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リクエスの隊晴




















隊「 先生がそんなの吸ったら駄目でしょ」


晴「 … 隊長さん?」



ひょい 、と晴明くんが手に持っている一本の煙草を奪い取った 。人が誰一人も来なさそうな場所でちゃんと吸ってるなぁ 、あっ 、ここだと人じゃなくて妖怪か 。



晴「 そこんとこは大丈夫ですよ!ちゃんとバレないようにしてるので!!」


隊「 ……… う ー ん 、そう言う事じゃ 、、まァ 、うん 、そこは偉いけど」


隊「 言い方が悪かったかな?」


隊「 君の生徒や友達が驚くよ 、いいの?」


晴「 ……… 」



コレで伝わった筈だ 。目を見開いてから 、きょとんっとした顔で見つめられる。えっ 、伝わってない?仮にも君 、国語教師でしょ!!それに僕 、コレでも何年かは教師やってたンだけどなぁ … 



晴「 そんな心配してたンですか?」


隊「 え?」


晴「 安心して下さい 、セーラーで解消出来ない ストレスを解消する時にしか吸わないので」



晴明くんにはストレスのスの字もないかと思ってたけど 、、ちゃんとストレスは抱えてるンだ … そこはストレスを持っているのかも感じさせない晴明と似てるンだね 、晴明くんは 。



晴「 僕は晴明さんと似てますか?」


隊「 姿は似てるけど 、性格が違うね」



事実 、彼は死んだンだ 。この目で確りと見た 。



晴「 でも 、学園長も 、貴方もそう自分に言い聞かせてる癖に晴明さんと僕を重ねてみてるでしょ?」


晴「 そう言うのは 、セーラーで解消したくないンですよ」


隊「 … 晴明くん 、、僕達は 、」


晴「 あっ 、怒ってはいませんよ!!そこんとこは誤解しないで下さいね!!?」


隊「 分かってるよ 、だけど …… 」


晴「 生徒の皆も 、凜太郎くん達も 、心配するのは分かってます 。けど 、こうじゃないと駄目なんです」


晴「 皆には内緒にして下さいね」



そう言って 、また一本 。晴明くんは 、箱から煙草を取り出し 、口に先端を含む 。

また奪い取らないのかと言われたが 、あんな決意を見せられたら止めることは出来ない 。それに自分の寿命を削ってまで吸い続けることに喜びを感じてしまった 。



隊「 でも 、駄目だよ 。先生が吸っちゃ」


隊「 それに僕は悪党だよ?約束なんて守る筈ないよね ー ?」


晴「 え?まさかッ!」



晴明くんが捕まえようとしてたから 、1歩後ろに下がる

さぁて 、晴明くんが煙草を吸っていたことを広めに行きますか!



隊「 晴明くんがイケないことしてるのを報告するなンて僕ッてば 、やっさし ー !」


晴「 僕にとっては優しくないよッ!!で 、でも隊長さんの言うことは信用されない筈ッ!!!」


隊「 そうだけど 、酷くない?」


隊「 でもコレがあるから信用してくれると思うンだよね ー 、僕」



ポケットから取り出したのはさっき晴明くんが吸っていた煙草だ 。あの時奪ったのはこの時のためだったんだよね ー !


晴明くんの顔は青くなり 、焦り始めた 。晴明くんの持っている退魔の力を使う前にさっさと百鬼学園に向かおう 。今の僕は神様じゃなくて妖怪だからね




晴「 あッ!もう居ないッ!!!」


晴「 やばいやばいやばいッ!急いで隊長さんを止めなきゃっ!お財布も学校に置いて来ちゃったし!」




結局 、隊長に煙草を吸っていることをバラされた晴明は 、参組の生徒全員と凜太郎 、飯綱くん 、それ所か学園長にたかはし先生にまでこっ酷く叱られたらしい 。

学園長から煙草の禁止令が出たが 、それ所か昼休みや休み時間中は誰か一緒に行動することと全員から言われた 。





















妖怪学校の先生はじめました BL

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