テラーノベル
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佐久間めっちゃスカしててキモイ
佐久間大介うるさい
ノリがきつい
「 …は~、… 」
アンチコメントを見て溜息をつく日々
エゴサーチを辞めればいい話なのだが、気づいたら手が伸びていて、苦しい思いをしている
「 …俺…向いてないのかな、 」
15時
まだ外は騒がしくて、社会もずっと動いている
なのに、
俺だけ
この空間だけ
暗くて、止まっているみたいな
そんな感じ
「 … 」
どれだけ時間が経っただろうか
気づいた時には、阿部ちゃんが帰ってきていた
「 佐久間、またこんなの見てたの? 」
スマホを見ながら、そう言う阿部ちゃん
「 ぁ、…阿部ちゃん…、おかえり…。 」
「 …ただいま。
また、自分で調べてしんどくなっちゃったの?」
「 …、うん…。 」
阿部ちゃんは溜息をついた。
下を向く俺の前にしゃがんで、目線を合わせてくれる。
「 気になるのはわかるけど、こんなの繰り返してたら心がもたないよ。 」
大きくて暖かい手が頭に乗る
この安心感
ずっと待っていた
「 ごめん、阿部ちゃん…
俺なんかと付き合ってるとか、…知られんの嫌だよね、 」
「 なに言ってるの。
俺はメンバーと事務所の許可が降りるなら、公表していいと思ってるよ。
それぐらい好きだし、佐久間が恋人でよかったって思ってる。 」
悲劇のヒロインみたいな顔して、阿部ちゃんの不安を煽って
こんな言葉をかけてもらって
安心してる自分が嫌だ。
「 …俺も、阿部ちゃんが大好き、
わがまま言ってもいい、? 」
「 うん、いいよ。 」
「 …ぎゅってして、 」
大好きなグリーンティーの匂い
阿部ちゃんは何も言わずに抱きしめてくれた
「 阿部ちゃん、すき…すきだよ、 」
「 俺も愛してる、」
俺は、それからエゴサをするのを辞めるだけでなく
SNS自体見なくなった
俺のインスタやXの更新はすべてマネージャーがやってくれるようにした。
「 佐久間、最近やけに元気だな? 」
そう照に言われるほどまでに回復していたらしい。
「 そう?
最近SNS見るのやめたんだ~! 」
「 へぇ… 」
「 SNSの更新はマネージャーと阿部ちゃんがするって言ってくれたから、甘えさせてもらって今一切見てない! 」
すると、少し怪訝そうな顔をしていた照は
優しく微笑んだ。
「 お前、ほんと愛されてんな~。笑 」
澄み切った目
濁った俺の心が浄化されるようだった。
それからというもの、
アンチを見ることがなくなり、無駄な悩みを抱える必要がなくなったことで
良いパフォーマンスができるようになった。
「 佐久間さん、うちのアンバサダーに就任していただけませんか? 」
「 えっ、…ほんとですか、!?
ぜひお願いしたいです…!!! 」
様々な仕事をもらえるようになり、順風満帆な生活。
グループでの仕事も増えて、みんなと共に働ける時間も増えた。
俺は嬉しくて嬉しくて仕方なかった。
「 最近の佐久間、めっちゃいい感じだよな 」
「 ほんとほんと。
前と別人なのかなっていうぐらい、ポジティブで見てて元気になれる! 」
翔太とラウールがそう言ってくれた。
やっぱり、1番近くにいる人から褒められる時ほど嬉しい事はない。
「 ありがとう!! 」
そんな日々も、突然終止符が打たれた。
「 えっ、レギュラー番組が終了…、!? 」
「 はぃ、番組の視聴率があまりとれていなくて、…終わざるを得なくなってしまって… 」
「 そ、そうですか…、」
「 佐久間さんが悪いわけじゃないのに、…いい企画を行えなくて、すみませんでした、 」
深々と頭を下げられた。
「 ぁ、謝らないでください!
短い間でしたけど、一緒に番組作れて嬉しかったです、ありがとうございました…、! 」
俺は家に帰ってから、ソファーに腰掛けた
番組が終わったということは、ファンのみんなを悲しませてしまう
失望されてしまう
メンバーにも、失望されてしまう
怖い
やっと順調に事が動き出したのに
阿部ちゃんにも振られてしまう
嫌だ
嫌だ
嫌だ
「 …嫌だよ、… 」
一体どれほど経ったのだろうか。
今日は俺が家事当番なのに何も終わっていない
また、阿部ちゃんに失望される
何もかもやってもらっているのに、家事すらもできないのかと。
なのに、
嫌だと思うのに
動きたくても動けない
体が思うように動かない
「 俺なんか、…死んだらいいんだ、 」
このまま
溶けて消えてしまいたい
目を閉じようとしたその時
家のドアが開く音がした
「 ただいま~ 」
大好きな声
阿部ちゃんだ
「 …佐久間、?
