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#DC夢
花梨
サンフラワー
【ATTENTION】
『名探偵コナン』夢小説
松田陣平・萩原研二夢
固定夢主です
濃厚な恋愛描写はありませんが、いかんせん夢小説ですので夢要素は出てくると思います
めちゃくちゃ下手です。クオリティが低いです
主はアニメ飛び飛び視聴、原作未履修
間違い・解釈違い・矛盾等多くあるかと思われます
SF設定出てきます
松田は救えるかもしれませんが、萩原は無理でした…ごめんなさい🙇🏻♀️
なお、夢主は警視庁の総務部会計課で働いています
警察学校を卒業しているので、警察学校組との面識あり(萩松以外と絡むかは未定)
とにかくファンタジーです
キャラ崩壊が通常運転
口調曖昧
以上が大丈夫な方のみ、お進みください
【第零話Prologue】
「ねぇ、三田警部補はどうしてアナログの腕時計じゃなくてデジタル腕時計なの?」
メガネをかけた、小学一年生の少年。
今日が初対面の他人なので緊張するのと、今は警視庁で事件が起きて大変なことになっているのに、と内心で少し毒づくが、これは子供には関係のないことだ。先ほどまでは毛利探偵について回って一緒に聞き込みをしていたが、きっと飽きたのだろう。子供の好奇心は、熱しやすく冷めやすい節がある。
そもそも警視庁に勤めてるとはいえ、私は総務部の会計課だから正確に言えば“警部補”じゃなくて“係長”なのよ、なんてややこしいことをわざわざ小学生に言う必要はないか、と思って言葉を飲み込んだ。
少年は私の答えを待つように、キラキラとした瞳で見上げてくる。幼くて無邪気なのに、どこか嘘くさい。何かを企んでいる時の、『何か』を覆い隠すために使う計算上の無邪気さと子供らしさを、私は知っている。私の幼馴染がイタズラする時などによく使っていた手段だからだ。
だが、この少年も幼馴染と同じだとは限らない。ただ単に少し目つきが鋭くて好奇心が旺盛なだけの可能性もあるのだ。私はしゃがんでから目線を合わせて、少年の無邪気な質問に柔らかく微笑んで答えた
「それはね、坊や───
“アナログ時計が嫌いだからよ”」
秒針を刻む、チクタクという気持ち悪い音が聞こえてくるアナログ時計が大っ嫌いだ。
“この忌まわしい秒針が止まればいいのに”
なんて思ったきっかけは7年前──幼馴染の男が爆弾解体中、止まっていたはずのタイマーが動き出して爆発に巻き込まれ、殉職したからだった
「みんな逃げろ!! 逃げるんだ!! タイマーが生き返ったぞ!!」
隣にいる天パの男のケータイから、そんな怒声に近い声が聞こえてきた。
「萩原…? おい、萩原ぁ!」
普段ならうるさい、とつい呆れてしまいたくなるようなほどの大声で、しかも耳元で叫ばれているのに、なぜか耳に入ってこない
全身から血の気が引く感覚がして意識が遠のく。私の遠のいた意識を現実へと引き戻したのは、皮肉にも幼馴染の男──萩原研二のいるマンションが爆発する音だった
「…萩原…? 萩原ぁぁああ!」
必死にケータイに向かって叫んでいるもう一人の幼馴染であり天パの男──松田陣平が、まるで映画の中の出来事のように思えて。
「……萩原…」
掠れた声でそう呟いた。「ん? どしたの薫子ちゃん」と優しく尋ねてくる萩原の姿を、声を、もう見聞きできないのだと思うと、体から力が抜けてへたり込んでしまった。そんな私を松田は慌ててしゃがんで支えてくれた。
えっ、松田やっさしー! なんていつもの冗談が飛ばせる雰囲気でもなかったし、第一そんな事を言えるほどの気力がなかった
「時が止まってくれたらよかったのに───」
誰にも聞こえないほど小さい掠れた声で呟くと、目の前に羽を纏った女の子が現れた。今は11月7日で、ハロウィンを少し過ぎている。その上この女の子は空中に浮いているのだ、只者ではない。
目を鋭くしていると、女の子はにっこり笑って口を開いた
『時間を止めればいいのね! わかったわ』
女の子が片手をあげたかと思えば、何もなかったはずの空間から杖が出てきて女の子の腕におさまった。いやいやそんな、葬送のフ○ーレンじゃあるまいし。
風がふわりと吹いて、女の子の羽と柔らかそうなスカートの裾を揺らした
『|Zeit hoer auf』
おそらくヨーロッパあたりの言語で女の子がそう言うと、風が静止して周りの音も途切れた。ついでに色も消えてモノクロの世界になった。あたり一面モノクロの世界と化してしまったため、ついで、なんて規模のものではなかった。
まさか───驚きのあまり硬直してしまった体の中でなんとか目線だけ動かして、自身の左腕についたアナログ時計に目をやる。予想は的中した。時間が止まっている。13時49分21秒から、1秒たりとも動いていない。やや大きめの、チクタクという秒針を刻む音が聞こえてこない。そんな馬鹿な、本当に世界の時間が止まってしまったと言うのか。
『時は止めたし、あなただけは動けるようにしてあげたわ』
呆気に取られて動けずにいる私のことなんてお構いなしに、女の子は私の首にペンダントをかけた。
『このペンダントはね、誰にも見えない。あなたとエミーリアにしか見えないの』
その言葉と雰囲気から察するに、エミーリアというのがこの女の子の名前なのだろう。
『エミーリアが力を貸してあげるからね、迷える子羊ちゃん。時を止めたいならそのペンダントを開いて、進めたいなら閉じればいいわ。試しに今、やってごらんなさいよ』
彼女に言われるまま、先ほどの幼馴染の死もあって重くなっている気と体を無理矢理動かして胸元の開かれていたペンダントを閉じた。
すると、再び風が吹き出して世界に音と色が戻った。
「おい…三田、大丈夫…じゃねぇよな…これ、使え」
放心状態になっている私にジャケットをかけてくれる松田。思わず彼のジャケットで顔を隠しながら涙を流した
【三田 薫子】
『名探偵コナン』に登場するオリキャラ
萩原研二・松田陣平の幼馴染
7年前に萩原が亡くなった時から時間停止能力を授かり、松田の死は回避
基本的に能力は使わずに生活している
現在は警視庁の会計課で働いており、整った容姿と凛とした立ち振る舞い、仕事面での有能っぷりもあって『会計課のエース』や『高嶺の三田さん』と陰で呼ばれていたりする
【余談】
警視庁で起きた事件は、冒頭の薫子の言葉によって閃いた腕時計型麻酔銃でお馴染みのメガネの少年によって解決しました
最後までご閲覧いただきありがとうございました!
シリーズ形式にはしていますが、続きを載せるとしても番外編か松田救済編です
プロローグ自体の続きだとは限りません
ご了承ください
少しでもいいなと思っていただけたら、♡押してくださると嬉しいです
コメント
5件
おお、これ『コナン』夢小説か! プロローグから時間停止能力が出てきて、しかも萩原くんの殉職がきっかけで手に入れたっていう設定がもう刺さりまくったわ…。アナログ時計が嫌いな理由に泣いた。松田が生きてる世界線ってだけで胸熱なんだけど、エミーリアちゃんの存在も気になるし、続きが読みたい…!