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「照…あの、俺…照の事…ずっと前から好きでした！」
深澤からの告白を経て、付き合い出した俺達…
俺の方は、その熱意に押される形で付き合い始め…
そのまま流され続いている
売れない時代から、ずっと一緒に切磋琢磨して来た大切なメンバーで
やっと一緒にデビューして、笑い合って行けたら良いなと思っていた矢先の突然の告白…
大切な仲間を傷つけたくないという想いから…
きっとその内、一緒に居れば…いずれ自分も深澤の事を好きになっていくのだろうと
その時の俺は、安易な考えを持っていた…
◇◆◇◆
けれど、どれだけ時間か経とうとも
深澤との関係は、以前とほとんど変わりが無い
身体を繋げた事など、まだ一度も無いし…
軽いキスをした事はあったものの、そこから何の進展も無く
恋人として、俺の方から触れる事も皆無だった…
一緒に遊んだり、食事をしたりする事はとても楽しくて
けれど、恋人のソレとはどこか違うという事には薄々気付いていた…
それでも俺は、それを切り出す事が出来ず
それに気付いた深澤に
「これ以上、照に無理をして欲しくない…」
そう言われるまで、ずるずるとこの曖昧な関係を続けていたのだった
コメント
2件
触れるの皆無、はきついな…
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