この作品はいかがでしたか?
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やっほー!𝐚𝐨𝐢です♪
今回はねむり様のコンテスト作品です
頑張ります!!
attention⚠️
Irxsのnmmn作品。 青白
地雷注意
通報❌ ブロック対処️⭕️
【____残しの夢恋人】
この世界は2つに分かれている
夢と現実の2つ
夢で生きるもの、現実で生きるもの
自分で選んで決めることができる
そして基本的にその2つの世界を行き来することは不可能
だが世界にたった1人2つの世界を行き来することのできる青年がいる
その青年にはある_____があって───
青(はぁ….5年4ヶ月目….なんでやぁ..こんな見つからない事あるん?)
ある事情で【 】を探し始めて随分時間が経った
どれだけ探しても見つからない【 】
青(今日は現実にいかな….)
【 】は夢の世界で生きている
なら夢の中を探せばいいのだけれどその夢は人によって違うから
【 】が生きている夢の世界を見つけるためには現実で生きていた頃の【 】がどんな景色を見ていたのか、どんな夢を描いていたのかを知らなければならない
青(はやく…はやく逢いたいよ….)
この力は____の代償だ
俺を助けるものであり呪いだ
はやく【 】を見つけて───
青(よし…手がかり見つかりますように..)
サァァ
静かな風が吹き髪を揺らす
青(ん…暗っ..そっかこっちは夜なんか)
人の夢に入り込むとその人によって時間が違う。だから今現実が何時なのかはまったく分からない。
青(ほんま時間感覚狂うわぁ….)
そんな事よりもはやく手がかりを…
青(確かここは…2人できた公園)
青(星が綺麗に見えるんよな..ここが夢の手がかり…?)
これまでの手がかりは
「ゲーセンで取った兎のぬいぐるみ」
「一緒に通った学校の音楽室」
「いつも2人で食べていたアイス」
「いつか一緒に行こうと約束したBAR」
「いつもボロ負けしていたゲーム」
「花かんむりを作ってくれた花畑」
ここで手がかりになるもの…
青(この星空….?それ以外ここで手がかりになるものなんてないしな…)
青(でも…そんな簡単な事でええんかな?)
青(こんなん”日常”と変わらんやん…夢ってもっと高望みするものちゃうん…まぁ一応書いとくか)
そして手持ちのノートに「満天の星空」と書き加えた
青(じゃあ…少し休んでまた明日…)
明日はまた夢の世界に
【 】がいますようにと願いながら今日を終えるのだった
青(よし…新しい手がかりも見つけたんや今日こそは絶対に…..)
青(何ここ…)
辺りは森、霧に包まれていて周りが見えにくい。歩くのにも一苦労なほどだ。
青(はぁ…絶対失敗した)イライラッ
前までは少し近しい夢だったのに
青(疲れてるんかなぁ…)ズキッ
青(い”…ぃ..あぁ”)
あぁまた同じだ…
最近1回の移動で消費する力が多くなっている気がする。
すぐに疲れるし今と同じような頭痛や腹痛を起こしたりと少しおかしい…
青(やっぱ何日か休んでから…)
青(い”っ…ぅ”あ”ぁ”ッ…ぉ”..あ”ぇ”)
頬と手にこれまで経験したことのないような痛みが生じる。肌が焼け焦げるようなそんな痛みだ…。
青(何これ…?)
激痛に見舞われたにも関わらずその痛みは数秒後に完全に引いた
そしてふと手を見ると「3」という数字が刻まれている
青(ちょ…ほんまになんや!?)バッ
持っていた手鏡で頬も確認すると同じように「3」という数字が刻まれている
青(な…なに?最近変な事ばっかや…)
(これはまろちゃんが夢と現実を行き来できる残りの回数。あと3回。絶対見つけてくれるって信じとうで。)
青(【 】!! )
俺が愛する人の声がする。
こんな時でもそんな愛する人の名前を呼べない自分が腹立たしい
青(なんで…言えない..の)
(それはまろちゃんが間違ってしまったから。正しい道に進むための代償だよ。だから頑張って…ね?)
青(代償なんて…背負う物が多すぎるよ..)
(それを乗り越えなきゃ一生このまま..)
だんだん【 】の声が遠のいていく
青(ねぇ…消えてかないよね…)
(ごめん..そろそろ時間みたい。お願い。見つけて…じゃあ”またね”)
青(お願い…お願いッ!置いてかないでッ)
そして【 】の声は深い霧の中に吸い込まれて消えていった。
青(あと3回なんて…それで見つからなかったら..一生逢えないんよな…ッ嘘やって言ってほしいよ….ッ)
それでも俺は見つけないと..お願いされてしまったから..
【 】の為にも自分の償いの為にも絶対に見つけなきゃ…
青(…これまで何年もやってきたやん…別にあと何回でも見つけなきゃいけない事には違いないねんから….よし)
青(見とってや…)
今日の出来事を盾にまた【 】を探す旅に出よう。
そう意気込んだのに…運命は抗ってくれないのだ…
青(っ…あと1回、次は夢の世界….)
