私は、【生きたい】や【死にたい】と感じたことは無い。
家庭環境は悪くもないし頭だって良くもなく悪くもない、友達も多くは無いが少なくもない。
平凡な人生
特に、苦しい思いもなく、楽しい思いもない。
今日もいつも通りの生活、朝起きて、制服に着替えて、用意された朝ご飯を食べ、歯を磨き、学校に行く。
学校へ行き、友人と話し、授業を受け、学校が終わり、遊びに行く、いつもの光景だ。
これが日常となり、「ずっと続いて欲しい」など考えたことも無い。
そんな毎日を過ごし、突然そんな日常が崩れ去る。
父親が倒れたのだ。
幸い、大事には至らず、しばらくは入院することにはなるが、命には別状はないとの事。
会社からは、休職手当を貰えたがあまり多くは無い、私もバイトを始めることにした。
それからは、友人と放課後遊びにあまり行けなくなり、友人も「付き合いが悪い」と感じているようで、距離が開き始めた。
あぁ、本当の幸せは1度無くならないと気付かないものだったのか、、、
生きたいや死にたいって考えず、明日のことを気にせず、その日を精一杯楽める事がどれだけ幸せか、今なら分かる。
管理者「再びのご来館誠にありがとうございます。
おや?初めましての方もおりますね。
それでは前回お約束した通り、少しお話致しましょう。
まず、私はここに存在する**【思念紙(メモリー)】**の管理を行っている者です。
私には名前はございませんので私自身は**【管理者】**と名乗らせて頂いております。
名前などは皆様方で決めて頂いて結構です。」
アナウンス「来館者の皆様、閉館の時間となりました。またのお越しをお待ちしております。」
管理者「それでは詳細はまたお話するとしましょう。
またのご来館心よりお待ちしております。」
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