電気消しっぱで、…どうしたの、? 」
「 …、 」
優しく声をかけてくれたのに
なにも言えない
でも、謝らなきゃ
その一心で声を絞り出した
「 家事、できてない…ごめんなさぃ、 」
阿部ちゃんは一息置いてから、優しく微笑んだ
「 そんなの、気にしなくていいよ。
とりあえずお水飲もう、? 」
水を汲んだコップを持って俺の隣に腰掛ける。
「 佐久間、お水。 」
口に当てられたが、喉を通らなくて口から溢れてしまった
「 おぉ~…、どうしたの、ほんとに… 」
少し呆れたような顔をしながら、水を口に含んだ阿部ちゃん
俺の頬を掴み、少し空いた口にキスをして水を流し込んできた
「 んっ、んぅ…、ぅ… 」
「 佐久間、もう1口。 」
「 っ、ん…ぁ、… 」
さっきまで白黒だった世界に
色がついた
「 …はい、飲めたね。
ご飯作るから、座っておいて 」
彼は何事も無かったかのように、ご飯の支度をし始める
あの時の阿部ちゃんのキスは
いやらしさの欠片もなくて、ただ優しさだけを感じた
言われた通り、着席して待った
「 …佐久間、どうしたの? 」
台所から問われた
「 ……、 」
話さないといけないのに
口が言うことを聞かない
「 …言いたくなかったら言わないでいいからね、無理しないで。 」
「 …ごめん、 」
阿部ちゃんは責めるでもなく、優しく寄り添ってくれた
暫くすると、エプロンをつけた阿部ちゃんがペペロンチーノを運んできた
「 は~い、どうぞ。 」
「 ぁ、ありがとっ…、 」
食欲は無かったはずなのに、
食べ物なんか喉を通るわけないと思ってたのに
目の前に出された瞬間、 そんな考えは吹っ飛んだ
「 いただきますっ、 」
多分、醜かったと思う
野蛮な動物のように、無心で貪る
そんな醜いを俺を優しい笑顔で見つめている阿部ちゃん
「 っ、おいしぃ、… 」
「 …よかった、食べてくれて。笑 」
あっという間だった
昼も食べていなかったこともあり、数分で平らげた
「 …ごちそうさま、でした… 」
「 お粗末さまでした~ 」
俺の食器を持って行き、いつも通り食器洗いをするのかと思いきや、エプロンを外して俺に声をかけた
「 佐久間、お風呂入るよ。 」
「 っ、え…、!? 」
「 そんな調子じゃ、ひとりでお風呂入らせるの心配だし、
久しぶりに一緒に入りたいし…、 」
少し声が小さくなり、目を逸らす
そんな仕草が愛おしくてたまらなかった
そんなこんなで、甘えさせてもらうことにした
「 …佐久間、熱くない? 」
「 ぅん、熱くない…、 」
浴槽に成人男性2人でぎゅうきゅうにして入る
阿部ちゃんが話す度に、耳に息がかかるためなんだか変な気分だ
「 佐久間、何があったの? 」
「 えっ、…怒んない、? 」
「 うん、怒んないよ。 」
優しく包み込むような口調
意を決して話してみる
「 ぁの、…俺の番組、終わっちゃった…
視聴率が良くなかったらしくて、 」
沈黙が続く
「 ご、ごめんなさぃっ…、あの、その…… 」
焦っていると、頭に手が置かれた
「 佐久間、よく頑張ったね
大丈夫、誰も責めたりしないよ。」
思ってたのと違う
けど、優しくて暖かい手
言葉
俺にはもったいないくらい
素晴らしい人だ
「 ぉ、怒んないの…っ、? 」
「 なんで怒るの、笑
佐久間が頑張ってきたことは事実だし、きっと実る時は来る。今は耐えの時期だってだけだよ。 」
なんでこんな情けない俺にそんな優しい言葉をかけるんだ
好きだって思っちゃうだろ
「 なんで、… 」
彼に寄りかかる
「 そんなん言われたら、…離れらんないじゃん、 なんでそんな優しい顔するの…っ、 」
心臓の音が伝わってくる
「 俺の事…嫌いになってよ、 」
俺の頬に手が添えられた
「 嫌いにならないよ。
嫌いになんて、なれっこないよ… 」
阿部ちゃんの声は震えていて
縋るような声だった
「 …阿部ちゃんっ、…泣いてるの、? 」
「 っ…佐久間、見ないで… 」
「 阿部ちゃん、俺のせい…?
