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一線を超えた俺たちはなにを求め生きるのか。

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一線を超えた俺たちはなにを求め生きるのか。

3 - 《一線を超えた俺たちはなにを求め生きるのか。》#後編

♥

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2024年04月04日

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♡たくさんありがとうございますっ!!




○○○ ⇨ るぅとくんの奥さん

☆☆☆ ⇨ さとみくんの奥さん



#8─飲み会後─


「…ふぁぁぁ」


「…んッ、ん~…?」


僕の隣で唸っているさとみくん。

寝顔がとても可愛くて思わずキスをする。

すると、近くでガタッと音がした。


「!?」


「…ご、ごめん…俺見ちゃった」


あわあわしながら莉犬が謝ってきた。


「いいんです…ッ、」


「!!」


「…ポロ、」


「…るぅとくん、相方なんだから頼ってよ」


「でももう…、」


「すとぷりはすとぷりだよ。ほら…まだこうやって、みんないるじゃん」


“本日をもってすとぷりとしての活動を終了します”


「…ッ、!!」


嫌でも覚えている解散前の最後の動画。それを見て、大泣きしていた記憶まで頭にこびりついている。



「俺たち、仲間だよ?」


“個人として活動を続けるのは、ころんと莉犬、ジェル、そして社長としてななもり。です”


「…ぼく、どうすればいいの…?」



“さとみとるぅとは、一般女性と結婚することとなっています。活動が育児等に影響しないよう、他メンバーとして支えていきたいという思いです”


「…けっこん、したけど…さとみくんがすきなの…」


「…うん」


「…せふれになっちゃって、ぼく…」


「…どうにもできない?」


「うん…でもね、このままじゃいやなの」


「…そっかぁ」


ところどころで相槌を打ってくれるも、莉犬にも難しい話のようだ。

ふたりでぼーっと空を眺めていると、静かにガチャリとドアが開いた。


「…るぅとくん?」


#9─奥さん─



「…るぅとくん?」

「○○○…!?」


「えっ…あ、るぅとくんの奥さん?」


「うん、○○○」


「はじめまして、○○○です。…あと、」


「☆☆☆といいます」


「莉犬、こちらはさとみくんの奥さんだよ」


「ほぇ~~…」


今まで聞いたことのない莉犬の弱々しい声が聞こえ、クスリと笑う。


「…さとみくんは寝てるのね~」


ふふふっ、なんて甲高く可愛く微笑みながら、さとみくんのぽっぺにツンツンしている☆☆☆さんを見てズキリを胸が痛くなる。






「…☆☆☆」


「○○○…あの話しちゃう?」


「いやでも、さとみさん寝てるし…」


「?どうしたの?」


「…じゃあ、るぅとくんと莉犬さんに伝えておこうかな」


なんだか真剣な顔になった○○○を見て、思わず礼儀正しく座り直した。



「…まず、ひとつ」


「…私、るぅとくんと離婚したいと思ってるの」


「え…?」



「私も…さとみくんと、」



「…ふたつめ。」


「…私、☆☆☆とセフレなの。あ、もちろんさとみさんとるぅとくんがセフレなことも知ってるわ」



…なんと返せばいいんだろう。

じゃあ、つまり。

今、とても複雑な状況だったのか。


「…結婚してすぐに離婚なんて、周りからしてみたらばかばかしいけど、複雑なまま過ごすのも嫌だと思って」





…僕ってバカだな。

誰かにこんな素晴らしい女性を手放すなと、言われてしまうんだろう。

でも、同時に結婚したのが彼女でよかったなと思った。


「…今までありがとう」

「…こちらこそ?」


ふたりでお互いに指輪を外す。

それを見ていた☆☆☆さんが、悲しく微笑む。


「…私たちは、正反対だったけど…ふふ」


自分の指輪とさとみくんの指輪を外し、テーブルに置いた。

不揃いな指輪がよっつ。






そんなしんみりとしていた空間に、爆発音が。


「…ぶぇっくしょんっっ!!!」


「「「….え??」」」


見ると、ジェルくんがズビズビ鼻をすすりながら、こちらを見る。



「え…あ…あの……すみません….」


シュンとしたジェルくんを見て笑っていると。



「….ん…ん~…?」


「…さとみくん?」


「ふへ、るぅと…?ん~…なぁに…?」



「…」


「ふふっ、あははっ」



「…ぅえ?☆☆☆…?」


「…じゃあ、私たちは帰るわね。るぅとくん…いや、るぅとさん?また会いましょうね。お友達として。あ、さとみくんお荷物は私たちで送るわ」


「わかりました」


「え?な、え?」



#10─改めて─


「…なるほどぉ…?」


ある程度、さとみくんにお話をして一息つく。



「…さとみくん」

「ん??」


「…僕と付き合ってくれませんか?」


「…えっ」



「…っは!?な、っ…///」


「…よろしく、おねがいします…っ」




#11─これから─


「あ、さとみくーん。☆☆☆、来たよーっ」

「おっけー」


「さとみ、お土産~!!あ、るぅとには…」


「うわ、アロマキャンドル!?めっちゃいい香りやん!!」


「えっちするときに雰囲気作り、とか?♡」


「おまっ、!?」


「ふふ、☆☆☆ありがとっ!!」







なんかえっちまで長すぎて、たいへんなので、番外編として出します…


♡⇨500  でまあまあ激しい??

♡⇨1000  でバリバリ激しい



あの、春休み明日までなんですけど、全然終わりません ( (

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