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宇宙の君(そらのきみ)

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宇宙の君(そらのきみ)

2 - 宇宙への導き(そらへのみちびき)

♥

103

2024年05月01日

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『おらふくん…?』

〈えっ…あっ…だっ…どちら様ですか⁉︎〉

しどろもどろになりながら答える。この男の子は身長が低く、パーカーを羽織ってフードを被っている。その為よく顔が見えない。

男の子が口を開く。

『俺の名前はーーと言いたいところだけれど、ここではできないんだ。ついてきて!』

知らない少年のついていくのは怖いが、名前を知っているあたり、知人かもしれない。

逆に知人なら関西に戻される。それだけは、嫌だ。


新宿のビルやマンションなどの裏の細い路地裏につく。

男の子はフードを取り、元気にはねた髪の毛がちょこっと飛び出す。そして彼は口を開く。

『俺はおんりー。簡単に言ってしまえば、この世界の神だよ。』

せかいのかみ、と一回発音し、やっと意味を飲み込む。それと同時に、すっとんきょうな声が出る。

〈か、かっ…神⁉︎〉

『しっ‼︎声が大きいよ』

〈ぁ、ごめん…〉

『まぁ初めてならそんな反応だよな…』

そう言って話を続ける。

『正確にいうと宇宙そらの神。』

〈そらって、あの青い空の事なん?〉

東京の晴れた空を指差す。

『いや、宇宙と書いてそらって読むんだよ。何かを司る者は皆宇宙そらって呼んでると思う。』

〈というか、何で僕の名前知ってるん?〉

『え、何でって、君が迷ってそうだったから。』

よくわからない。迷ってそうなら名前がわかるのか。

『俺は宇宙を司る役目もあるけれど、迷っている人を星で導く役目でもあるんだよ。』

何それ、かっこええやん。

『だから、君が東京に来ている間、精一杯、迷子の君の進むべき道を導けるように頑張るから、よろしく。』

そう言って、僕の初の東京での進むべき道を探す旅が始まったーー


こーいうの好きです。

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私もこーゆーのめっちゃ好きです

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僕もこーゆーの大好きです

ユーザー

私もこーゆーの大好きです

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