ごめん、ごめんね…泣かないで、…っ… 」
頭が回らない
阿部ちゃんを泣かせてしまった
阿部ちゃんを悲しませてしまった
頭の中はそんな事でいっぱい
どうしたらいいのか分からなくて、
思わずキスをした
「 んっ…、… 」
「 ぁ、阿部ちゃん…、…ちゅっ… 」
「 っん、…ん“… 」
顔を歪ませる
だんだんと口が緩んできたところで、舌を侵入させた
「 ぁっ、ん…… 」
「 ん“っ、ぅ~~~…、、 」
阿部ちゃんは俺の胸を押して口を離す
「 っ、佐久間…、 」
「 阿部ちゃんっ、… 」
彼はのぼせて顔が赤くなっていた
体も顔も、艶やかに輝いていてやけに色っぽい
「 そろそろあがろ、 」
俺に背を向けて湯船から出ていく
俺は、その阿部ちゃんを見て止まれるはずもない
気がつくと、阿部ちゃんを後ろから捕らえてキスしていた
俺は貪るように阿部ちゃんの首を噛んだ
「 ぁっ、佐久間…、だめ… 」
「 はっ…ちゅ“… 」
彼の体は常に逃げようとしている
そんな彼をがっちりホールドして体を触る
「 佐久間…ぁ、んっ… 」
色っぽい声を漏らす
俺はさらに止まれなくなっていった
「 阿部ちゃん、すきっ… 」
そういいながら、彼のものへと手をかける
「 ぁっ、!? 」
「 阿部ちゃん…、硬くなってる…笑 」
「 佐久間、だめっ…触っちゃだめ、! 」
そんな言葉とは相反するように身体は正直で
もっと熱を帯びていく
「 あぁっ、…いやだ…、 」
「 阿部ちゃん、…ちゅっ… 」
彼の耳にキスをする
耳も真っ赤で、少し見える頬も真っ赤だった
俺は彼を持ちあげて鏡の前へと連れていった
「 阿部ちゃん、手つけて 」
彼は下を向いたまま俺の言う通りにする
後ろに手をかけた
「 ぁ、…佐久間っ…ん“、 」
俺はその呼びかけに答えるように
阿部ちゃんの頬をつかみ、鏡を見せた
「 へっ…、!? 」
目をまん丸にして、鏡とにらめっこしている
「 佐久間、これ嫌っ、…! 」
「 なんでよ…すっごい可愛いよ。 」
嫌と言いながら、彼のものはどんどん熱くなる
「 っ、嫌…俺、不細工だから見たくなぃっ、…! 」
「 はっ、?
…どこが不細工なの? こんなに可愛い顔してんのに…。 」
彼は眉をひそめている
そんな顔でさえも愛おしくて仕方がない
「 佐久間、…俺も佐久間の顔見たいっ、…
ねぇ、見せてよ…、」
鏡越しに俺を見てそう言う
とても可愛い顔で、可愛い声で
だが俺は無視して、勢い良く彼の穴に自分のものを挿れた
「 っ、あ“っ…!? 」
彼の体は跳ねて、後ろをとても絞めた
「 ぁ“っ、くるしぃ…佐久間っ“…、 」
「 うん、…やっぱり可愛いよ、阿部ちゃん…」
鏡に映る阿部ちゃんは、美しくて可愛くて、
天使のようだった
「 かわいぃ、…阿部ちゃん…
俺の阿部ちゃん、可愛いよ…大好き。」
「 ぁん“っ、…ん…、… 」
彼は顔をしかめながらも、後ろは答えるように絞めてくる
「 阿部ちゃん、ちゃんと見て。
俺の大好きな、可愛い阿部ちゃんを。 」
「 んっ、ぁ…ふっ“…、 」
目を鏡へと向けてまた顔を赤くしている彼
そんな彼が可愛くて、俺の腰は速まっていく
「 ぁ“っ、ぁん“っ、佐久間…はやぃ“っ、」
「 阿部ちゃんが可愛くって…、ちゅ、 」
彼の首にキスをする
その度に体が跳ねて、後ろが絞まる
彼の体が答えてくれる
「 阿部ちゃん、… 」
「 さっ、佐久間っ…いきそぅ“っ、ぁ… 」
「 うん、俺もっ…、 」
俺が彼の耳を噛む
「 はっ“、ぁん“っ…、 」
彼は果てた
同時に後ろが絞まり、搾り取られるように俺も果てた
「 ぁ、…佐久間…、 」
抜くと、白濁液が彼の足へと流れた
それを見て俺は正気を取り戻した
「 っ、ぁ…ごめん、中出したら…阿部ちゃんがしんどいの分かってたのに、ごめん…、 」
俺が固まっていると、阿部ちゃんはこちらを向き、キスをした
「 …、…次は…佐久間の顔も見せて、 」
「 ぇ、… 」
「 … 」
俺の首に手を回し、ジャンプをして
俺に抱えられた彼
俺の耳元で囁いた
「 …早く、寝室連れてって…抱いて、」
俺は制御が効かなかった
「 …阿部ちゃん、泣いても知らないよ、 」
「 …うん、泣いてもやめないで、 」
_END
コメント
2件
みぅです🤍🥀 第3話、読み終わりました…。 佐久間くんの心の脆さと、それを包み込む阿部ちゃんの深すぎる愛がすごく刺さりました。エゴサで傷ついて、自分を責めて「死んだらいい」って思うシーン、苦しかったけど、そこで阿部ちゃんが何も言わずにそばにいてくれたのが本当に尊くて…。 最後の「泣いてもやめないで」の阿部ちゃん、めちゃくちゃ印象的でした。お互いを必要としてるのが伝わってきて、もっと読みたくなりました。続き、待ってますね🌙