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なにわの姫

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なにわの姫

56 - 50.こんなの、🖤じゃない

♥

50

2024年11月02日

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大「じゃあまた後で!」


私はこの瞬間も好き。

皆んなで玄関を出てそれぞれの仕事に行って、その後合流して一緒に仕事。

一人で頑張ったご褒美にメンバーに会えるの、最高じゃない??


マネ「ほんと○○さん、メンバー好きよね」

「いいじゃないですか〜」

マネ「悪いとは言ってません〜。」






マネ「じゃあ事務所行きますよ〜」

「はーい」




「一番のり??ラッキー!」

「先始めてようかな〜」

「あ、廉じゃん」

廉「あれ?○○?」

「前キンプリだったんだ。」

廉「もう時間やっけ?」

「ううん、ちょっと早く来たから練習しようかなって。」

「廉は自主練?」

廉「そう〜。でもええよ、○○使いな」

「ありがとう〜」

「あ、そうだ。廉〜」

廉「んー?」

「時間ある?」

廉「ん〜、5分くらいなら?」

「じゃあさ、ダンス教えてくれない?」

廉「俺が?」

「うん。廉、力抜くの得意じゃん」

廉「まぁな」

「それに教え方、私に合ってるみたいだし」

廉「ええよ〜。」

「これなんだけどね。」

廉「アップテンポかぁ、、」

「そう。あ、ここ。すぐに次に入れなくて」

廉「これさ、俺やった事あるで」

「でしょ?だから、廉はどうやったのか知りたくて。」

廉「でも、危ないで?足捻るかも」

「…でもどの方法試してもダメだったんだもん」

「教えて」

廉「ほんまに怪我したらあかんから。」

「自分はやったのに?」

廉「それはさ、」

「お願い。教えてください」

廉「…分かった、」

「やった!」

廉「まず、右足重心の、こう。で、そっから腰捻って、、こう。」

「すご、」

廉「やば、もう時間や、もう行かな」

「ありがと!」

廉「○○、無理すんなよ」

「分かってる!」




「こうして、、」

フラッ

「やばっ、」

グキッ

「っっ、、」

「やっちゃった、、どうしよ、」

「とりあえず椅子座ろ、、」

何とか立ち上がって端に置いてある椅子に座る。

「あー、、赤くなっちゃってる、、」

「ちゃんとストレッチしとくんだった、」

「めっちゃジンジンする、、そりゃそうか、」

「捻挫、、いったー、、w」

大「あれ、○○!」

「あ、皆んないるじゃん」

流「練習してたん?」

「そうそう〜。早く帰って来れたから。」

謙「休憩中〜?」

「そんなとこ。」

駿「ちょっと汗かいとるやん。どんだけ練習したんw」

「あはは、w」

痛いのと、皆んなにバレないかの冷や汗だけどね。

和「○○休んどく?」

「んーー、じゃあ5分くらいだけ休憩もらっていい、?」

丈「もちろん。休んでな」

「ありがとう〜」

大「よっしゃやるで〜!」

『なぁ、○○』

「ん?」

あれ、この顔、やばい。

『何か隠しとらん?』

「え?何かって?」

『…ならええけど』

鋭い、、


そろそろ行かないとマズイよね

さっきよりも痛み引いてきたし、次の休憩くらいでテーピングすれば、、

謙「○○入れそう〜?」

「今行くー!」

和「じゃあ初めから確認していこか」

これ、、普通に歩けてるかな、

流「○○どしたん?」

「ん?何が?」

流「何か、顔がちょっと強ばってる」

「あー、、さっきの仕事で表情筋使いすぎちゃって。ちょっと痛いのよねー、」

流「そういうことか」

よし。



駿「ごめん!間違えた、」

大「大丈夫大丈夫」

「私も間違えたー、」

丈「じゃあこっからいこ。」

やばい。あそこだ。

この足であの高速回転出来るわけない、、

いや、してみせる、、 私の魅せ所だもん、

「いっっ、、」

曲で私の声は聞かれなかったみたい

だけど、

『○○?』

次の私の手を取って立ち上がらせてくれる振り付けの恭平が私の異変に気がつく。

『ちょいストップ!』

『○○どした?』

「あの、足がもつれちゃった」

駿「大丈夫?」

「大丈夫大丈夫。全然平気」

そう言って立ち上がろうとするけど、立ち上がれない。

皆んなに心配かけたくないのに、!

