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俺、西空虹(にしぞらこう)は中学1年生の男子。
俺には同級生の幼馴染みがいる。
名前は八雲癒良(やぐもゆら)。
小さい時から仲良しで、一番の友達だった。
「女だから。」というのは全くなかった。
気が合うし、可愛いし、同級生だとしても妹のようだった。
だけど…小学3年生の頃、癒良は病気になった。
そんなにひどくなくて、死ぬことはほとんどなかった。
けれど、年齢を重ねるにつれ、病気は悪化してしまうらしい。
詳しくは知らなかった。教えてくれなかった。
癒良も教えてくれなかった。
ただ、「心配しないで!大丈夫だから!」と話をとぎられた。
俺は知りたくて、俺にできることはなんでもしたかった。
だから、必死に調べた。でも…
教えてくれた情報では、当てはまるものがありすぎて分からなかった。
ひどく落ち込んで心配した。
でも、癒良は俺が心配するほどではなかった。
いつも癒良は元気で、お見舞いに行くたびに笑顔で迎えてくれた。
本当に病気なのか心配なほど元気だった。
…でも…そんな日がずっと続くわけではなかった。