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その時   君なら   何をする?

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その時 君なら 何をする?

5 - 第5話 新たな出会い(3)

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2023年03月23日

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「僕は、シカリアスが出る前の日海にいました。」そして僕はゆっくりと話し出す。

「その日は、風が心地よくて、夕日が綺麗で、そこにいるだけで幸せな、そんな気分でした。」

「その帰り道、ある紙を拾いました。」

「紙?」

「古びた、宝地図みたいな奴です。」

「朝起きるたらその紙は消えていて、歯形のようなものだけが残っていました。おそらく、愛犬のはうが食べたのかなと思い、家を後にすると、シカリアスに遭遇しました。今思えばあれは、宝の地図何かみたいな生ぬるいものではなくて、転送術式だった気がします。僕が地図だと思っていたのは、古代で使われたという魔法の術式に見えたんです。」

「確証はあるのかい?」

「いえ、何もないです。ただアニメで見るような見た目だった気がします。」

「なら、地図何かと見間違えるかい?」

「その日は辺りが暗くて、海の近くですし、それにほら、田舎ですし。」

「なるほど。」正直、突拍子もないことを言ってるのは、僕もわかっていた。でも、もしこれが本当なら僕が家族を殺したことになる。

ガタ

話が終わった、静寂のタイミングでなるもの音に僕らは瞬時に武器を構えた。

「待って、そんなつもりじゃ無いんだ。僕だって聴くつもりはなかったんだ。」そこから出てきたのは、幼い子供だった。

「この子が君を殴った子だよ。」直人の発言に戸惑う僕を無視して直人は続けた。

「ねぇ、ケント。」

「何?直人。」

「君ってもしや二重人格なの?」直人の発言と俺を気絶させるほどの力量の持ち主を前に、僕は戸惑いつつこう返した。

「よくわかったね。」と…

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