痛さと、悔しさで涙が滲む。

大「え、ほんまに大丈夫?」

流「…イス持ってこよっか。」

和「あれもらってくるわ」

そう言ってレッスン室を出ていくはっすん。


流「○○ここ座って。」

りゅちぇの真剣な雰囲気。あぁ、バレちゃったんだなって悟る。

流「足触るで」

「いっ、、」

丈「やっちゃった感じ?」

謙「わ、めっちゃ腫れてるやん」

流「これ、さっき?」

「…皆んなが来る前から、、」

大「えぇ〜、、それで踊ってたん、?」

大ちゃんに呆れ顔でそう言われる。

駿「痛かったやろ、」

和「氷持って来たから、冷やしな」

「ごめん、ありがと」

『俺さっき聞いたよな。隠しとることない?って。』

「…うん」

『何で言わんの』

「迷惑かけたくなくて」

『俺らに迷惑かけるかとかより○○の足の方が大事に決まってるやん』

『これで悪化したらどうするつもり?』

流「恭平、もう、」

『自分のこともっと大事にして!』

「ごめんなさい」

『○○は見学。ええな』

「はい、」


大「怒ってる恭平、久しぶりに見た〜」

和「それだけ○○が大切なんやってこと。」

謙「でも○○も俺らの為に頑張ろうとしてくれてありがとうな」

「…うん」







丈「戻るか〜」

流「YouTube撮影や〜!」

駿「○○、座りでよかったな、」

「そうだね」

『○○ごめん。ちょっと言い方がキツかった』

「ううん、私こそごめん、」

謙「仲直り仲直り!!」

大「○○立てる〜?」

「うん、ちょっとはマシになったよ」

和「抱っこしてもらう?」

「ううん。歩けるから」

流「肩貸すわ」

「ごめんね、ありがと」




「、、りゅちぇ、肩大丈夫。」

流「えっ、でも、」

廉「おー、なにわ男子〜。お疲れー」

大「お疲れ〜」

廉「えっ、、○○、?」

「あっ」

「…な、なぁに?」

廉「その隠したやつ何?」

「何も隠してないけど」

廉「何か左重心やない?」

「気のせいだよ」

廉「まさか、」

廉の表情がどんどん険しくなっていく。

「あ、そういえば海ちゃんは?」

廉「海人?部屋おるけど」

「分かった!じゃあ後で行くね!」

廉「分かった、」






「休憩休憩〜」

海「○○ちゃん!」

「海ちゃん!」

海「あ、、今撮影してた、?」

「ううん!休憩中だよ〜」

海「よかった、」

「どうしたの?」

海「何か、廉の様子がおかしいんだけど、、」

「…どんな風に?」

海「俺のせいで○○が、とか、ちゃんとしたのを教えないと、とか。何か自分を責めてたんだよね」

海「俺、もうすぐ取材でちょっと抜けないといけなくて。でもあんな廉を1人にしておけないし、」

「はぁ、、やっぱり、」

海「え?」

「とりあえず、あと最後だけ撮るから、それ終わったらそっち行くね」

海「分かった。廉に言っとくね」

「あ、廉には言わない方がいいかも」

海「?了解、」

大「廉と何かあったん?」

「廉、意外とすぐ自分責めちゃうから」

謙「答えになっとらんのよw」






コンコン

返事はない。けど入っちゃう。

部屋にはソファーに体操座りして顔を埋めてる廉。

「廉。」

廉「○○、?」

「隣、座っていい?」

そう言うと1人分のスペースを空けてくれる

廉「足。捻ったんか」

「…うん」

廉「ごめん、俺が教えたから、」

「でもね、廉が教えてくれたから、捻っちゃったけど、回れたんだよ。ありがとう。」

廉「でもあれは危なかった。もっと安全なのを伝えてれば、」

「廉。そんな自分を責めないの」

廉「でも、俺のせいで、」

「もー!!こんなの廉じゃない!」

「明るくいこうよ!私は大丈夫だから!」

「ね?」

廉「でも、」

「でも禁止!!ネガティブにならない!」

廉「ごめん、」

「いいよ。」

「もー、なんで泣くの〜、w」

廉「だって、」

「よしよし、いい子だね〜」

廉「子供扱いするなー、」

「廉、ほんとに優しいよね」

「そういうとこ好きだよ」

廉「…また誰かさんに言われたん」

「ううん。違う。本心だよ」

「廉は、メンバー想いだし、誰よりもティアラさんたちのことを考えてる。何に対しても真剣に取り組むし、教えるのだって上手。」

廉「照れる、」

「あと酔った時のテンション同じだし!」

廉「それポイント高い?」

「結構高い。」

廉「やった〜w」

「よかった。」

廉「ちょっとネガティブ思考から抜け出せたわ。ありがとうな」

「ううん。」

廉「ほんま○○ずるいよな〜」

「何がw」

廉「こういう時にデレるん」

「デレてない。」

廉「あ、ツンになった」





廉「ほんまにごめんな」

「もういいよw 何回謝るのw」

廉「俺の気が済むまで」

「一生言われるじゃんw」

廉「一生付き合ってw」

「やだよw」

「途中から、何に対してのごめんなのか分かんなくなってくるよw」

廉「確かにw」

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