今日は何やら少しかしこまった様子で青井に呼び出された。勉強会をするらしい。
「なんで今勉強?仕事の時にしようぜ。」
「これは仕事とは関係無いからな。えっとなつぼ浦、これから教える事は俺達が恋人として付き合ってく上で物凄く大切な事なんだ。」
性教育の勉強のお時間だ。予想通りつぼ浦はてんで分かっていなかった。最初は頭にハテナを浮かべていたが、具体的な行為の話になるにつれ目をパチクリさせながら不思議そうに、照れくさそうに聞いていた。
「…どう?分かった?」
「おぉ、たぶん…?」
「えーそれでな、正直に話すと嫌じゃなければ俺は今日にでもしたい。つぼ浦と愛し合いたい。お前が嫌じゃなければな。」
ここで変に照れてしまっては漢が廃ると、実に堂々と胸を張って誘った。
「これ全部今日やんのか?」
「いやそんな事は無いよ。少しづつ進めていこう。つぼ浦のペースに合わせて、ゆっくりな。」
「お、おぉ?まぁやってみねぇと分かんねぇもんな…」
「じゃあまずは風呂だ。先入って来い。」
「わ、分かった、行ってくるぜ。」
「うーん本当に大丈夫か、あいつ絶対分かってないだろ…まぁ習うより慣れろって事で…いやでも可哀想かな…でもこれ以上どうやって分かりやすく説明しろってんだ…」
罪悪感と葛藤したが、決意を固めた。つぼ浦が嫌だと言ったらすぐにやめよう。
「おいで。キスしようか。」
なんとなく変な雰囲気だが、ハグとキスはあの日から何回もしたし大丈夫だ。だけど今日はいつもとは違う、やけに長くねっとりとしたキスだった。
「口あけて…舌入れるね。」
ぬるりと舌が入ってくる初めての感触に驚き引いてしまったが、すぐに追いかけてくる。口内をぬちぬち動き回り舐め回され甘い吐息が漏れる。
「ふ……んぅ…ん…♡」
「舌絡めてみようか。できそう?」
全身がふわふわする不思議な感覚に襲われながら必死に舌を追いかけて、絡めて。くちゅくちゅと音が響く。
「…はぁっ…んっ……♡…ん、上手。辛いか?鼻で息してな?」
「はぁっはぁっ…あおせ…なんっか、へんに…♡」
「大丈夫、気持ち良いんだよ。それが自然な感覚。それとも嫌だ?」
「や、じゃない…」
目にうっすら涙を浮かべ額には汗が滲んでいる。戸惑いと快楽が混ざった表情が興奮を誘う。
「はぁエロ…いつもみたいに素直に教えてな?気持ち良い事、好きな事、して欲しい事。逆に痛い事、嫌な事、やめて欲しい事も。つぼ浦にいっぱい気持ち良くなってほしいから。」
「んぅっ♡あおせっそんなっ…とこ…♡」
「もっと気持ち良くなれるから。辛かったら言ってな。」
熱を帯びたモノに触れるとビクンッと身体が跳ねた。根元から先端までを優しく撫でて、ゆっくり先端を指の腹で撫でる。小さく震えながら声が段々大きくなっていく。
「ぅあっ…はっ…んぅっまっ…てっはっ♡」
「ふふ、かわい。どこが好き?…最初は分かんないか。」
そっと握って扱くと青井の服をギュッと握りながら耐えている。
「うぁっ…それだっ…あおせっなんかっ…あっぅっ♡」
「大丈夫、そのまま気持ち良い事だけ考えて。」
「はっ…うっ…うぁっあっ…んっ…♡」
「イきそうか、我慢しなくて良いからな。」
「んぅっ…はっ…なんかっくるっ…あっ…んゔぁっ♡」
身体を仰け反らせながら勢い良く飛び出た精液が青井の腹にかかった。
「はぁっはぁっ…はぁっ…なんだこれ…あおせっごめ…はぁっ」
「呼吸落ち着かせて。水飲むか?」
腕の中で荒く息をするつぼ浦を抱き締め、背中を擦る。つぼ浦は冷静になってくると、青井にめいいっぱい甘やかされている状況に照れくさくなってきた。
「頑張ったな。身体大丈夫か?…初めてだっただろ、どうだった?」
「…なんつぅか……なんにも分かんねぇ…」
「分かんないかwそれもそうか。でも嫌じゃないなら良かったよ。」
軽いキスをして暫く抱き合っているといつの間にかスゥスゥと寝息が聞こえてきた。
「疲れたよな。…風呂は明日でいいか。」
コメント
2件
めちゃ良いです、、!!!!