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ㅤㅤㅤ ㅤ ㅤ zm×sha
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ㅤ 戸惑いの中に
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ㅤ 監禁要素有
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ㅤ zm『』
ㅤ sha「」
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ㅤsha視点
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ㅤ俺は遠距離恋愛をしている
ㅤ俺にとって初めての遠距離恋愛。
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ㅤ相手はゾム。俺の2つ上で
ㅤ俺より2年早く学校を卒業してしまった
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ㅤ最初のうちはよかった、週3くらいで
ㅤ互いの家に通いあっていた
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ㅤでも、ゾムの転勤の影響で
ㅤって言ってもゾムは悪くない。転勤なのが悪い
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ㅤ優しくてノリが良くて。
ㅤたまに性格が悪いと思ってしまう、
ㅤもちろん、そんな所も含めて好き
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ㅤそんな彼と久しぶりに会う約束をしていた
ㅤこの間会ったのが2月やから…
ㅤ1ヶ月ちょいくらいか? 今は3月。
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ㅤ駅前に立っていると よ と声をかけられる
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ㅤ「ゾム…!」
ㅤ『おひさ〜〜〜』
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ㅤじゃ行こか、と腕を引っ張られる
ㅤ少しだけ強引な、そんな彼もまた好きで。
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ㅤ「今どんくらい経った?」
ㅤ『まだ30分だってw』
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ㅤ彼の運転は…まあ上手い…とは言えへんかも笑
ㅤ運転が下手な彼。 それでも
ㅤ酔ってない? と心配をしてくれる
ㅤ優しいなあ…とまた惚れて、
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ㅤ目的地は聞かされていない
ㅤ今は海沿いの高速道路を走っている
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ㅤ海にでも行くんかな…少し不安
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ㅤ『そういえばさ』
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ㅤこの沈黙を切り裂いたのは彼だった
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ㅤ『前に一軒家買ったって言ったやん』
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ㅤそう、彼は半年ほど前に一軒家を購入した
ㅤ最初は 彼女が出来たんちゃうか、浮気か?
ㅤと不安になって荒ぶった
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ㅤ「…それで?」
ㅤ『住み慣れてきたからさ、その』
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ㅤ『友達すら家に入れたことなくて
ㅤㅤどうせならシャオロンがええなって…』
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ㅤなんてかわいいんだこいつは。
ㅤ嬉しさのあまり声が出ずぽす、と軽くいれた
ㅤ運転中に殴ったりしてごめんよ
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ㅤ目が覚めた頃には真っ暗で。
ㅤ俺の違和感は働いていた
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ㅤ「ゾム…?俺起きたけどどこ…」
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ㅤ何度声をかけても返事は無い
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ㅤ車の中かと思い辺りを探ろうと手を伸ばす
ㅤその時、じゃら、という音と同時に
ㅤ腕に負荷がかかった
ㅤ
ㅤ
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ㅤ
ㅤzm視点
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ㅤ『シャオロン、目ぇ覚めた?』
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ㅤ手を思うように動かせられない君に近付く
ㅤそして彼に着けたこれを取る
ㅤ
ㅤ「…ゾム?」
ㅤ彼の目には涙が溜まっていた
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ㅤ『どうしたんや、なんで泣いてんの?』
ㅤ「だってゾムおらへんし…怖くて…」
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ㅤ声が震えていた。
ㅤこんな弱々しいシャオロンは初めて
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ㅤ戸惑いを隠せない彼にキスを一つ落とした
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ㅤずっと俺が浮気してるんやと疑ってたやろ
ㅤ俺もずっとお前のこと信じれんかったやろ
ㅤ
ㅤにしても強引だと思った、自分でも思った
ㅤこんなこと、純粋で可愛らしいシャオロンに
ㅤしてもええんか…?何度も悩んだ、けど
ㅤ
ㅤ嬉しい とでも言いたげな彼の表情を見て
ㅤこんな心配は要らなかったなと
ㅤ俺の恋人がシャオロンでよかったなって
ㅤ改めて思った
ㅤ 終