青(これ以上の手がかりなんて見つからないよ…共通点なんてないじゃん….)
青(何処におんの…?)
青(ッ…眩しっ何…,?これ)
??
【 】(まろちゃんっ!もしさゆめ?のせかいにいったらなにしたい?)
青(えぇっとね〜….いっぱいあそべて、いっぱいおいしいものがたべられるじゆうなせかいにいきたい!)
【 】(よくばり〜…)
青(そういう【 】はなにがしたいん?)
【 】(いまとおなじせいかつがしたいかな!まろちゃんといっしょにおれていっしょにたのしいことができるから!だからもしゆめのせかいにいくときはいっしょにいこう?)
青(…!うん!やくそく)
【 】(ゆびきりげんまんうそついたらはりせんぼんのーます!ゆびきった!)
青(ぜったいだよっ、!)
【 】(ね!)
そこから先は見えなかった…
でも【 】の事が少し..少しだけ分かってきたような気がする
青(そっか…しょにだはただいつも通りを過ごしたかっただけだったんだね…)
青(え…言えた..名前言えたよ…)
しょにだの事が分かった嬉しさと名前を呼べた事の喜びが混じり合い心の奥底から涙が込み上げてくる
青(っ…ひぐっ..あ”ぁ..しょにだぁ”ぅぐ..)
こんなにあたたかい涙を流したのなんていつぶりだろうか
こんな感情が自分にあるなんて知らなかったなぁ…
泣きやもうと思ってもどうしてもこの涙が止まらない..
でも…今はまだこのままでもいいかもしれないなんて思ってしまうのだ
ねぇ…しょにだぁ..少しは君に…君の夢に近づいてるんかなぁ..
青(なになに…!?2回も連続とかやっぱおかしいんちゃう!?)
変な感じがしてずっと瞑っていた目を少しずつ開いていく
青(どこ..?ここ)
俺の目に映った景色はまるで..
しょにだと一緒に過ごした幼少期を写真で切り取ったようなそんな景色..
ただの日常..統一感のないこの景色はしょにだが望んでいた夢そのものだ
青(もしかして..ここが…)
?(まろ..ちゃん)
背中の方から忘れるはずのない愛する人の声がする..
青(…っ!しょにだ…ぁ)
白(ふふ..しょにだやで…?)
青(しょにだぁ…しょにだ…ぁ..!!)ポロポロ
白(まろちゃんは泣き虫さんやねぇ?)
青(だって..っ…だって..ぇ!!)
目の前にしょにだがいるんやもん….
白(まろちゃん..ここ好き?)
青(好き…っ)
白(もう..あんな事願ったりしない?)
青(しない..!絶対にしないから..)フルフル
“2つの世界を行き来したい“なんて欲張りで我儘な事望まないから…ッ
白(絶対だよ…っ!じゃないと僕あの時の約束守れなくなっちゃうから..)
青(約束…?一緒に夢で暮らすってやつ?)
それ以外には思いつく宛がない
白(忘れたの…?)
青(え..違うん!?)
白(むぅ..付き合うって約束!//言わせんなバカッ!!//)
青(なんて…てっ、あぁっ!!!)
思い出した..あの時
青(ねぇしょにだ俺たちさ、もし夢の世界で2人自由に暮らせるようになったら恋人同士になれるかな..?)
白(っ!…なりたい//僕まろちゃんの恋人になりたい….//)
青(これ、約束な)
白(ん…約束!)
青(あぁ…//)
白(やっぱ忘れてたんやん!//ばかぁ!)
青(ごめんって!//)
青(それで…その約束叶えてもええの?)
白(いいに決まってるやろっ/いちいち聞くなっ//)
青(じゃあ…俺ら恋人同士…)
白(そうだよ…/)
青(ねぇキスしていい?)
白(ええよ//)
そして俺はしょにだの綺麗な唇にそっとキスを落とした…
白(ん…/ねぇまろちゃん今ここから現実の世界に戻ろうとしてみて?)
青(え…なんでそんな事)
白(いいからっ!)
青(分かったって、!)
あれ?戻れない。もしかして…!
白(まろちゃん、もう解放されたよ?)
青(ほんとに…?)
白(今試して分かったやろ?w)
青(よかったぁ…やっと..やっと解放されるんや…っ!次は間違えないよ…)
白(うん。絶対に)
あぁやっと分かった…
この世に世界は2つも要らないのだと
世界は変わらないから憎らしく美しい
俺はもう俺に囚われたくない
もう二度と自分の生き方を見失わないように、
白(まろちゃん!!)
青(しょにだぁ、!)
俺はこの世界でしょにだと2人生きていく
君も自分の生き方を見つけて幸せを逃さないように..ね
〜fin.〜
タイトル
【未練残しの夢恋人-むれんびと-】
↓
【幸せ探しの夢恋人-むれんびと-】
あなたならどっちで生きる?
夢or現実
コメント
2件
コンテスト参加ありがとな。 やっぱaoiの書く小説はストーリー性が感じられていいな。個性のある発想が面白い。 あと青白が最高すぎ。