夜。
翔太の好物を作りながら待っているとインターホンが鳴った。
もはやインターホンの音や翔太の足音までもが機嫌良さそうに聞こえてきた。
食事をして、『うわっ!』『うま!』『すげ!』を連発する翔太と少しスパークリングワインも飲んで、ほろ酔いで食器を片付け、紅茶を淹れた。
💙「でさ、話したい事ってなに」
❤️「それなんだけど」
ソファでぐにゃぐにゃ寝そべっていた翔太の横に半ば無理やり座ると、翔太もちょっと姿勢を正す。
❤️「単刀直入に言うね、俺、翔太が好きで」
💙「え」
❤️「翔太には、好きな人いるのかなって」
翔太が黙りこんで酔いが醒めた。
今すぐ逃げ出したいような気まずい沈黙の時間は、翔太の涼やかな声によって破られる。
💙「俺も、涼太が好きだよ」
❤️「…うそ」
💙「ここでウソ言うかよ」
❤️「ほんと?ほんとに?嬉しい」
都合よく酔った勢いのフリをして翔太を抱きしめると、翔太は抵抗するどころか自分からもしがみついてきた。
そっと離すともう顔が真っ赤だ。
その可愛さに、俺はもう一芝居うつ事に決めた。
❤️「キスしていい?」
💙「聞くなバカ、緊張する」
翔太の唇は薄いけど柔らかく、首に腕を回して俺の愛に一生懸命応えようとする。
まだ開こうとしない唇を舌でなぞると身体がびくっと跳ねた。
❤️「口開けて?」
💙「ん……」
白い肌がさっきより真っ赤になっている。歯切れ悪く頷く翔太にもう一度キス。上唇と下唇を順に吸った後、舌を入れる。
翔太の口内は一緒に飲んだスパークリングワインの香りがほんのりと残っている。
きっと俺も同じだと思いながら身体をそっと撫でると、翔太が声を漏らした。
💙「ん…ッ」
構わず撫でる。揺れ始めた腰の中心に手を降ろすと、そこはもう硬くなり始めていて俺も急激に興奮した。
唇を離すと翔太の目はもう蕩けている。
❤️「する?翔太」
💙「聞くなって…言ってんだろ」
そう言って俯く、たった今恋人になったばかりの可愛い幼馴染。
たった今なのにお互いの思いは合致していて、もうこれから一線を越えようとしている。
俺だけでなく、翔太もずっと待っていたんだとしたらいいなと自惚れながら抱き上げてシャワーに向かった。
コメント
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大好きなゆり組(๑♡∀♡๑) 嬉しすぎる(*˙˘˙*)❥❥
食後紅茶、が英国ロイヤル
わかった 舘がいちばんかわちい、この話🌹