの異能暴走】
愛や信頼を“抹殺”する異能が自走しはじめ、
病院の構造が精神的な“空白”でねじれていく。
廊下が無限にループ
鏡に映るはずの顔が映らない
他人の記憶に“自分”が消えていく
シグムント(口元に笑み)
「心がなければ、異能もない。愛がなければ、君たちはただの人間」
【戦闘:苦戦】
乱歩は罠の布石を打つも、ポオが協力できず機能不全
ポオは幻想を作ろうとするが、愛を思い出せず“形を持たない”
乱歩(苦しそうに)
「チッ……繋がらねぇ……相棒(おまえ)なしじゃ、俺は何もできねぇってのに……」
ポオ(涙を浮かべながら)
「名前を……君の名前を、思い出させてくれ……!」
【第7話ラスト】
視界が崩れ、世界が完全な“無”に包まれる直前。
ポオが自分の胸に手を当てる。
ポオ(微かな声)
「君は……俺の世界を……創った人だ……」