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4 - 第4話飯綱17歳、初めてのお使い 前編

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2025年05月10日

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※このシリーズであの2人が登場します。果たしてどうなるのでしょう





ちゅんちゅん。小鳥の囀りとともに、道満の鼻に美味しそうな香りがしてきた

「ん…?」

「おはようございます、道満さん」

「飯綱…」

そこには、エプロン姿の飯綱が立っていた。よく見ると、部屋が綺麗に片付けられていた。そうだった。昨日、飯綱に頼んだのだった

「あ〜鮭の塩焼きでいいですか?」

「あぁ…」

味噌の匂いもする。今日の朝食は和食だろう

「なぁ、そんな量いらねぇから」

「朝しっかり食べないと駄目ですよ…?」

「うるせぇ…」

「…じゃあ、冷蔵庫に小腹が空いた時ように作って置いときますね」

「…ん」

自分と暮らしてきたとは思えない飯綱の家事力に、道満はただ舌を巻くだけである

「飯綱…」

「あ〜お酒ですか…?俺未成年なんですけど…」

大体のことを、飯綱は察してくれる。全くもって不本意だが、烏の気持ちもわかる気がする

「暗は…?」

「朝飯食ってます。ここに来る前に作ってきたので」

「…そうか」

暴力にまみれた世界に身を置いているが、こういう時間は大事だ。感性がいくら死んでようが、癒やされたい、休みたいという思想だけは捨てられないのだ

「シャワーとか、入ってきますか?」

「…先飯食う」

「わかりました」

やはり、今日の朝食は和食であった。メニューは、白米、鮭の塩焼き、ほうれん草のおひたし、そして味噌汁だ。だが、自分のところには、ひややっこがある

「昨日飲んだんじゃないんですか?」

「…ん」

「豆腐は二日酔いにいいそうですよ」

「そうか…」

部屋を片付けた時に酒瓶を見つけたのだろう。本当に、誰をみて生活すればここまで出来るようになるのだろうか。

「…最近、どうだ? 」

「特に…あ、烏さんが、」

「…」

「あ、すみません…」

朝一番聞きたくもない名前を聞いた。道満としては、烏よりも飯綱のことが気になっていたようだ

「あ〜…あ、3の段まで言えるようになりました」

「すげぇな」

「頑張りました」

得意気に顔を綻ばせる飯綱。2の段に文句(罵詈雑言)を言いまくっていた飯綱が懐かしい。こう思うと、子供の成長は早い

「お、うまそうなの食ってんなぁー…あっちゃん????」

「…失せろ」

「な〜んでそんな物騒なもんホイホイ出てくるわけ?」

道満の穏やかな朝は、烏の出現によって終わりを迎えた。道満は、ほぼノータイムで烏に銃を突きつけている

「烏さん…」

「飯綱〜?なによ?俺が悪い?」

銃を突きつけられているにも関わらず、堂々歩く烏。流れるような動きで飯綱を盾に取った

「いや…道満さんが朝弱いの知ってるでしょう…」

「ん〜飯綱いるから大丈夫だと思ったんだけどな〜」

そういって毎回この展開である

「ちっっ…離れろ、朱雀」

「え〜だって絶対あっちゃん飯綱いなくなった瞬間撃つじゃん」

事実、前々回キレた道満によって銃の乱射事件が起こり、暗や他の構成員を守ろうと前に出た飯綱は、運悪く流れ弾に当たった。烏…朱雀は顔面蒼白、道満からは表情という表情が消え失せ、今度は乱闘に陥り、構成員達の悲鳴が響いた。暗も指示を出していたが、他の構成員の悲鳴にかき消されてしまう。そんな中、飯綱の耳に悪魔の声が響いた

「あ〜悲鳴聞こえたからきたら…いいカンジだね〜秦中くん?」

「あ…」

この地獄のような光景には似合わない、頬を紅潮させ、恍惚とした表情を浮かべた、医者・たかはし明がそこにいた。余談だが、暗と飯綱の共通の敵である

「さあ、診察の時間だ…♡」

「ひっ…ま、待て…う、動ける、から…」

「駄目駄目ぇ…せっかく治療してあげるんだから…楽しんでよ…♡」

「や、マジで、勘弁…ぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

飯綱の悲鳴は、地獄と化したその場を収めるには十分過ぎるものであり、たかはしからのラインを未読スルーするようになるにもまた、十分すぎるものだった

「…」

思い出したのか、沈む飯綱

「…本当ごめんね 」

「いえ…とにかく乱射事件を起こさないって誓って下さい」

またあんな事になったらたまったもんじゃない。一週間残業したほうがまだマシである飯綱だった

「それは大丈夫!あの後仲直りより先にあっちゃんと誓ったから」

「…守る」

言葉通り、銃をしまう道満。ここまで嫌がっている事をやらせるのはかなり精神的なダメージが大きい

「飯綱」

「はい?」

急に空気を変えた道満は、メモを飯綱に渡した

「…これは」

「頼めるか」

「了解」

道満の私生活の管理は、実のところついでである。つまり、今日飯綱は休日、というわけではなく、仕事なのだ。給料も別途で出ている。普通に、ボスの命令であれば動くのだ



「で、いつまでいんだよ」

飯綱が任務に赴いた後、道満はまったりしていた。今日は、書類などもないので、ゆっくり出勤する予定なのだ。なので、雑誌を読んだり、競馬を見たりとしていた。だが、飯綱が去ってから30分経とうとしているにも関わらず、朱雀は道満の家にいる

「えーいーじゃん〜帰るのめんど〜」

「よくねぇ、失せろ」

「その言葉遣いでよく飯綱に敬語やらせようと思ったね」

「うるせー」

道満も、かなり口が悪い。朱雀は、道満との付き合いが長いので、特に気にしていないが、こいつよく他人に敬語とか正しい言葉遣いを〜なんて言っていたのが面白いのである

「…そう言えばさ、あっちゃん」

「あぁ?」

「振り仮名…ふった?」

「振り…仮名…!」

振り仮名の存在をすっかり忘れていた道満は、血の気が引いた

「…やばい」

そう。飯綱は、漢字が読めないのである








そして

「…どこだ、ここ」

メモと全く違う場所につき、1人佇んでいる飯綱がいた









ここから主の相談と雑談です

いや〜原作の方を読みましたが、学園長口悪かったんですね…あれかな?学園長が飯綱さん教師で雇ったのって元ヤン同族意識でもあったんでしょうかね。

で相談、なんですけど、実は結末全く決めてないんですよ…なので、決めてもらおうって事で。

この話は、前半後半で分かれる…と思う。もしかしたら中編も入るかも…で、この…「飯綱17歳、初めてのお使い」シリーズ内の♡の合計で決めるやつやろっかな〜って思ったんで

♡100未満  バッドエンド

♡150以上  ハッピーエンド

♡300以上(高望みすぎか?)       マ▪️▪︎▪️▪️物▪️書くかな…

主が作品の方向性を決めるためにも、数学の小テストで足し算引き算間違えないよう、


ご協力お願いします



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