鈴子と里美に会ってから、
たまには息抜きも必要なものだって実感してた。
夜康さんが帰り、
私はいつも通りのキッチンで手を拭きながら、
お帰りなさい。
夏ただいま、何か良いこと合ったのか。
友達の鈴子と里美とお昼お茶。ランチしてきたわ。
良いね。夏子座って話しがある。
何だろう…
ガスを止めた。
ずっと俺といれるか。
変な事言うのね。
俺入院する。
え?…どうしたの。
健康診断でひっかかった。検査入院だから。
この前の診断。
…次の日、
私は病院に連絡してみた。
はい。木原康さんですね。お待ちください。
間があった。
お待たせしました。はい木原さんの奥さんでしたねぇ。
健康診断の結果ではないって入院検査しますよ。何かあったらまたご連絡ください。
はいそうですか。失礼いたします。
私はほっとしたのか。でも検査入院でも未だわからないって言われた
3日後に私が車で康さんを送り病院に向かってた
鞄一つ、
私は後ろに立ち。
部長笑っ
悪いな木原さん。
私を見つめて。
良いか?
何ですか。
別に見舞い来なくても良いから。
どうしてですか。家族の見舞いくらいなら構わないでしょ笑っ
病院で夏子の顔観るより家で見る顔違うし。
分かりました。でも何かあったら電話入れてね。
帰る時、康さんに聞いた
康さん私働きたい。
良いよ。パートなら時間帯が短いな。
OKが出た私、
帰り道に文房具店に寄り、履歴書等買い占めた。
2日後に連絡した事務所を訪ねて。
コールセンターの勤務。
お時間、長いって言われた。
何時くらいですか。
9時から16時7までランチ時間が一時間あまりある。
夕方までか…
後程ご連絡させていただきます。
コンビニ、スーパーのレジスターを受けた。
康さんに電話してみた。
出なかった。
寝るまでの時間がつまらなかった。
私はまず手帳を開き、
ダイアリーを持ってきた。
何かしてたら。気が紛れる。
一週間経ち。
何気なし。
バイトの帰り道、
今私はイオンの事務員についてた。
8時半から2時迄
木原康のお部屋は
奥さんでした…
昏睡状態で寝てた。
病名は…
脳腫瘍が出来てました。
…
私は何故連絡するより来てみなかったのか…
自分が情けなかった…
ごめんなさい。康さん…
夏子さんか。
輝さん…
社長抜擢されてたの知らなかったのか?…
ごめんなさい…
目眩がして私迄倒れた。…
夏子さん~
母さん。夏子さんが倒れた!…