中 エルフ 人間
随分と歩いた、足が痛い。
「私、そろそろ帰らないと」
「、、、どうして?」
「え?」
「嫌なんだろう?母親の元へ帰るのが。」
「やだよ。やだけど帰らないと、お母さん怒っちゃうから。」
「俺と一緒に逃げようよ。」
「どうしてそうなるのよ、中学生二人じゃ生きていけないよ。」
「俺は、お前と一緒なら、生きていけなくてもいい。」
「、、、何を言ってるの。」
「どうする?俺と一緒に自由になるか、母親の元へ戻って縛られる生活を続けるか。」
「そんなこと言われても、、」
「、、、分かったわ。貴方と一緒に、逃げる。自由になる。」
「あんたならそういうと思った。」
中 エルフ 人間
少し散歩したらすっかり暗くなった。
洗濯物を回収して、どこで夜を明けるか考える。
「どこで夜を明かそう。寝床に良い所あるか?」
「うーん、あ!あるよ、着いてきて。」
虫の声と、自然の匂いがする。
静かな森の中。
彼女に貸していた上着を布団代わりに寝ようとした。
「やっぱ夏でも夜は少し肌寒いね。もうちょっと近く寄って、くっつけば暖かくなるよ。」
「、、、うん。」
「ねえ、まだ起きてる?」
「起きてる。」
「私、最初貴方に会った時、綺麗だねって言ったじゃない?」
「、、、うん。」
「あれね、貴方の眼が赤色だったから。」
「不吉だろう、変なもん見せてごめん。」
「ふふっ、お母さんにも不吉だーって言われてたよ。」
「なんであんたが不吉だと言われなきゃいけないんだ。君は赤い眼じゃないだろう?」
「髪で隠してるの、片目だけ赤いよ。」
「そうか、、、まったく俺達はどこまで同じなんだ。」
「ふふっ本当ね。私は同じものが沢山で嬉しいよ?」
「そうかよ。」






