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mtor
li × rs
23日目
―――
rs 視点
「 いや〜カフェ席空いてなかったな… 」
「 だから予約しよって言ったのに〜 笑 」
「 それはすまん 笑 」
久しぶりにデートしよう、と言う俺の願いでカフェに行ったが、休日なのもあって席が埋まっていた。
じゃあその辺ぶらぶらしようと店を出た時だった。
「 あっ、らいと危ない 」
信号が赤になろうとしていたかららいとの手をぐいっと引っ張る。わっ、と声を出したらいとはこっちを向く。
「 うわまじありがと 」
「 危ないから信号くらい確認しろ笑 」
「 がちロゼとデートとか久しぶりすぎて浮かれてたわ…ごめんな? 」
不意にそんなことを言われ胸がドキッとする。らいとってこういう所あるから、ずるい。
「 まあ、別にいいけど…… 」
ないとは思うが、もうらいとが飛び出さないように手をぎゅっと握る。いや、ただ俺が手繋ぎたいだけかもしんないけど。
「 ロゼどこ行きたい? 」
「 えー?特にないかもな 」
「 俺もなんやけど笑 」
そんな他愛もない会話を繰り返した。この時間が、俺にとっては幸せだった。らいとと手を繋いで、くだらない話をするだけで。
「 あ、信号青になったよ、行こ 」
「 おん、行こ行こ 」
もういいかな、と思って手を離そうとする。と、らいとは強く握って俺の手を離さなかった。
「 え?なにらいと 」
「 離さんといて? 」
「 いやいやいや…もう飛び出すとことかないでしょ!? 」
俺がそういうと、らいとは少し口ごもりながら「そうじゃなくて、俺がロゼとまだくっついてたいだけ」と微笑んで言ってきた。
「 ……! 」
「 ダメ? 」
「 ……っ、いい、に決まってる…… 」
顔が熱い。らいとってこんなに積極的だったっけ?俺の胸は異常なほど脈打っている。
「 ロゼ顔赤くなっとーよ? 」
「 うるさいな……、 」
「 はは笑 かわい、 」
そんなこと言ってくるらいとが好きだ。どうしようもないくらいに。
らいとの手を握り返すと、らいとは一瞬目を見開いて、少しだけ頬を赤くした。
……なんだよ、らいとも照れてんじゃん。
「 …じゃあ、今日はずっとこのままね? 」
俺はわがままを放つ。らいとは即答で「もちろん、離さんけん」と優しく返してくれた。
「 ふふ、らいと好き 」
「 俺は愛してるけどなー? 」
「 じゃあ俺も愛してるし…! 」
どっちの方が愛してるし、という言い合いも楽しくて。
俺は、らいとが好きだよ。
らいとじゃなきゃ、ダメかもしれない。……そんな恥ずかしいこと、言えないけど。
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コメント
2件
がち好きです … 💝💧