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mtor
li × so
24日目
―――
li 視点
俺がソファでスマホをいじっていた時、肩に重い何かが乗ったような気がした。
「 しおん? 」
「 ん……ぁ、え俺寝てた、? 」
「 めちゃくちゃな 」
「 眠いんならベッド行けよ 」
んー…と、心音は渋っていた。何をそんなに悩む必要があるん?俺には心底不思議だった。
「 ……ここがいい 」
俺の肩に頭を埋めて、幸せを噛み締めるように言う。
目が合った時にぱっと見た心音の顔は、目が細くて、でも表情は緩んでいて、とにかくかわいかった。
「 あっそ… 」
冷たく返したつもりだったが、笑みが漏れていたかもしれない。
「 ここやったら安心して寝れそう? 」
「 すぐ寝れそうだよ 」
俺の腕をぎゅっと握って、体を俺に支えてもらっている心音は、すごくじゃ足りないくらい愛おしくて、仕方がなかった。
「 そっか 」
ちゅ、と髪の毛にキスを落とすと、心音はへっ?と間抜けな声を出して驚いていた。
「 急すぎるだろ… 」
「 不意打ちは嫌やった?笑 」
「 いや…… 」
返答はわかっていた。いやに続く「じゃない」が返ってくる。絶対。
「 じゃないけどさぁ…、!? 」
ほら、やっぱりな。
「 ふふ、笑 」
自然と笑みが零れていた。
「 なんで笑ってんだよ…… 」
「 ごめんな?笑しおんがかわいくてつい、笑 」
「 うるさ… 」
こういう所が、かわいいんよな。いちいち言葉に出して説明しようと思ったが心音が爆発してしまう可能性があったからやめておいた。
そして、最後に。
「 おやすみ、しおん。俺の肩でゆっくり眠れよ? 」
「 ……うん、おやすみ 」
おやすみと、心音に言った。そのあと心音は安心して目を瞑った。
「 …… 」
俺はスマホを片手に持って、心音の頭をずっと見つめていた。さっきまで起きていたくせに、もう寝息を立てている。ほんと、無防備すぎやろ。
「 こんなかわいい姿、俺だけに、よな……? 」
少し不安の混じった言葉を心音に向けて呟いたが、本人に届いているかはわからないけど。
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コメント
2件
描き方がち好きです!!!!😿