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Wolfへようこそ海月

俺は、派手髪の青年に助けられた。暗闇に引き戻された時また一点の光が俺を助けたんだ。

龍崎ナイト

青年は、己の名前をそう言った

「ここが君の部屋ね着替えたらリビングにおいで」

「服無い」

「体格的に青春(はる)の服貸すからね?」

「わかった……」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈数時間前

俺は、龍崎ナイト(?)について行き家族となったらしい。俺は、家に入る前に呆然としたなんせ家の外見は、おとぎ話にしか出てこないような森の中の宮殿のような建物だった。ドアの前には、普通の人間よりもでかい狛犬が胸を張って座っていた。

[チームである印を]

そう言い威嚇を見せた。

(こんなことあるのか)

俺が狛犬を見上げていると龍崎は、

「Wolf🐺」

龍崎は、Wolfと言い手袋に着いている宝石を狛犬に見せた、そうすると狛犬は、龍崎の足元に頭を下ろし

[お帰りなさいませ団長]

そう言った。

[そちらの子供は]

「新しいメンバーだよ君達は、働きすぎ休みなさい」

[ですが最近休ませてもらったばっかりです]

「言ってるはずだよ一日に休憩は、1度でもいいから挟みなさいと」

[…御意]

「うん良い子だね」

(半強制だな…)

「甘やかしてもいいのか?」

組織をまとめるに至ってこんなにも甘やかしてもいいものなのか俺は、気になった。

「厳しく定めてそのレーンの上の通りに従わせるといつかは、爆発する誰だってストレスや不満は、たまるものだよそのストレスと不満をどう解消させるのか考えるのが俺の役目だよ」

「だが甘やかし過ぎても調子に乗る」

龍崎の言うことは、正しいものだだがその”甘え”がチームを壊す原因にならないのか

「調子に乗ってもいいんだよ」

「は……?」

「調子に乗ってもいい気楽に楽しくそれこそ本当の家族のように愛して愛される関係でいいと思うなチームって言う四角の囲いに囚われるより家族って言う囲いの中だと思った方がいいよ」

この男は、お人好し過ぎないか?自分の囲いに従わせるのでは、なくメンバー一人一人の囲いに従わせチームを作るって事だろ?それでは、いつか崩壊するぞ

「……」

「お人好しの派手髪だなぁ〜って?」

「ッ…派手髪までは、思ってない」

「お人好しだよでもそれでいいの自分らしく生きて周りを観察してその子の特徴に合わせてそれが俺の幸せ」

「幸せ……?」

「うん幸せ」

龍崎は、俺に笑いながら”幸せ”そう言った。幸せってそれが普通なのか?

「幸せは、人それぞれだよ」

「その幸せが俺には、分からない」

「なら見つけようよ」

「どうやって」

「そりゃぁ俺達と笑って怒って泣いて日常の中に海月の幸せが見つかるかもよ」

(本当お人好しな、変人だな)

俺は、龍崎にそこまでお人好しな所は、どこから来たのか知りたくなった、『幸せ』……俺にも見つけきれるのか分からない

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