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#緑黄
こさめちゃんは、たぶん何も気づいてない。
俺がどれだけこさめちゃんを見てるかも、
どれだけ好きかも。
きっと全部。
🦈「みこちゃん?」
不意に名前を呼ばれて、俺は顔を上げた。
放課後の教室。
帰る準備をしていたこさめちゃんが、不思議そうにこっちを見ている。
🦈「どうしたの?」
👑「……いや、なんでもない」
🦈「変なの〜」
こさめちゃんはけらけら笑う。
その笑顔だけで、胸がぎゅってなる。
高校一年の春。
クラスに馴染めなくて、一人でいた俺に最初に話しかけてくれたのがこさめちゃんだった。
🦈『ねぇ、一緒に帰ろ?』
あの時からずっと。
俺の世界は、こさめちゃん中心だ。
🦈「みこちゃん今日部活ないんだっけ?」
👑「うん、ないよ」
🦈「じゃあ一緒帰れるじゃん!」
嬉しそうに笑う。
……そういうとこ。
期待しちゃうから困る。
でも、その隣にはいつもすちくんがいる。
🍵「こさめちゃん、忘れ物してる」
🦈「あっほんとだ」
すちくんが自然にこさめちゃんの筆箱を持ち上げる。
その動作があまりにも慣れていて、胸が少し苦しくなった。
幼馴染。
俺には入れない時間が二人にはある。
🦈「ありがと〜すっちー!」
こさめちゃんが笑う。
すちくんも優しく笑い返す。
その空気が綺麗すぎて、時々苦しくなる。
だって俺は知ってるから。
すちくんが、俺のこと好きなこと。
最初に気づいたのは、一年の冬だった。
視線で分かった。
こさめちゃんを見る時とは少し違う、特別な目。
だから俺は、何も言えなくなった。
だって。
俺が好きなのは、こさめちゃんだから。
綺麗なくらい、全部すれ違ってる。
🦈「……みこちゃん?」
またこさめちゃんが顔を覗き込んでくる。
近い。
シャンプーの匂いする。
やばい。
🦈「顔赤くない?」
👑「え」
🦈「熱?」
ひんやりした手が額に触れそうになって、俺は反射的に後ろへ下がった。
👑「だ、大丈夫!」
🦈「えぇ!? なんかごめん!」
こさめちゃんが慌てる。
その姿が可愛くて、余計にしんどい。
👑「ほんとに大丈夫だから」
🦈「ならいいけど……」
少ししょんぼりする。
そんな顔しないでほしい。
甘やかしたくなるから。
その時。
🍵「こさめちゃん達」
すちくんが静かに名前を呼んだ。
🍵「そろそろ帰ろ?」
🦈「ん!」
こさめちゃんはすぐ笑顔になる。
その変化に、胸がちくりと痛んだ。
やっぱりこさめちゃんは、すちくんが好きだ。
隠してるつもりでも全然隠せてない。
視線も、
声も、
表情も。
全部特別だから。
👑「……じゃ、帰ろっか」
俺は笑った。
いつもみたいに。
友だちの顔で。
こさめちゃんに好きって言えないまま。
この話ね?
これでね?
なんと‥
私の今まで出した話の、100話めです
記念だぁ(?)
100話も書いてたんだねぇ‥
てか喜びもありつつ
一応私中間試験期間中☆
コメント
1件
みこちゃんの視点、しんどすぎた…🥀 好きな子の隣にいるのが、自分に気がある幼馴染って。こさめちゃんが何も気づいてないのも、みこちゃんが“友だちの顔”で笑ってるのも、全部切なくて胸がぎゅっとなる。 「特別な目」って表現、すごく刺さった。すれ違いの構造が綺麗で苦しい…。 それにしても、これが100話目なんですね!おめでとうございます🎉 テスト期間中とのこと、無理せず頑張ってください🤍