「すみません…」
そう突然俺は後ろから声をかけられた。
「はい?どうかしましたか?」
俺がそう言うとそいつはビクつきながらもこうはっきりといった。
「性欲…溜まってません?もし溜まっていて俺でいーのなら発散させてあげますよ…♡? 」
…何を急に言い出すんだこいつは。性欲?発散?本当に状況が理解できない。
そうしているとそいつがこういった。
「あっもしかして童貞ですか?そうですかぁ勇気ないですもんねぇ♡何がとは言いませんが見るからに雑魚そうですもんねぇ♡恥ずかしいんですね♡
あっすみません。地雷踏んじゃったかなぁ?じゃあ俺は誰か違う人に声掛けますねぇ♡ 」
言ってくれんじゃないか
「着いてこいよ。分からしてやる」
「待ってましたァ♡♡ 」
「ここですかぁ?」
案内されたのは綺麗な一軒家。新築かな?
…まさか家に案内されるなんて。そこら辺にある安っぽいホテルに連れていかれると思ったのに。
「家の方が近かったし。別にいいだろ?」
「もちろん♡ 」
本当は俺も体なんか売りたくない。知らない人に触られたくない。でも売らないと。こうでもしないと誰も俺を見てくれない。見つけてくれない。それは悲しいから。俺には耐えられないから俺は今日もそうやって俺はここにいるよーってアピールする。みっともないなぁ。
「上がれよ。」
「お邪魔しまーす」
意外と綺麗。意外って言ったら失礼だけど。てか名前知らないし、年齢もわかんないなぁ。
「お前何歳?名前は? 」
まさかそっちから聞いて来るとは…
「えっとね。おにーさんから言ってくんない?」
「なんでだよ…別いーけど。
25歳で名前が滉斗。 」
「いい名前だねぇ。俺はね15歳で名前が葵。よろしくねぇ♡ 」
「餓鬼じゃねえか…まぁいい。そこ座れよ。茶出してくる」
「えっいーの?お茶くれるの?やったぁ」
初めてだ。こんなにも優しいのは。今までのヤツらだったらすぐにベット行きだったのに。久しぶりにあたりひけたかなぁ。
「お前家は?親は?」
「ん?あー…父子家庭でね。でも父さん何ヶ月か前から帰ってこなくなっちゃって…家は追い出されたの」
何を言ってるんだろう俺は。初対面のやつに言っていいことじゃないだろう
「そうか…聞いて悪かった。…帰るとこないのか?」
「まぁそうだね。」
「うちくるか?」
…え?馬鹿なのこの人。さっき会ったばっかだよ?なんなら誘ったよ?そんなやつ家に置いてていーの?
…でもできる事ならそうして欲しいなぁ。もうやだよ。知らない人に体売るの。触られるの。
「お願いします… 」
無意識のうちに俺はそう言っていたらしい冗談だったらどうしよう。笑われたらどうしよう。そう考えていると貴方は優しい声で俺にこういってくれた。
「そうしろ。もうあんなことはするなよ。危なっかしい。今日からお前は俺の弟だ。遠慮せずなんでも言えよ。できることならなんでもやってやる」
優しいなぁ。そんなこと言われたら泣きそうになっちゃうじゃん…笑
「今日からよろしくな?葵? 」
「こちらこそ!滉斗おにーちゃん!」
そういうと貴方はびっくりして。そしてまた優しい笑顔でハグをしてくれた。
あぁ暖かい。ずっとことままがいい。
「 やっと手に入れた…♡♡」
全部全部俺が仕組んだ事だったんだよ?まんまと騙されちゃったねぇ…♡
葵…♡
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